ホーンスピーカー導入備忘録

エール音響の重量級ユニット導入記です。最近はホームシアターやってます。YAHOOブログからの移行です。

原因がわかったぞ!

2017-06-28 23:06:55 | オーディオ

一生懸命考えてもわからなかったので原点回帰しました。
やったことを一つ一つ見直していったら原因がわかりました。


元に戻って時系列で書きます。
事の発端は5月20日に5台のsonicaが来たことです。


https://blogs.yahoo.co.jp/audiovideo_fan/65751331.html


MYTEKはずしてsonicaを接続したのですがAPEQ-8出力はAES/EBUのみ sonicaにはS/PDIF端子しかないので変換コネクタをかましたところ、96Khzのサンプリング周波数が44.1Khz表示されるという現象です。


https://blogs.yahoo.co.jp/audiovideo_fan/65756919.html
https://blogs.yahoo.co.jp/audiovideo_fan/65758875.html


何とか正規の周波数が表示されないかとイロイロなことを試してみて、
結局、AES/EBU出力をS/PDIF端子に挟むという簡易的なことでは
ダメだなという事で
サンプリングレートコンバーターを購入しました。


https://blogs.yahoo.co.jp/audiovideo_fan/65778688.html


これでOK!しゃんしゃん・・となるはずだったのですが,
新たなる問題が発生しました。


と、ここまで約1か月経過


接続したのは良いのですが今度は同期がとれず音が途切れます


https://blogs.yahoo.co.jp/audiovideo_fan/65785138.html


ま、この現象ついては西やんさんのアドバイス(クロックの分配)により解決する予定です。


ところがさらなる問題がありました。

イメージ 1


96Khzを入れてるのに出力信号をS/PDIFにすると 48khzになってしまいます。

イメージ 4


下側のSRCおよびsonicaを参照 これは出力側

イメージ 5


信号をAES/EBUにするとちゃんと96Khzになります。(上のSRC)
sonicaの入力はS/PDIFなのでちゃんとした信号S/PDIFを突っ込みたい!


ここで気付きました!
コピー禁止ビットが立っている???
それもS/PDIF信号の最初のほうの保護ビットでなくて拡張ビットのほう?高レートサンプリングデータでもダウンサンプリングされて
MAX48Khz16BITになっちゃうやつです。


いわゆる”著作権保護 SCMS”というやつです。


だからAES/EBUに切り替えると,
ちゃんと96Khzになるんだ!


この辺のHPを確認するとS/PDIFについてよくわかります。
http://www.geocities.jp/tsukubasky_lab/spdif.pdf
http://www.tritech.tv/column/aesebu.html
書いてあることは難しいです。


APOGEEのADコンバータでアナログからデジタルにしているんで,
もちろんコピー禁止ビットなんか立てていないし、
何しろ出力をAES/EBUですべて送っているんで.
そもそもコピー禁止信号なんかないじゃん!
何かおかしいぞ???


原因を追究するために前段から追っていきます。


sonicaアナログ出力
     ⇓アナログ/XLR
1.APOGEE Symphony I/Oにて96khzサンプリングAD
     ⇓aes/XLR
 トリノフにて補正
     ⇓aes/XLR
2.mutecの分配機
     ⇓aes/XLR
3.分配機出力をAPEQ-8のAES/EBU入力へ
     ⇓aes/XLR
4.APEQ-8にて周波数フィルタリング(チャンデバ)
     ⇓aes/XLR
5.SRC2496でAES/EBUからS/PDIFに変換
     ⇓spdif/RCA
6.sonica DAC


上記のような流れです。
そもそも1~5までAES/EBUで送っているので保護なんであるはずがないのに!


sonicaの問題かもしれないと他のDACにつないでみました。

イメージ 2


おお S/PDIFでもちゃんと96khz表示されるぞ!でもこのDACは
プロ用だからなあ・・・
また5台のsonicaの表示が全部同じというのも問題だなあ・・・気になります。


なんとなくチェックをしながらSRCを見ていると恐ろしい事実を発見しました。
入力信号表示がS/PDIFじゃん!!!

しかも”オリジナル”と”COPY”ビット両方も立っている!


イメージ 6





はぁ??? なんだこりゃ~


SRCの左側を見ると入力信号のフォーマットが分かります。
ちゃんとXLRのAES/EBUにて入力しているのにS/PDIF表示とはこれいかに・・・
エンファシスのビットは立っていません。


という事はSRCに入る直前のアイテム


4.APEQ-8に問題ありという事だな!!!
APEQ-8の入力(3.分配機出力にsonicaを接続したらちゃんと96Khz表示しました) これで分かったぞ


本来ならばAES/EBU信号で出力されなくてはいけないデジタル信号がAPEQ-8内部で何らかの理由(設定かプログラムの問題)でデーターが変な風に書き換えられてしまい、S/PDIF信号のビットが立ってしまった。
また、同様に保護のビットも立ってしまったのでおかしな動作をしてしまったのではないのか?
これで最初の96K入れても44.1K表示の説明の理屈が合います。


また、おかしなS/PDIF信号がSRCに入ったことにより、S/PDIF出力にするとビットの後ろのほうの著作権保護ビットがそのままスルーしてしまい、これが最新のデバイスを使用しているsonicaに入るとダウンサンプリングビットを認識してしまうのでは? 


上記のような推測を立ててみました。
結果、一番の原因は
・APEQ-8がおかしい


・sonicaは最新のデバイスの民生機なので著作権保護を認識してもおかしくない。


この推測にたどり付くまでに1か月以上かかりました。
足りない頭をギュ~ギュ~絞って考えました。アホですねぇ
多分これであっているのではないかなと思います。


原因が分かれば対策は簡単 
APEQの設定ソフトを見てみましょう。
もし設定が無ければSRCの手を借りて96Khz出力で行きましょう。


あ~ すっきりしました。
しかしデジタルは難しいです。でもオモシロイ!



おしまい



次のアイテム:

高橋さんから入荷したよ~と連絡があり、取りにいってきました。


イメージ 3


こんなの来ました。


次のアイテムは”コレ”でいきます。
フルデジタルは目前です。