年々母親に似てきたなと鏡を見る度に思います。
私は親が38歳のときの子で、今の同じ年代の人と違って子ども心にもよそのお母さんと比べて老けていると思っていました。そしてそんな母親の見た目が嫌で、授業参観などにも
「来なくていい」なんて言う可愛げのない娘でした。もちろん理由は言わなかったけど、多分気づいていたはず。
私は自分の子どもたちからそうした学校行事に来なくていいとは言われなかったけど、もし言われたとしても「親の権利だ!」と言っただろうな。
現在の自分は同年代の女性と比べると明らかに老けて見えると思っています。グレーヘアーだし、膝関節症のせいで脚はO脚。これってかなり老けて見える要因になるのだなと、写真
などで見る度に感じるけれど、そのことについて今うちの子どもたちはどう思っているのかな。老けたと思ってはいるでしょうけど、とりあえずそう言われたことはありません。
逆に相方は、昔は歳より老けて見られたけれど、今はすごく若々しくはないにしても私よりはましなんじゃないかな。
やせ型でお腹も出ていないし、シュッとまではいかないけれどスッとした、くらいのイメージはあるかも。髪の毛はかなり少ないものの、短いのでそこまで白髪は目立たないし。
よくよく見ればまつ毛や眉毛に白髪があるので、そのあたりがちょっと残念だけれど。
この前相方のまつ毛を見ていて、何かに似ているな~と思ったら、バーコードでした。ところどころに白が入っているところが激似。
その眉毛、男性は年齢とともに長くなりがちな気がします。相方など髪は少ないのに(二度目の指摘:笑)眉は伸びが顕著。しかも元々の眉の形が悪く全体の長さはあまりない。
平安貴族のような麿眉(という表現は正しくないと思うけど理解してね)でもないけれど、普通考える眉の長さの3分の2くらいなんです。今どきの男子なら書き足すだろうな。
見た目がそんなに老けていないはずの相方も、眉毛が長くなると一気に爺くさくなる。そして床屋へ行ったときに整えてもらうと、これまた一気に若返るので面白い。
一方私の方は若い頃あんなに濃くて困ったはずの眉毛が、いつの間にかめっきりまばらに。昔の写真を見ると、眉が黒々としていて悪目立ちするし、なんだかオバサンくさいんです。
その当時はカットして形を自分なりに整えて、眉尻は一度剃ったあと(抜くのは嫌い)全体の形が整うように書き足していました。それが今では全体に書き足さないと、すごく
ぼんやりとした顔になってしまうし、一層老けて見える気がする。
顔のパーツが控えめ過ぎてインパクトがないんですよ。その上ほぼ年中アレルギー性結膜炎で痒いので、目元にはアイシャドウもアイラインも一切しないから、眼力なんて無縁のもの。
だいたい化粧自体が面倒くさい。若い頃はあれこれいろいろと試したかったものだったのに、今ではBBクリームとアイブロウ、そして塗ると発色するリップクリームだけ。
コロナ禍でマスク生活だったから、化粧の必要性はより低下していました。
でもコロナが5類になって、人前でマスクを外すことも増えてきてふと気づいたのが、なんだか顔に元気がない、ということでした。
先ほども書いたとおり、インパクトのない顔がますますぼんやりとして見えたんです。なんか冴えないな、自分。
かと言って目元はやっぱり何も加えたくないし。と思うと残るところは口元。しまい込んでいた口紅を久しぶりに塗ってみました。年単位で久しぶりでしたが、塗ってみると、おっ、
少しは元気に見える、ような気が。
とは言え、口紅をつけるのはやっぱりどこかへ出かけるときくらいで、普段はリップクリームどまりのまま。お出かけのとき、自分に気合を入れる意味合いで口紅を使おうかなと
思っています。
若く見られたい気持ちはあるけれど、今の自分ではなかなか難しい。せめて元気に見えるようにはしていたい。たとえ体のあちこちが痛くても。
ちなみに化粧品は手近ですぐ手に入れられる安いものばかり。顔の肌を丈夫に産んでくれた母に感謝しています。面の皮厚いのよ。