昨日、お世話になっている方の依頼で、とある大学のビジネススクールの
小売マネジメントを学ぶ講座で、小売のSPについて話しする機会がありました。
普段セミナーや勉強会、プレゼンなどで人前で話す機会も多く
軽く考えておりましたが、いやはや難しかった。
何でかというと私が話す際は小売関係の方やメーカー・卸の方、あるいはそれらの
業界関係者が多く「共通言語」があった上で話す前提であり、聞かれている方が知らない
新たな企画方向性や他業界事例・マーケティング情報など「聞いている方が知りたい内容」が
明確でそのことをわかりやすく提供することで役立てていただきます。
われわれもそのために日々努力をしております。
しかしながら昨日は小売に関して殆ど「共通言語」をもたず、そのレベルや関心度合いも
まちまちな方々です。さらにニッチ市場でNO1を標榜するアットテーブルをしるはずもありません。
最初に会社紹介をしたところで伝わっていない感が見られ、近年ないないくらい焦りました。
それでも生活に身近なチラシについて話したり、その中身を決めていく際に課題であるトレンド変化
などは「日々の生活という共通言語」があるので伝わりはじめました。
ここにフォーカスし、展開して話せばすこしは良い話ができたのにと後悔しています。
プロの方々よりも素人に話すほうがある面ではよっぽど難しいということを体験し
人前で話す際の準備についてさらに入念に「聞く方の聞きたい内容の想定」を
怠ってはいけないと感じた経験でした。