3人きょうだい+アトママvsアトピー

長男のアトピーの記録を主に、我が家の3人きょうだいの日々・・・。

無断で・・・

2006年08月25日 22時41分33秒 | 病院
こんにちわ。アトママです

今まで、うちがお世話になってきたS小児科のS先生のご意見
私なりに理解してここにも色々書いてきましたが、つい最近、S小児科のホームページが出来てるのを発見!

おそらく、最近出来たものと思います。(前にも検索してみたことあるけど、ヒットしませんでしたから・・・。)
そこに、S先生の考えがきっちり書かれていたので
無断でではありますが、それをそのまま書こうかなと・・・。
ホームページ紹介するのがいいのか悪いのか、分からないので・・・。
今まで私が書いていたこと、同じ事を書いていたつもりなのですが、うまく伝わっていない、もしくは、誤って伝わっているかもしれません。
もし、そういうことがあればごめんなさい。
でも、今まで私が述べた、私の考えは、S先生の以下のような考えに基づいています。



ステロイド外用剤はつかわない
 ステロイドを長期的に使う効果や安全性は確認されていません。アメリカではステロイドの副腎抑制という副作用の点から、弱いとされるアルメタ軟膏でも1歳未満にはすすめられず、また、3週間を超えた使用は安全性が確立されていないとの但し書きがあります。日本ほど小さな赤ちゃんにも、長くたくさん使われている国はないのではないでしょうか。10年間塗ってきたという中学1年生の子どももいます。治す薬ではないという証拠です。
乳児湿疹は自然によくなる
 0歳に多い乳児湿疹は1歳の夏にはよくなります。アトピー性皮膚炎も乳児期には顔に出る乳児湿疹という出方ででます。本当にアトピー体質かどうかは経過を見ないとわかりません。顔の湿疹はひどいと全体がじくじくし、滲出液がぽたぽた落ちる赤ちゃんもいます。体もガサガサになる時もあります。しかし、季節が夏に向かい、しっかり食べるようになると、急速によくなっていきます。1歳の夏には必ずよくなります。ステロイドを使わなければ、その副作用を心配しなくていいですよね。
ステロイドの副作用は?
 ステロイドは絶対使わないでとお願いしています。ステロイドは治す薬ではなく、炎症を抑える効果が非常に強い薬で、そのために湿疹に使われています。やめるとまた出るので繰り返し塗ったり、効きが悪くなったり、やめるとリバウンドで治療前よりも非常に悪い状態になります。また塗りつづけると成人型アトピーといわれる状態になってしまう人もいます。成人型アトピーは皮膚がステロイドがないとやっていけなくなっていて、麻薬中毒のような状態と考えられます。やめると、禁断症状がでます。もちろん、ステロイドを使っても一生何もない人もいます。しかし、塗って大丈夫だということが、塗る前にはわからないのです。
 リバウンドはステロイドをやめるからアトピーが悪くなる、成人型アトピーは治りにくいアトピーだとたいていの医療者は考えています。やめるとリバウンドを経て、軽快していく姿をみると、その考えは間違っているとはっきり言えます。
 ステロイドを塗ってよくしないと、とびひになる、ヘルペスになるといわれた方もいると思います。しかし、それはステロイドを塗ってもよくならない方をみているからです。ステロイドを塗りつづけると皮膚は薄くなり、皮膚の免疫も低下しているので、ステロイドを塗っている、塗っていた方に多いと感じます。ステロイドを使ってない方にも感染症が起こる方もいます。でも、感染症の薬もあるし、ステロイドを使う根拠にはなりません。
食物アレルギーは無関係 
アレルギーがアトピーの原因と考えられている方は多いですね。血液検査をして、食物制限を指示する医療者も多い。沢山アレルギーが出てしまうと、食べさせるものがなくなってしまう場合もあります。食べてる蛋白質は2~3のみという方もいます。食物がアトピーの原因だというエビデンスはありません。そんな簡単なものなら、制限したらすぐ治らないとおかしいとは思いませんか?こんなにみんな苦労しませんよね。
 食物アレルギーは摂取するとすぐ反応がでるので、検査しなくてもわかります。たいていはじんましんででます。鯖を食べてじんましんがでる、そばを食べてショックが起こる。じんましんも全身にでます。口のまわりだけ荒れたり、じんましんがでるのは、接触性のもので、全身にでなければ食べても大丈夫。少しづつ食べさせて反応をみていけばいいのです。
 しっかり食べるようになると皮膚もよくなってきます。皮膚をよくするのは蛋白質やカロリーが必要なので、食べないと良くなりません。
 アトピー性皮膚炎の原因はわかっていません。
かいても大丈夫
 湿疹はかゆい。かかさないように必死になっている方。ちょっと待って!蚊にかまれてかかない大人はまずいません。子どもはもっとがまんできません。かくと怒られるので悪循環。怒られると、かける時におもいっきりかきます。血が出る、ジクジクなるまでかく、意地になってかく。傷がいっぱいできます。あ~悪くなったと落ち込んでしまいます。子どもがかいていると腹立たしくなります。
 自由にかかしてください。自由にかかすとほどほどにかくことができるようになります。意地になってかきません。怒らなくてすむと、お互いに気持ちが楽になります。かいたらあかんと口では言わなくても、目でにらんでたら駄目ですよー。爪はまめにきってくださいね。
プロトピック軟膏は使わない
 2歳以上の子どものアトピーにも承認されていますが、もともとは免疫抑制剤で、ステロイド以上に危険な薬といえます。投与に際しては発癌性の説明と同意が必要なことが添付文書に明記されています。
ほかにもはいっているステロイド
 ステロイドは軟膏だけでなく、耳鼻科の吸入や点耳薬や点鼻薬、眼科の点眼薬などにも含まれているものがあります。鼻かぜや副鼻腔炎でデキサメサゾンやセレスタミンなどのステロイドの飲み薬を出された方もいました。
 どういう薬かもし分からなければ、遠慮されずにお尋ねください。