書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

楽毅論(744)

2007-04-24 09:11:54 | Weblog

光明皇后が王羲之の「楽毅論」を臨書した。
筆跡から、豊かな感受性と旺盛な好奇心の持ち主であった事が覗える。
一方で、男性的ともいえる豪放磊落な書風である。
威厳さも兼ね備え、極めて堅固な精神の持ち主であった事が想像出来る。。 
深い教養と聡明さを以ってして、当時の才色兼備な才女として、
天平文化の中心的な存在で有ったのであろう。

籐三娘の署名は、
皇后と言うより藤原不比等の三女を強く意識していたのであろうか。

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