昔は 強すぎる匂いだったのが、歳を取って感覚が鈍磨して来て、あ~いい匂いがする、レベルになってきた。
ヒトデみたいに 雄しべが花弁にへばりついている。花弁は6枚あり、その間あいだに おしべが へばりついている。
稀に花弁が 5枚、7枚のもあるという。そのばあいは おしべも 連動して 5枚、7枚になる。
雌しべは 太い。だが見えている部分は 柱頭で、子房は花弁の下の長い筒のいちばん底にある。
手前の(ピントが合ってないが)つぼみでみると、緑色の捻じれた花弁部分の下に 花柄のように伸びている筒部分の一番下から、6枚の蕚が伸びている。つまり このガクの部分まで 花序なのだ。子房は 花筒のガクの伸びている付け根の部分にある。
受粉すると、花弁、おしべなど上の部分は皆 落ちて、果実を蕚が取り囲むことになる。(子房下位)
元に戻って、この ヒトデのような雄しべ、すでに役割を終えていて 花粉は無いらしい。
クチナシも 一種の雄性先熟で つぼみのとき、雌しべの柱頭の壁に密着した状態になっているときに、盛んに花粉を生産しているらしい。