オータムリーフの部屋

残された人生で一番若い今日を生きる。

原発の恐怖

2011-03-29 | 原発



近隣で原発の話を伺える機会があった。

「直ちに健康に問題があるわけではない。」もう何十回聞いた言葉だろう。
放射線は低線量だから問題がないと言う性質のものではないと言うことだった。ヘビースモーカーでも肺がんにならない人もいる。たった一度の低線量の被爆で染色体に異常をきたす人もいる。そしてガンの発症は20-30年だ。因果関係を証明することは不可能だ。要するに低線量なら健康被害を受ける確率が低いと言えるに過ぎないと言うことだ。だから、何ミリシーベルトなら安全と言う線引きなどできるはずがない。原発に起因するガンの罹患率が5000人に一人なら(東京の線量で3ヶ月被爆すると0.02%ガン罹患率があがるそうです。)、安全で4000人に一人なら危険だなんて言えるはずがないでしょう。年齢によっても危険度は異なるし・・・2人に1人がガンになる時代だから、原発の影響など微々たる物と言いたいのかな?
より深刻なのは内部被爆の問題。寿命の長いセシウムや有毒性の高いプルトニウムが体に取り込まれたら・・・・
チェルノブイリ事故のような事態になる確率は低いと言うが・・・・慰めにはならない。

「最悪の事態、神のみぞ知る」経産副大臣が参院予算委で発言。

正直ではないですか?どういう形で収束するのかまるでわからない状況になってきました。

原発のおかげで好景気が続き、日本企業は躍進した。私たちもふんだんに使える電気のおかげで快適な生活を享受してきた。核廃棄物の処理コストや事故の処理費を考えなければ確かに原発は安い。
そして温暖化の原因、二酸化炭素も出さない。

しかし、人類が管理できない長寿命の核廃棄物の最終処理場はどこになるのか?六ヶ所村は一時貯蔵庫に過ぎない。

これからの日本の行く末は政治家ではなく、私たちが決めるのです。一人一人が将来を見据えて末代まで考えて重い責任を意識して決断していかなくてはならないと思います。


米軍基地の受け入れはどんなに甘い約束があっても受け入れようとする県はありません。被害がわかりやすく、目に見えるからでしょう。
原発は安全神話を信じるしかない。理解できないものを地元に建設することを許したら、その結果も好むと好まざるに拘わらず、受容しなければならないことを肝に銘じておくべきです。

助け合い、乗り越える。私たちの財産は絆




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