優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

「性犯罪被害にあうということ」

2008-09-24 20:56:29 | 読書
筆者は24歳の夏、二人の男にレイプされた。

場所は東京都下の街。
そこには私も3年ほど住んだことがある。
筆者の言うとおり、環境も治安もよく、私も仕事で帰りが遅くなったこともあったが、不安に思うことはなかった。

会社帰り、筆者は道を聞かれ、自転車を止めた。
相手を信用してしまったことがあだとなり、車に連れ込まれてしまう。


人を信用するのがいけないのだろうか。
筆者は、その矛盾にこだわる。
レイプされたこと、自分は悪くないのに、なぜ人に言ってはいけないのか。
理解してもらおうとすることが無理なのか。

心だけでなく、体だけでなく、人間関係も壊れていく。
自らの命さえ絶つ人もいるという。

好きな人、夫とのセックスでさえ吐いてしまうという悲しさ。
それを相手に言うことのできないつらさ。


私自身、性犯罪被害にはあったことはないが、夫と性的にうまくいかなかった時期があり、男女が理解しあうことの難しさは少し分かる気がする。



男性にも、女性にも読んで欲しい一冊。


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