さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

ファビアン、もうすぐ帰る

2010年03月20日 10時15分16秒 | Web log
来週の火曜日に帰国するファビアン。

お互いすっかり打ち解けてきたので、子供たちもきっと
寂しがるに違いない。残りの数日を楽しく過ごせればと
思います。

最初はちょっとしんどいなと思ったけれど、それ以上の
たくさんの『きっかけ』をもらいました。

まず『フランス』の存在について、意識するようになりました。
米英を中心としたアングロ・サクソン的価値観に拮抗する
フランスを初めとする勢力について、いろいろ考えたり
調べたりして学んでいます。

米英と言いますけれども、英国人で(マイクを含め)反米
意識をもっている人が多いので、一言米英とはいえないのですが。

巨大国家アメリカ、アングロサクソン的な価値観の『負』の部分を
考えたりしています。

全てに『正』と『負』の要素があるので、片方だけを見て
崇め奉ったり、あるいはめちゃくちゃにこき下ろしたりというのは
フェアじゃないなと思うので、それをまあ念頭に置いてですけれど

外に出ると日本の持つすばらしい側面に気づかされたりするのです。

でも、日本にいると日本に対して悲観的、否定的な意見がとても多い
ような気がする。

確かに日本は今行き詰っているかのようにみえる。
不安感と閉塞感が充満しているようだ。

でも、誇りを持てる部分もある。

外にいると日本のよさが見えてくるというのは本当だ。

で、アメリカ人ビジネスマンとして来日し、日本人に帰化した
ビル・トッテンという人のコラムなどを読んでみると、日本の
もつすばらしさを再認識させられる、と同時に、アメリカ追従をよしと
する思考パターンは一体どこから来たんだろう、どうしてここまで
自信を失ってしまったんだろう・・・と思わされる。

ま、かつての私もそうだったのだから、なんともいえないのですが。

アメリカ追従ではなく、日本が日本として独自の道を貫くことは
不可能なのか・・・

竹下節子というパリ在住の評論家が「アメリカにNOと言える国」
ということでフランスについて語っているのですが、フランスが
核武装することで、アメリカに対して対等な立場に立つことができる
と言っているようです。

ま、核武装に対する賛否については、ここであれこれ言うつもりは
ありませんが。

アメリカとの関係について、そして日本人として日本に誇りを持つこと
アメリカから自立することは、可能なのか?など色々考える価値は
あるかもねぇと思っています。

日本に誇りを持つことと、狂信的な愛国心とは違いますよ。

宗教でも愛国心でもスポーツでもなんでも、狂信的、盲信的なのは
よろしくないです。

署名

<script src="http://www.shomei.tv/project/blog_parts.php?pid=1655&amp;encoding=euc"></script>