アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オウバイモドキとキソケイ - 愛知県緑化センター

2019-06-04 15:53:12 | みんなの花図鑑

いやー、またまた大失敗をしました (T△T)

下の樹名板をご覧ください。


2つの樹名板は近いところに立っていて、そのため私は 「キソケイ」は「オウバイモドキ」の別名なのだと勘違いして、3,4本植わっていた黄色い花の木を 区別せずにカメラに収めてしまったのです。




いえ、なに。。。オウバイモドキが 「ウンナンオウバイ」の別名だ、くらいは知っていたのですが、その中途半端な知識が影響して キソケイも ウンナンオウバイの別名だろうと、とっさに判断してしまったのです。




帰ってからちょっと調べて、別の種類ということに気がついたのですが、時すでに遅し (◞‸◟)
写真での ウンナンオウバイと キソケイ の区別が出来ません。
しかたがないので、写真を撮った順番に お見せします。
最初のほうは オウバイモドキの樹名板のある株のほうで、
途中から キソケイ の樹名板のほうで撮っています (´v_v`)





だいたい ウンナンオウバイを 「オウバイモドキ」なんて呼び方をするのは ウンナンオウバイに対して失礼かと思います。(北海道の議員のように、話題を変えようとしています(@_@))




オウバイは落葉樹、ウンナンオウバイは 常緑樹。緑の葉をバックに黄色い花を付けるウンナンオウバイのほうがどう見たって本流じゃないでしょうか )^o^(




この写真は 5月31日に撮りました。
ウンナンオウバイの花期は3月~4月。(ガーデニングの図鑑)とあります。
また「オウバイ(黄梅 花期2、3月頃)、ウンナンオウバイ(雲南黄梅=黄梅モドキ 花期2、3月頃)」(里山コスモスブログ)ともあります。




いっぽう、キソケイは「花期5、6月」(里山コスモスブログ)とあります。
ですから、5月31日に咲いているのは ほとんどキソケイではないか?!と思えてくるのですが、ここのオウバイモドキの樹名板の樹のほうも 黄色い花が咲いていました。




花の形では 区別できないのかな?
ウンナンオウバイの「花は杯状で先が6~10裂しており、平らに開いて八重咲きのように重なります。」(ガーデニングの図鑑)




キソケイ 「5-7月に枝先に散房花序をだし、2cm程の黄色の漏斗形の花をつける。花冠は先が5裂する。」(花しらべ)

おー・・・これからすると、撮った大部分は キソケイの花ということか?!



〔追記〕
私が撮ったウンナンオウバイ(この記事における オウバイモドキのこと)を再確認してい見ました。

ウンナンオウバイ - へきなんたんトピア 2019-03-14
ウンナンオウバイ - 明治用水西井筋 2018-12-06
ウンナンオウバイ - 愛知県安城市 2017-04-11

これらの画像を見ると、前掲の
「ウンナンオウバイの花は杯状で先が6~10裂しており、平らに開いて八重咲きのように重なります。」(ガーデニングの図鑑)
によくあてはまります。そしてウンナンオウバイは よりツル性の樹形をしています。花を撮った時期も、3月~4月(ひとつだけ 12月)であり、5~6月の花はありません。

オウバイモドキの樹名板は 何かの間違いではないでしょうか。


カルミア - 愛知県緑化センター

2019-06-04 14:44:09 | みんなの花図鑑

カルミアはツツジ科の低木で、よく見る正多角形の花は 「ラティフォリア種で、園芸ではこの種を指してカルミアと呼ぶのが一般的です。」(ヤサシイエンゲイ)




ラティフォリア種の学名は Kalmia latifolia となります。
「カルミアの名前はスウェーデンの植物学者、カルムにちなみます。北アメリカの植物を採集していた方なのだそうです。アメリカシャクナゲの和名がありますが、シャクナゲの仲間ではありません。」(ヤサシイエンゲイ)




ラティフォリア種は主に北アメリカ東部の広い地域に分布します。コネチカット州の州花となっており、現地ではマウンテン・ローレルとも呼ばれます。(同上)




日本へ入って来たのは大正4年です。東京市長がアメリカにサクラを寄贈したお礼として、ハナミズキなどとともに贈られてきたのが最初とされています。入ってきたのは大正時代ですが、本格的に日普及しはじめたのは戦後になってからです。(同上)
・・・関係ないけど、大正4年と言われても「遥か以前」のことくらいしか分かりませんよね。大正4年は 1915年だから... 今から104年前のこととなります。
・・・関係ないけど、私の父は 大正5年の辰年生まれ、今生きていれば 103歳になります。




原産地の気候では、高さが10mにもなる。(御勅使南公園>植物図鑑>カルミヤ)
よく「カルミヤ」と表記されてますが、Kalmia なので カタカナで書くなら「カルミア」のほうが良いと思いますけど (´v_v`)