先日、次姉が写真つきでLINEを送ってきました。
レースのテーブルクロス?の上に置かれていてわかりづらいことこの上ないのだけれど、Aラインのカットソー。簡単に言えばTシャツです。
文面には、買ってあまり着ていないんだけれど、着ない?とあります。
そしてブランドの名前を書いてきて、ここのだからものはしっかりしていると思う、とも。
柄もボタニカル柄で私の好みでもあるし(相方はこれを見て「牧野富太郎みたい」と言いました)、もし似合わなくても洗い替えにあってもいいだろう、と快諾。
翌日、レターパックライトで送られてきました。日本郵便は配達が遅くてイラッとすることも多くなりましたが、レターパックなどは翌日配達なのはいいですね。
早速開封して試着。うん、なかなかいいんじゃない?と早速お礼をLINEで伝えて。
ここでふと気になる、このカットソーのお値段。
次姉は私と違って若い頃からおしゃれだったし、今でも高そうなもの、いやきっと高いものを身に着けているはず。
いったいいくらくらいするんだろう?とタグについていた「マッキントッシュロンドン」で検索してみると、えっ?
私が見たのはオンラインショップのそれでしたが、セール商品のカットソー、Tシャツで最低価格でも7千円台。
セールでない通常価格だと2万を超すものがあって、絶句状態がしばらく続いてしまいました。
姉がこのカットソーを通常価格で買ったか、それともセールだったか知りませんが、たかがTシャツごときにこんな金額は出せないなぁ、私には。
それに私が着ても、そんな高いものとは絶対に思われない自信がある・・・って、ちょっと悲しいものがあるけれど。
そんなお高いものだとわかると、とても普段着には出来ない貧乏性(苦笑)。それを娘に伝えると、
「服を買いに行くときに着る服、にすればいいんじゃない?デパートなんかで服を探すときの」とひと言。
う~ん、確かにね。
近所で普段着を買うときは気にならないけれど、ちょっといいものを買いに街まで出かけるとき、気になるのがその日の服装・・・だったりするんですよね。特に「きちんと感」の
ない服ばかりの私にとっては。
一応ちょっとよそ行き用と、いわゆるワンマイルウェアというか、自転車で動き回れる範囲に出かけるとき用のものとで一軍二軍に分けてはいます。他人様から見ても多分違いは
わからないと思うけれど。
ブランド品を身に着けると、それだけでなんとなく安心感は得られるような気はします。
でもそれはおしゃれの本質ではないような気がするのは、貧乏人のひがみかな。
このカットソーを着て出かけるときだけではなく、何を着ていても中身の私自身が少しでもよく見えるように、姿勢とか所作、そして言葉使いなどに気配りしなくちゃね。
追記
子ども時代はいつも、次姉のおさがりを着せられていて、それがとても嫌でしたね。新品の服が着たいなと常に思っていました。
それから半世紀。
今は、それが気にいったものなら、おさがりでも大歓迎。
でも、リサイクルショップなどで買うのは嫌ですね。中古で買うのは本かCDくらいで、身に着けるものはNG。知り合いからもらうのならOKかな。
少し前、若い人たちが洋服をアップサイクルして長く着る、という話をテレビで見ました。
資源回収された衣服が、外国の砂漠に大量に捨てられている現状を知って、とのこと。
若い人たちのほうが、環境問題に対する意識が高いなと考えさせられました。
私はそんなふうにアップサイクルは多分出来ないと思うけれど、買うときによく考えて、そしてよいものを長く着る。そういう意識は常に持っていたいと思います。