和ごころ

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『父親たちの星条旗』

2006年11月16日 22時23分05秒 | Weblog
今日は『父親たちの星条旗』を観に行きました。

なんとなく、昨日「明日、行こうかなぁ~」って思ってて、
今日、朝起きて、「行こう」と決心。しかし、洗濯をしてたら時間が迫ってきた。
わたしが行く予定の映画館では9時25分から始まるらしい。
やばい…9時10分前じゃないか~っ。
急いで、車に飛び乗り、少し遠くにある複合商業施設へ。
途中で、時計を見る。『9:00』……間に合わないかも。車に流れる歌も耳に入らない。
何回も信号で引っかかる…時計を見る。『9:15』…間に合わなかったら、帰ろう(笑)
そんなこんなで、映画館の扉を開けたのが9時24分。

「あっ…あのっ。今から…始まる『父親たちの星条旗』をお願いします」

気付いてみれば、きちんとした映画館で映画を観るのは2003年3月30日以来。
そうです『青の炎』以来なんです。
だから、どういう風に観るのかを覚えてなくて、スタッフの人とかにペコペコしながら無事にスクリーンの前へ。

なんと………わたしを入れて、5人(笑)
少なすぎじゃないですか…まぁ、わたしには丁度いいくらいでしたけど。

では、感想というか、わたしが思ったことを書きます。

すごく、怖かったです。わたしは、戦争の映画を観た事がありませんでした。
こんなに、リアルで怖いものだとは…途中何度か下を向いてしまいました。
最初アメリカ軍が硫黄島に着いて、どんどん上陸して行った時に、「やめて。来ないで…」って思いました。
無意識のうちにやっぱり自分の位置を「日本軍」として観ていたんだと思います。
正直、日本軍が攻撃を始めた時に「どんどん倒しちゃえ」って思ってしまいました。

でも、みんながどんどん打たれて倒れていくのを観た時に、急に、どうしたらいいのかわからなくなりました。
だって、どうして打ち合いをしてるのか、戦っているのかがわからなくなったからです。
わたしは、「どちらかの側の応援」をするように観てしまっていたのですが、
よくよく考えると、そもそも「どちらかの側に立つ」という意味がわかりません。
両方とも同じ事をしてて、同じだけ苦しんでて、戦争が辛いこともわかってるのに
一体どうして、この人達は戦っているんだろう…??って思って。
「……なにをしてるの?」って思って、涙が出ました。

『英雄が誰であるか』という話も出ていましたが、
わたしが思うに、『英雄』っていうのは、いないんじゃないかなって。
誰の立場に立って考えてみても、みんな同じくらい苦しい思いをしていて、
でもみんな、いい事をしてるわけじゃない。すごくいけない事をしている。って思ったのです。
だから、なんて言ったらいいのかわかんないけど、勝ちとか負けとかないんじゃないのかな?

あそこで顔も映らずに打たれて死んでいった人がたくさんいて、
当時も、同じように、気付かれずに死んでいった人もたくさんいたのでしょうね。
その人達のお母さんのことを考えると、悲しくなりました。
みんな命の重さは一緒だもん。
あの誰だかわからない人達も、愛されて生まれてきたのに…
生きるために生まれてきたのに……なんて残酷なんだろう。

アメリカ軍と日本軍。あの時は敵同士だったけど、全員が同じ思いだったと思う。
的とか味方とか…そんな事を考えなかったら、一番分かり合えてたんじゃないのかな。

ちゃんと言葉で表せないから、感想になってないんですけど、やっぱり難しいですよね。
当時を生きていたわけではないので、彼らの心境もわからないし。
だから、今、間違ったこともたくさん書いたかもしれません。
でも、これがわたしが思ったことです。

本編の後に『硫黄島からの手紙』の予告が流れました。
アメリカ軍が上陸したとき、あの硫黄島の土の中に、彼らが潜んでいたんだな…
そう思うと、なんとも言えない気持ちになりました。
すごく、複雑です。なかなか、事実として受け止められませんね。重すぎて。

『硫黄島からの手紙』
観るのが怖くなりました。でも、頑張って受け止めようと思います。


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2 コメント

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こんばんは。 (みっこねえ)
2006-11-17 01:28:23
映画が苦手な綾さん、よく頑張りましたね!
内容的にもちょっと綾さんにはハードかなと思ったんですが、でも無事にちゃんと見たようで(笑)、ほっとしました。
やはりね、戦争はつらいです。このつらさはもう二度と起こしてはいけないと思います。
私の父方のお墓があるお寺にも私の父のおじが戦死者として祀られています。
家の者に聞くと多分お骨は入ってないだろうと。
それでも戦死したそのおじの魂を少しでも慰めるために、お墓参りに行く時は必ずそのおじのお墓にも手を合わせます。
本当に戦争はもう絶対やってはいけませんよね。
『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』。
この映画は綾さんみたいに若い世代の人にもどんどん見てもらって戦争の悲惨さや空しさが少しでも伝わって、『もう二度度繰り返さない』ということを後世にも残していってほしいですね。

余談ですが。
アダム・ビーチ氏を見ると『この人が国際映画祭で二宮さんとお話してた人なんだ~。』って思っちゃいました。不謹慎で失礼っ!
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みっこねえさんへ。 ()
2006-11-17 21:52:21
こんばんはー。

難しかったです。やっぱり。
でも、観に行ってよかったです。
久々だったので、音響の良さに驚きました。
映画館ってやっぱり凄いんですね。

アダムさん…うんうん、なんだか不思議な感じですよね。
アダムさんの顔しか知らなかったから、他の人が殆ど同じ顔に見えちゃいました…。
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