2012年からJSAセミナーなどを通じて「小売業にマーケティングを!」と訴求してきた。
当時から言われていた生き残るための「独自化」実現のためには「独自マーケティング機能」が必要だと。
「???」的な反応だった。本質が伝わらず、苦肉の策でわかりやすい「販促の深化」を通じて訴求した。
昔からの流通フレームの中でマーケティングは川上のメーカーが行うことであり
小売業の役割は「店舗での販売」であり「商品のアソート=MD」こそが機能だったからだ。
残念ながら、その固定観念の壁はとても厚かった。
しかしながらECや他業態の進出、そしてコロナによる生活圏の変化により
小売業そのもが商品開発やサービス開発が求められ、自店舗の顧客の要望を把握できなければ勝ち残れない時代になった。
ここまできてようやく「小売業独自のマーケティング機能」の必要性が叫ばれるようになった。
また2016年から訴求してきた「顧客協働」の必要性も更に増してきている。
10年以上取り組んできたアットテーブルの出番であり、いまこそチャンスだと感じている。
大変お世話になった小売業界への恩返しのためにも誠心誠意取り組んでいきたい。