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見出し画像は、倉敷意匠の救急箱です。ですが、中身は薬とか絆創膏、ではありません。
下手の横好きとは私のことで、上手でもないのにちょっとした家で使うものを手作りするのが好き。
それも、きっちりと採寸して仕上げなければならないようなDIYはとても無理で、そっちは相方任せ。
私が担当するのは主に布小物など。もちろんこれも採寸はきちんとしなくちゃいけないものではありますが、印通りにきれいに縫うなんて
芸当がほぼ出来ないので、縫い終わりの印が裏と表でずれている、な~んて言うのは常態化しております。
縫物をするのに必要な道具を入れるもの、と言えば裁縫箱。
結婚祝いにいただいた木製の裁縫箱をずっと使い続けて36年。
二段になっていて、上の浅いところに針山や糸切り鋏、糸、指ぬきなどを、下の深いところに裁ち鋏など入れていました。
でもずっと使いづらいと思っていたんです。
何が一番使いづらいか、と言うと、裁ち鋏の寸法より裁縫箱が少し小さくて、斜めにしながら上手に入れないとうまく収まらないところ。
そしてその鋏を取り出すときも、まず観音開きのようなふたを左右に開けたのち、上の浅い部分を取り出さないと鋏を出せないところ。
そんな状態だとつい、使うのが億劫になって、この数年、いや10数年かもしれないけれど、このところはクッキーの空き缶などを利用して
裁縫箱にしていました。件の裁ち鋏はもちろんそこにも入らないので、息子が小学校時代に使っていた裁縫道具の裁ち鋏を入れて。
それだとサイズが小さいので収まりますが、切れ味は格段に悪い。
そして今年の春。ふと思ったんです。
いくら結婚祝いにいただいた、とはいえ、こんなに使いづらいのだし、長い期間使ってきたし、なにより、ここのところ全くと言っていいほど
使ってないし!もう手放してもいいんじゃないのか?って。
そして今度は、裁ち鋏が使いやすいような大きさの裁縫箱にしたい!と強く思った私。
素材はやっぱり木、だよなぁ。ダルマスレッドの金属製のにも心惹かれたけれど。
そこで「裁縫箱」だけでなく、「道具箱」とか「木箱」とかでも検索して、写真の倉敷意匠のものと遊・中川の横長道具箱の二つに絞って更に検討。
いやこれ、本当に悩みに悩みました。今見返しても、横長道具箱もとてもステキだと思うし。
結局倉敷意匠の救急箱にしたのは、大きさがほどよいことと、値段も手ごろだったこと。
今、箱の中はこんな感じ。
裁ち鋏と一緒にピンキング鋏も並べていれてあります。
上の小さい箱の中にある黄色のピンクッションは、ほぼ同時に買い替えたもの。ミモザ柄に一目ぼれしました。手作りサイトCreemaで購入。
その上にある小さいピンクッションは、バイト先に出店していた、障がい者の方が作ったもので、ペットボトルのキャップを使っているとか。
裁ち鋏の手前に見えているこげ茶のもピンクッション。3つも要るのか?って言われたら何も言えませんが、これは東日本大震災のとき、
我が家で眠っていたハンドブレンダーを必要としていた被災者の方にもらっていただいたのですが、その後お礼に、と手作りのこれを
送ってくださったもの。その後交流などしていませんが、これを見るたび、お元気でいることを願わずにいられず、ずっと大切にしたいと
思うのです。
さて、裁縫箱は整った。だがまだほとんど何も作っていない!これ大問題です。
かろうじて作ったのは、と言えるかどうか定かではないけれど、老眼鏡を入れる簡単なケースをフェルトで作ったくらい。
暑いとねぇ、細かな作業はしたくなくて。
ミシンを使った縫物の計画はあって、すでに布も買ってあるんですが…来月かな(苦笑)。