木にかけてある樹名板に 「ケムリノキ」と書いてあるから、タイトルもその通り書いてるが、別名の多い木です。
いわく、スモークツリー/ ケムリノキ(煙の木)/カスミノキ(霞の木)/スモークブッシュ/ハグマノキ(白熊の木)
学名 : Cotinus coggygria
なんと ウルシ科の木なのだ。
煙の木 とか Smoke Tree なら見た通りだけど、白熊の木 というのは意味深な名だ。
白熊(はぐま)というのは ヤクの毛のことで ...
幕末になって江戸城が新政府軍に接収された際、収蔵されていたヤクの尾毛は 黒毛が薩摩藩、白毛が長州藩、赤毛が土佐藩の手に渡り、三藩の指揮官クラスの軍帽として使用された。 (肥前藩などの他藩も分配を要求したが拒否された)
黒毛の軍帽を黒熊(こぐま)、白毛の軍帽を白熊(はぐま)、赤毛の軍帽を赤熊(しゃぐま)と呼ぶ。(wiki より)
これは花ではなくて、雌株で花が咲いた後、「花柄」が煙のように伸びたものです。
残念ながら雄株は「煙」にはなりません。(引用不詳)