'08/11/05 付朝刊記事から
歌舞伎が無形遺産 ユネスコ
文化庁に4日入った連絡によると、トルコで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)政府間委員会は同日、日本の「歌舞伎」「能楽」「人形浄瑠璃文楽」を含む世界の伝統芸能や民俗儀礼など90件を、代表的な「無形文化遺産」として登録した。
90件はユネスコが2001年から05年にかけて「無形遺産の傑作」として選定。06年に無形文化遺産保護条約が発効し、登録が内定していた。今回の登録を受け、それぞれの国に遺産保護の義務が生じる。
ユネスコは90件とは別に、代表的な無形文化遺産の候補を条約締約国から募集。9月末の締め切りまでに約100件の推薦があった。日本政府が推薦したアイヌ古式舞踊(北海道)など14件は、他国分とともに来年9月に追加登録される見通し。