アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ケムリノキ - 安城総合運動公園

2019-06-17 18:00:35 | みんなの花図鑑

木にかけてある樹名板に 「ケムリノキ」と書いてあるから、タイトルもその通り書いてるが、別名の多い木です。
いわく、スモークツリー/ ケムリノキ(煙の木)/カスミノキ(霞の木)/スモークブッシュ/ハグマノキ(白熊の木)





学名 : Cotinus coggygria
なんと ウルシ科の木なのだ。





煙の木 とか Smoke Tree なら見た通りだけど、白熊の木 というのは意味深な名だ。





白熊(はぐま)というのは ヤクの毛のことで ...

幕末になって江戸城が新政府軍に接収された際、収蔵されていたヤクの尾毛は 黒毛が薩摩藩、白毛が長州藩、赤毛が土佐藩の手に渡り、三藩の指揮官クラスの軍帽として使用された。 (肥前藩などの他藩も分配を要求したが拒否された)
黒毛の軍帽を黒熊(こぐま)、白毛の軍帽を白熊(はぐま)、赤毛の軍帽を赤熊(しゃぐま)と呼ぶ。(wiki より)




これは花ではなくて、雌株で花が咲いた後、「花柄」が煙のように伸びたものです。
残念ながら雄株は「煙」にはなりません。(引用不詳)





アメリカデイゴ - 岡崎市KS

2019-06-17 07:52:13 | みんなの花図鑑

小学校南の交差点で、この南国風の赤い花にはじめて出会ったのは 11月20日のことだったので、この花の本来の花期が初夏だということをつい忘れてしまう。そして 毎年 他の方のブログ記事を見て、あ、そうか、もう時期なんだと写真を撮りに行く。
もう何年もこんなことをしている。





アメリカデイゴは、南米原産で、初夏~秋、 葉と同時に真っ赤な大きな花を長い穂状花序に付ける マメ目マメ科デイゴ属の耐寒性落葉広葉高木です。(かぎけんWEB「アメリカデイゴ」)





(デイゴの仲間は)葉より花の方が先に咲く種類が多いので、 葉と同時に咲くのは アメリカデイゴの同定の一つとなります。(同上)





南国らしい木でハワイや、鹿児島市では街路樹として植えられます。(同上)





赤い花ですが、フランボヤン(鳳凰木)の赤い花同様、全然暑さを感じさせません。この地域ではあまり見かけない木だと思うのですが、交差点には、だれがいつどんな経緯で植えられたんでしょうか? 機会があったら ぜひ知りたいものですね