この日「痛症」 舞台挨拶には 俳優クォン・サンウ、 金型種が参加した。
「痛症」は 9月 7日封切られる。
-『レディプレジデント~大物』での演技は評判が良かった。「新たなクォン・サンウの発見」とまで言われたが。
「ほかの俳優も同じだと思いますが、僕は自分のことを一度も演技が下手だと思ったことがありません。演技が下手なら、どうしてこれまで、僕の作品は人気が出たのでしょうか。いつも 一生懸命でした。ただ、『レディプレジデント~大物』は(当て逃げ)事故後だったので、がけっぷちで撮った感がありますね。今回の映画も同じような感じです」
-30日から中国・北京で、ジャッキー・チェンが制作・主演するアクション映画『12 chinese Zodiac heads 』(原題)を撮影するそうだが。
「すでに パリで1カ月撮影を行いました。この映画のほかにも、セシリア・チャンと共演する映画もあります。『12 chinese Zodiac heads 』は実は2年前から企画されていた映画で、ジャッキー・チェンさんのスケジュールの都合で遅くなりました。ジャッキー・チェンさんは『青春漫画~僕らの恋愛シナリオ~』など僕の作品を面白いと言ってくれました。僕にアクションの才能があることも知っているようです」
-中国語は問題はない?
「中国語は 地域によって違うので、もともと 吹き替えが行われています。だから、感情やアクションに集中できます」
-韓中日合作映画のオファーはある?
「そういうことはしません。言葉が複雑だと絶対にだめ。むしろ、中国に行かなければ。もちろん、韓国でもずっと認められ続けたいですが、これからは外国での作品が増えそうです。やはり市場の違いも大きいし、外国に行けば韓国のことを伝えられると思います」
-ハリウッド進出の予定は?
「まだ発表段階ではありませんが…。主演映画の話があります。有名な制作会社で、有名俳優との共演を話し合っているところです」
-ハリウッドは吹き替えではないが。
「旅行で困らない程度の英語は聞き取れますが、それでも映画を作るとなれば違うので、練習しなければ。今年からは海外に種をまくという感じで始めます。韓国映画で初めて脇役として出演したときよりもワクワクしますね」
クォン・サンウ、代表的な韓流スターだが、好き嫌いがはっきり分かれる俳優だ。
『同い年の家庭教師』『マルチュク青春通り』で 高校生役を演じブレークしたクォン・サンウも、もう30代の中堅俳優になった。
来月8日公開の映画『痛み』まで入れると、主演映画だけで10作品になる。
友人であるクァク・キョンテク監督の『痛み』公開までまもなくという24日、ソウル市鍾路区のカフェでクォン・サンウに会った。
クォン・サンウは「あか抜けないルックスで 弱々しい感じの役だけれども、一番思い入れがある作品。これまで主演男優賞とは縁がなかったが、狙ってみたい」と語った。
-『痛み』はどんな映画?
「痛みを感じない男ナムスン(クォン・サンウ)と血友病患者の女ドンヒョン(チョン・リョウォン)のラブストーリー。リアルな感じで殴られ、愛し合う純愛物語です。台本が 漫画のようにスルスルと読めたので、演じてみたいと思いました」
-冒頭のシーンからラストまで殴られっぱなし。代役を立てたのでは?
「僕の顔が出るのがポイントのシーンなので、代役は使えません。じかに 殴られました。映画では OKが出た1カットしかないけれど、撮影時は 何回も撮り直ししているので、顔を100発殴られたことも。その翌日は 顔が腫れたままやりました」
-映画で、チョン・リョウォンに 「舌が短いような声だ」と指摘されるシーンがあるが、少し傷ついたのでは?
「僕がストレスを感じないので、そういうせりふも入れることができました。作品に出続け、頑張っているので、人に何を言われても気にしません。俳優は観客を泣かせたり、笑わせたりする仕事ですが、こんなことでも笑わせることができるなら、むしろラッキーでは」
-殴られ続ける役を演じようと決めるのは簡単ではなかったと思う。
「僕が殴られれば、みんなはそれを見て痛快さを感じるかもしれないと思いました」
-どういう意味?
「僕のことが嫌いな方もいらっしゃるでしょう。ファンだったけれども、僕が起こしたトラブルで 嫌いになった方もいらっしゃるでしょうし。僕が 殴られるのを見て(クォン・サンウに対して)別な印象を感じることもあるだろうと思いました」
-昨年、当て逃げ容疑で 罰金500万ウォン(約35万円)の略式起訴を受けた。悔しい思いをした?
「僕の過ちが メディアに取りざたされたのは 初めてでしたが、過ちを犯したら 二度としないことが大切です。誰もが 過ちを犯したら戸惑うでしょう。当時は 「ドラマ(SBSで放送中だった『レディプレジデント~大物』)を降板しろ」と非難されもしましたが、それで 悩んだことは全くありませんでした。サッカー選手が ボールをしっかりけらなければならないように、俳優は 演技で乗り越えなければならないと思いました。僕のことを 悪く言っていた人が、僕が俳優をしないで 私財を寄付したからといって、いいことを言ってくれるようになるでしょうか」
義理男クォン・サンウ中国から急遽帰国、『痛み』で舞台挨拶 |
クォン・サンウが自身の新しい映画『痛み』の有料試写会が開かれたソウルと京畿地域の一部の劇場を訪れて、観客に挨拶した。 クォン・サンウは ジャッキー・チェンと共同主演した中国映画『12 chinese Zodiac heads』撮影のために、現地滞留中だった。 しかし、クォン・サンウはこの日の明け方に 中国から急遽帰国し、旅の疲れをいやす間もなく舞台挨拶に参加した。 クォン・サンウの舞台挨拶は、4日にも予定されている。 3日と同じように この日もクォン・サンウの懇意な同僚で、この映画でクォン・サンウが演じたナムスンの恋人ドンヒョン(チョン・リョウォン)を拉致する悪質私債業者を演じたキム・ヒョンジョンが同行する。 しかし次期作『ネバーエンディングストーリー』のスタジオ撮影と重なり、不発に終わった。 代わりに7日の『痛み』封切り後、クァク・キョンテク監督と共に舞台挨拶大長征を行う計画だ。
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