山本馬骨:たそがれジジイの呟きブログ

タイトルを変更して、これからは自分勝手なジジイの独り言を書くことにしました。

ショパンとモーツアルトが好き

2017-12-22 00:18:00 | つぶやき

 誰にでも好きな音楽というものがあるのだと思います。それがどのようなものであっても、その人の心が元気になり生きる力を強めてくれるのであれば、ジャンルなどに関係なくそれは音楽として素晴らしい恵なのだと思います。

 私の場合は、子どもの頃から様々な音楽に係わりを持った中で、今現在最も頼りにしている音楽と言えば、それはクラシックの領域であるモーツアルトとショパンの作品になると思います。歌謡曲やポピュラーや民謡などにも関心はありますが、一番の力となるのは、やはりクラシックのこの二人の音楽です。

 今これを書きながら聴いているのは、モーツアルトのフルート協奏曲ですが、モーツアルトの作品の中ではこの曲が一番好きです。一息ついて安堵感を味わいたい時には、この曲を聞くことにしています。すると心が安らぎ、何だか擦り減っていた心の部分が修復される感じがして、何とも言えない気分となります。

 ショパンの作品といえばピアノの魔術師と言われるほどにピアノの音の玉を操るメロディが素晴らしいのですが、その中で瞑想が欲しい時に聴くのがノクターンという作品です。時々目をつぶったりしながら、1時間ほどこれを聴いていると、何だか物哀しい雰囲気の中に自分の来し方の様々な出来事の情景などが浮かんできて、やがてそれが鎮まり、心が癒されるのを感じるのです。

 この二つの作品は、歳をとって来て、その数が増すにつれて益々聴く喜びを感ずるようになって来ています。モーツアルトの細く長い絹糸をあやなすような音の流れは、心のどのような繊細な箇所にも優しい癒しと元気を与えてくれますし、又ショパンの珠玉とも思われる音の玉の転がりは、来し方の心の傷を均(なら)してくれるのです。

 今年も残り少なくなりました。いろいろな出来事があり、心が乱れる時もありました。残りの時間があとどれくらい用意されているのかが少し気になる時もありますが、この二つの曲に支えられて、これからも自分の人生は何だか大丈夫のような気がしています。大丈夫というのは、まあ、うろたえないで逝けるということかもしれません。