ポルトガル満腹レシピ

ポルトガルのリスボン・・・の郊外にホームステイ。教えてもらったポルトガルの家庭料理を紹介。

コジード・ア・ポルトゥゲーザ(ポルトガル風煮込み)

2011年06月20日 | レシピ
Cozido a Portuguesa (コジード・ア・ポルトゥゲーザ)

「コジード」は「(水と塩で)ゆでた」という意味。「ア・ポルトゥゲーザ」は「ポルトガル風」。(“a”にはアクセント記号がつきます)
国名を冠した料理ですよ、これぞポルトガル!って感じ??

材料:10人分?
Frango(フランゴ)= 鶏肉(若鶏)一羽分?
Proco(ポルコ)= 豚肉(豚足、耳、ほほ肉)1.5kg分くらい?
Sal(サル)= 塩 (粗塩) 適宜

Couve portuguesa(コーヴ・ポルトゲーザ)=ポルトガルキャベツ(ケール?) 葉を数枚
Couve-lombarda(コーヴ・ロンバルダ)=ちりめんキャベツ 2個
Cenoura(セノーラ)= にんじん 1本半
Nabo(ナボ)= カブ 2個
Batata(バタタ)= ジャガイモ 7個

Morcela(モルセーラ)= 血の腸詰 1本
Farinheira(ファリニェイラ)= 小麦粉の腸詰 1本
Chouriso(ショリッソ)= 腸詰 1本


Cebola(セボーラ)=玉ねぎ 1個


まずは下ごしらえ。

①鶏肉(皮・骨付きのままぶつ切り)、豚肉(ブロックごと、皮付きのまま)に粗塩をたっぷり振っておく。
(これは前日にやっていた下準備。冷蔵庫へ入れておきます)

ここからは当日の朝、(昼食用に調理)

②コーヴ・ポルトゲーザとコーヴ・ロンバルディア(ちりめんキャベツ)をばらす。葉を一枚ずつにむいて、硬い芯は切り取りとる。


ちりめんキャベツしか見えません。コーヴ・ポルトゥゲーザは埋もれてます。
ザルに山盛り。


③ニンジン、カブ、ジャガイモを 皮を剥き、大きめに切る。

にんじんです。右はキャベツの芯に近い部分。


じゃがいもとカブです。キャベツの量がすごい!



では、ここから本番(?)です。

腸詰類(モルセーラ、ファリニェイラ、ショリソ)を水から茹でる。

黒っぽいのがモルセーラ、白っぽいのがファリニェイラ、赤っぽいのがショリソです。
鍋に入れる前に、ファリニェイラはナイフでプスプス穴を開ける、ショリソは一ヶ所切っていました。蓋をして中火で45分以上加熱。


茹で上がり・・・・パンパンに膨らんでます。モルセーラ、パンクしてない? 穴を開けるの忘れてたのかも??
茹で汁には油がかなり出てました。油抜き? でも、この茹で汁はあとで使うのです。


腸詰を茹でている間に圧力鍋を用意。鶏、豚肉を入れ、水を足す。玉ねぎ1個も丸ごと(皮をむいただけ、切らない)入れ、加熱スタート。

1時間以上煮込む。

肉をとりだす。

四角っぽく見えるのが、豚のほほ肉。


ワイルドです。

この煮汁に、腸詰を茹でた時の茹で汁を加え、鍋にキャベツを詰め込む。


蓋をして加熱。
昨夜の食べ残しのパイオ(腸詰の一種)も入れてしまう。

キャベツのかさが減ったら、残りの野菜も投入。あとはこのまま、さらに小一時間煮込むだけ。


肉を食べやすい大きさに切り皿に盛る。


チョリソなども、切って皿に盛る。



野菜も煮えたら皿に出します。


キャベツも別の皿に。



完成!

テーブルに並べましょう!

皆で取り分けて、いただきま~す。

一人分はこんな感じ。おかわりして食べました。苦手なモルセイラだけは遠慮^^; 他はどれも美味しかったです♪ 豚のほほ肉はコラーゲンたっぷりな感じでした。
また食べてみたい料理のひとつです。でも、これを日本で再現するのは・・・勇気がいるよね。
・・・私にはちょっと無理^^;

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