最初から宣言いたしますが、私はまったくおしゃれじゃありません。
おしゃれな人間じゃないけれど、それゆえおしゃれなひとに憧れるし、出来れば自分もそうありたいとは思います。現実はなかなか厳しいですが。
この前も2週続けて、スタイリストの大草直子さんを取り上げた番組を観ましたが、おしゃれといい仕事ぶりといい、もう感嘆するしかありませんでした。
彼女はどちらかというと「男前」な女性だと思うけれど、女性らしさも大切にしているところがいいですよね。
先日友人と出かけたときに、久しぶりにデパートの服売り場を一巡りしました。自分ひとりだったらまずそんなところは歩きません。エスカレーターの
昇り降りのときに横目でちらっと見るくらいで。
きっかけは、私が友人の着ていたコートを褒めたついでに、軽いコートかジャケットが欲しい、なんてことを話したこと。
私は今のシーズン、どこへ行くにもユニクロのウルトラライトダウンを着ています。
もう少し丈の長い、ダウンがたっぷり入ったものも持っているんですが、街中は暖房も効いていて、ライトダウンでも暑くなるくらいなので、最近は
ほとんど袖を通していません。
でもねぇ、この前ふと気づいたんですよ。
電車の中なので見かける人たちのうち、ダウンを着ている人の割合が以前より減っているような気がしたんです。特に、私より若い世代。
ダウンの軽さや温かさのありがたみは充分感じているけれど、急にちょっと違うものを着てみたい、そんな気分がふつふつと湧き上がるというほど
強いものではないけれど、まぁほわ~んと湧いてきたわけです。
何年振りかで訪れたデパートの服売り場は、バーゲン開始当初はきっとすごかったのでしょうけど(バーゲンに出かけないので想像の世界)、その日は
さほどでもなく、冬物もかなり少なくなって、春物が半分近くを占めていました。
さて服選びのポイントとしては、軽さ、デザイン、お手入れが楽、そしてそれらに勝るとも劣らないのがお値段。
試しにバーゲンになっているもののお値段を確認したら、「半額」で33000円、とか、それ以上、とか。
・・・・・・年金生活が目前の私にとって、この値段はかなり厳しいものが・・・・・・
金額自体もそうなんだけれど、その服に見合った金額か、とか、これだけ払って見合うだけの回数着る機会があるか、とか。いろいろなことを考えてしまう。
その日、去年の持越し品なのか、ちょっと春先でも大丈夫そうなものがあって、心が動いたんですが、それも33000円。税込36300円也使って、元が取れるほど
着てどこかへ出かけるか、と問われたら答えは否。
かと言ってデイリーユースするにはあまりにもお高いじゃありませんか。少なくとも私はそう。
もや~っとした気持ちを抱いたまま何も買わなかったのだけれど、ここでふと、我が家にも全く元が取れていない服の存在を思い出しました。
その一着が、これ。
私のじゃあありません。義母のものです。
30年ちょっと前に購入したもので、黒に限りなく近いミッドナイトブルー。
素材がすごくいいんです。カシミア100%で裏地もキュプラ。
私も2度ほど借りたことがあります。確かお通夜とか告別式のときだったかと・・・
でもおそらく、義母と私、ふたりが着用した回数を足しても十指に余るのではないか、というくらい着ていません。もったいない話でしょ?
これ、リフォームしたら着られるようにならないかな・・・?
とふと思ってはおってみたものの、バブリーな時代のデザインゆえか、11号だというのにすごく大きい!しかもやっぱり肩が強調されるんですね。
この写真だとわかりにくいかもしれませんけど。
丈を短くして肩パッドを外してあちこちいじったとして、どれだけ費用がかかるのか。そして、嫌というほど着るか。
諦めました(苦笑)。
もう少し薄手の春コートが出回って、かつお値段が下がったらまた探してみようかなと思います。頭の中では、こんなのが欲しい!という具体的な
デザインがだいたい出来ていますので、熱望していると出会えるかも?
感じのよいコートやジャケットを探す前に、まずこの緩んだ体をもっと引き締めなくては!と思ったのが、昨日娘宅で孫と一緒にいるところを撮った写真。
ソファで斜めに腰かけた無防備な状態で写されたものですが、まるで布袋様か大黒様か???と思うほどでっぷりとしたお腹!しかも三段構え!!!
私の骨格は肋骨が丸く、正面から見たときより、斜めや横から見たときの方がより太く見えるんです・・・こういうの見ると、本当にっ!がっかりします・・・