あすかパパの色んな話

日々の暮らしの中で思ったことを書き込んでいきます。
今までのように写真、競馬の予想、スポーツネタも続けていきます。

浦添商ナインが最も輝いた夏

2008年10月31日 20時28分56秒 | コラム
■野球以上に大切なもの

凡事徹底――。
 浦添商高野球部のモットーだ。甲子園でも、アルプススタンドの横断幕にしっかりとその4文字が掲げられている。野球でも、日常生活でも、どんな小さなことでも手を抜かない。わずかな心の乱れが野球にも影響するからだ。チーム方針であり、チームとしての徹底事項。だから、できない者に対しては厳しい。

 沖縄県大会前にはこんなことがあった。
 横手から130キロ台中盤の速球を投げ、チームにとって貴重な存在の島根博士が朝練習に遅刻。これを神谷嘉宗監督は流さなかった。それ以前からやや甘い部分が目についていたこともあり、「背番号を持って来い」と番号をはく奪。開幕直前のメンバー変更でベンチから外してしまったのだ。
 甲子園でも準々決勝の慶応高戦で2回3分の2を無失点の好リリーフを見せたように、島根は浦添商高投手陣に欠かせない存在。準優勝した春の九州大会でも4試合中2試合に登板している。暑さの厳しい沖縄県の夏を勝ち抜くには、複数投手制は不可欠。エース・伊波翔悟以外にもう一人、上地時正がいるとはいえ、島根が抜けるのはかなりの戦力ダウンになる。それでも、神谷監督はチームとしての方針を貫いた。
「もし、それで負けたとしても後悔はしません。そのせいで負ければそれまでのチームということ。それを許して勝ったとしても、そんなチームで勝ってもうれしくありませんから」(神谷監督)
 野球の実力だけみれば外せないかもしれない。だが、野球はチームスポーツ。一人でも違う考えの人間がいれば、どこかでひずみが出る。徹底することはとことん徹底しなければならない。
 それを分からせるため、数年前には連帯責任を課したこともある。授業中に一人でも寝た部員がいれば、その部員が所属するクラスの野球部員全員が“罰走”というものだ。
「100メートルを50本ですね。終わるまで、1時間半ぐらいかかったんじゃないですか(笑)」(神谷監督)
 それぐらい、当たり前のことを当たり前にやることは大切。野球以上に大切なものがあるということを分かってほしかった。

■「凡事徹底」でつかんだベスト4
 ベンチから外され、島根はようやく大事なものが何かに気がついた。
「外れたときはショックで腐りかけてたんですけど、このチームで3年間やってきて、みんなは甲子園に向けて頑張っている。チームに何ができるかを考えました」(島根)
 それ以来、島根は道具の準備や打撃投手を積極的にやるようになった。さらに、甲子園に行ったときにもう一度ベンチ入りするため、メンバーの練習が終わった後、自主練習にも取り組んだ。
「スポーツでは、プレー以外の礼儀やマナーが大切ということが分かりました」(島根)
 その姿は神谷監督だけでなく、チームメートにも認められた。当山加寿馬が「頑張っているのが分かった」と言うように、選手間投票で票を集め、沖縄県大会後に背番号15を獲得。「小学校から夢見てきた」甲子園のマウンドに立つことができた。

 当たり前のことを当たり前にやる。簡単そうで、これほど難しいことはない。全力疾走、カバーリング、そして1球に対する執着心。今大会、これが一番感じられたのが、浦添商高ナインだった。
「ゴロを打って全力で駆け抜けるのは誰でもできること。これでエラーも誘えるし、球場内に伝わってお客さんが応援してくれると思います。でも、甲子園でも(ほかのチームに)軽く走っている人がいっぱいいました」(仲間常治)
 常葉菊川高戦、試合途中に足を痛めた(じん帯損傷)上地俊樹がセカンドゴロを打ち、痛みをこらえて一塁に全力で駆け込む姿がすべてを象徴している。上地俊は守備でも、必死にボールに飛び込んだ。
「正直、痛かったですけど、最後まであきらめずボールだけを追いかけることができました」(上地俊)

 浦添商高の試合は面白かった。試合のたびに何かを期待させた。何度でも見たい、そう思わせるチームだった。
 漢那修平は言っていた。
「全力疾走とカバーは自分たちが一番だったと思います」
 そんなことはない。やっている野球も、スタンドの雰囲気も、スタンドとの一体感も――。間違いなく55代表中一番だった。小さいことからこつこつと。「凡事徹底」でつかんだ、堂々のベスト4。浦添商高ナインが、最も輝いた夏だった。(スポーツナビ)



“ホームラン競争シリーズ”を制するのは!? 阿波野秀幸の2008日本シリーズ展望

2008年10月31日 20時22分03秒 | 野球
2008年のプロ野球日本シリーズが11月1日に開幕する。セ・リーグが巨人、パ・リーグは西武と、ともにリーグ優勝チームがクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がり、文句なしの頂上決戦となった。西鉄時代を含め過去9度の対戦があるこのカードだが、前回の2002年は、原政権1年目の巨人が無傷の4連勝で西武を下し日本一に輝いた。通算10度目となるシリーズ伝統の一戦の軍配は、果たしてどちらに上がるのか。解説者の阿波野秀幸氏にその展望を語ってもらった。

■いかにホームランを防ぐかが勝負の分かれ目

今シリーズは『ホームラン競争シリーズ』とでも名付けましょうか。ホームランの多く出た方が有利に戦いを進めるでしょう。どちらも効果的なホームランが出やすいチームなので、それがシーズン通りに出るかどうか。そして、ディフェンス側はそれをいかに阻止できるか、というところが勝負の分かれ目ですね。また、今回はホームランの出やすい東京ドームで4試合行われるということで、この辺りも見どころになってくるでしょう。広い球場で下位打線なら、アウトローに投げればホームランは防げるのですが、東京ドームではそういうセオリーも通用しないので、西武・細川、巨人・鶴岡と2人のキャッチャーは相当神経を使うでしょうね。どちらもバッターの内角をうまく突いて結果を出したチームなんで、精度良く、効果的に内角を攻められるかどうかがすごく大事な部分になってきます。

■阿部の代役を果たした鶴岡が強み
 勝敗予想は、ずばり4勝3敗で巨人です。巨人は、打線では高橋由の欠場は大きな痛手となるでしょう。これで左打者で試合を決められるバッターがベンチに入れられなくなりました。しかし、その代わりCSを欠場していた阿部が代打、もしくはDHで打線に戻って来られるめどが立ったのは大きいですね。そして一番の強みは、CSで阿部の代役を務めた鶴岡が攻守にわたってしっかり仕事ができたことです。捕手としてのインサイドワークも評価できますし、第3戦では先制のホームランを放つなど打撃面でも貢献しました。

 そのほかキーマンとして挙げられるのは、高橋由の穴を埋める亀井と谷ですね。先発投手の左右によっては、この2人が1番と6番に入れ替わりで入ることになるんじゃないでしょうか。東京ドームでは阿部がDHに入れませんし。CS第1戦で右足を痛めた鈴木尚も復調しているようですが、ここ一番での代走要員としてベンチに取っておくかもしれません。また、ベテラン選手が多いチームにおいて、ことし1年活躍した亀井や坂本といった若手が、日本シリーズという大舞台でどういったプレーを見せてくれるのかという点は、試合の勝敗を抜きにして楽しみなところです。

■クルーン交代劇でチームが結束した巨人
 投手陣では、CS第3戦の9回、先頭の中村紀に死球を与えたクルーンの交代劇が注目を集めましたが、私はあの交代が巨人にとっては良かったと思います。結果、リリーフした山口が失点はしたものの、引き分けに持ち込み、試合を落とさずに済みました。短期決戦では調子の良さだったり、相性だったり、そういうものも加味した継投やベンチワークが必要になってきます。もちろん巨人にはクルーンで締めるという基本線はありますが、非常事態が起きたときには「こういうこともあるぞ」「みんなでやるぞ」というメッセージが、あの交代でベンチやブルペンに伝わったと思います。

 先発陣でカギを握るのは、交流戦で2度西武に負けているグライシンガーです。しかも、5回7失点、4回7失点と2試合とも打ち込まれての敗戦だけに心配ですね。おそらく第2戦と第7戦に登板することになると思いますが、もしグライシンガーが交流戦と同じように2つ落とすようなことになると、巨人は厳しいでしょう。逆に、交流戦で8回無失点と好投した内海や高橋尚といった左腕が、左投手にもろさを見せる西武打線をしっかり封じたいところです。

■勝負強さを発揮したいキーマン・石井義

西武打線は切り替えの早い選手が多く、たとえ1試合打てなくても、次の試合では一気に爆発する力を持っています。CSを見ていても振りがすごくて、仮に凡退してもスイングの強さで相手投手にプレッシャーを掛けられるバッターが多いのが特徴です。大舞台だからヒットを打ちたいと、当てにいくようなバッティングになるのは良くない傾向ですが、追い込むまではフルスイングして、追い込まれたら対応していくというシーズン通りのバッティングができれば大丈夫でしょう。

 その打線においてキーマンは、3番・中島と4番・中村のホームランが警戒される中、その後を打つ石井義ですね。広角に打てるいいバッターなので、ピッチャーがファウルで粘られ根負けすることがシーズンでも度々ありました。彼が持ち前の勝負強さを発揮できるかというところがポイントになってくるのではないでしょうか。また、パ・リーグの本塁打王に輝いた中村はCSでホームランなしに終わりましたが、これは2割4分4厘というシーズン打率からも分かるように、一発さえ打たせなければ大丈夫といった投球をされています。日本シリーズでも、おそらく巨人バッテリーがそういった攻め方をしてくる中で、いかに後ろの石井義につなげるバッティングができるかがカギですね。

■経験豊富な石井一が巨人打線に立ちはだかる!?
 投手陣では、第1戦の先発が濃厚な涌井は、何かずば抜けたものというよりは総合力で勝負する投手なので、その日の精密度が大事になるでしょう。悪いところを試合中にいかに修正できるか、巨人打線を意識せずに本来の自分の投球ができるかどうかがポイントですね。意識しすぎると配球が偏ったり、余計に疲れたりするので。初戦を託される投手というのは、相手がどうというより、まず自分の投球をやりきるということが重要になってきます。
 第2戦の先発が予想される岸は、まだ場慣れしていないところがありますが、岸に対する首脳陣の期待はかなり大きいんですよ。西武はことしを黄金時代の1年目にしたいという気持ちなので、これからを背負っていく選手たちにいい経験をさせなくてはいけないということを、監督以下が意識してるんじゃないかなと思います。
 こうした若手主体の先発陣の中で、大舞台での経験が豊富な石井一の存在は頼りになりますね。巨人の4勝3敗と予想したのも、石井一がここ一番で巨人打線に立ちはだかり、待ったをかけそうな気がするからです。

 一方、不安なのは中継ぎですね。抑えのグラマンが故障明けでCSでも思うような投球ができていなかったりと、まだはっきりとした形がつくれていません。こうしたことから、第3戦に先発する投手を第7戦のリリーフ要員にするとなると、石井一を第4戦に投げさせて、帆足を先に持っていくんじゃないかなと思いますね。
 また、DHが使えない東京ドームでの試合で、少なくとも1試合に2回は打席に立つであろう西武投手陣が、バントをしっかり決められるかどうかという点もポイントになるでしょう。

■“若さの西武”vs.“経験の巨人”
 若い選手が多い西武はこれからが楽しみなチームで、チャレンジャーとして臨みます。一方の巨人は、小笠原ら経験値の高い選手がたくさんいますし、日本シリーズに勝たなければいけないと宿命付けられているところがあります。そういう意味では“若さ”対“経験”といった構図の戦いになるのではないでしょうか。西武は、渡辺監督が「このチームはまだまだ伸びしろのあるチームだから多少のミスも出る」と語るように、実際CSでは細かいミスが出ましたし、日本シリーズでも出る恐れはあるでしょう。しかし、監督が「ひとつミスをしても、それを取り返せ」というぐらいの気持ちで送り出しているので、それが選手の伸び伸びさにつながっていると思いますし、その中で日本シリーズという大舞台を経験して勝てれば、強さはだんだん本物になっていくでしょう。

 投手力では巨人の方が安定感があるものの、どちらも打撃のチーム。とくに西武のような若いチームはどちらに転ぶか分かりません。実際に今季の交流戦では、3勝1敗と西武が打ち勝ちました。野球ファンの皆さんは、息詰まる投手戦も面白いけど、派手な打ち合いというのもどこかで期待していることでしょう。そういう戦いを匂わせるメンバーがそろった今回の対決。楽しい日本シリーズが見られるのではないでしょうか。(スポーツナビ)



石井11・3プロ表明、強化指定は辞退

2008年10月31日 12時14分31秒 | 格闘技情報
北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの石井慧(21=国士舘大)が、31日に全柔連に事実上の現役引退を意味する強化指定選手の辞退届を提出することが分かった。30日、関係者が明かした。石井本人と弁護士らが同行し、31日昼すぎに書類を提出。11月3日大阪市内での祝勝会後、プロ表明する。

 石井は北京五輪後、プロ格闘家転身か柔道家としてロンドン五輪を目指すかで悩み、今月中旬にプロ格闘家転身を決意。30日午後までに辞退届にサインすることを決断し、その意向を全柔連側に伝えた。反対していた親族には、辞退届提出後の31日夕方に帰阪して事情を説明する。

 現時点では今後の総合格闘技出場の場は決まっておらず、日本国内、米国を含めあらゆる可能性を探る方針。近い関係者には「とにかく練習をしたい。1年くらいは試合に出なくてもいいと思う。米国などを含め、徹底的に修行をしてもいいと思う」と話しており、万全の態勢でのプロデビューを望んでいる。

 石井自身は辞退届提出に迷いを示し、提出せずにプロ表明という「柔道破門」のリスクも覚悟した行動に出る可能性があったが、周囲の説得もあり、辞退届提出を決断するに至った。清風中時代から親交のある総合格闘家の秋山成勲には契約に縛られることなく、自分のペースで試合がこなせる契約形態を助言された。「プロ格闘家石井慧」はマイペースを貫ける環境でのデビューに向けて動いていくことになる。(日刊スポーツ)

しかし、彼の今までの言動を考えると本当なのか?分からない気がしますねぇ~
プロ格闘家になったら各団体からオファー殺到でしょうね


ウオッカ vs.ダイワスカーレット――府中2000m頂上決戦!=天皇賞・秋 展望

2008年10月31日 06時53分21秒 | 競馬の話題
現役最強馬を決めるJRA秋競馬の大一番、第138回GI天皇賞・秋が11月2日に東京競馬場2000メートル芝で開催される(発走は15時40分)。
 距離2000メートルで行われることから、2400メートル以上を得意とするステイヤー、2000メートル前後で強い中距離馬、1600メートルが主戦場のマイラーと、3つの距離カテゴリーからトップホースが集結。そのためにジャパンカップ、有馬記念よりも豪華なメンバーがそろう年も多く、まさに“無差別級”の現役最強王者決定戦といえる日本競馬界最高峰のレースだ。

 ウオッカ、ダイワスカーレットの日本競馬史に名を残す女傑2頭に、今年のダービー&NHKマイルカップを制した“変則二冠馬”ディープスカイ、07年菊花賞馬アサクサキングス、06年2歳王者ドリームジャーニーと、今年も3歳馬から4歳以上の古馬、牝馬まで日本を代表するトップホースが勢ぞろい。この究極の一戦、そして「魔物が潜む」と言われている府中2000の難コースを制し、現役最強の称号を得るのは――。

■ダイワスカーレット、7カ月ぶりも問題なし

ウオッカvs.ダイワスカーレット――現在の日本競馬最高のライバル対決である女傑2頭の対決。今年の天皇賞・秋の大きな焦点と言えば、まず「このどちらが勝つのか?」だろう。

 同じ2004年生まれの4歳牝馬。これまでGIIIチューリップ賞、GI桜花賞、GI秋華賞、GI有馬記念で直接対決し、3勝1敗とダイワスカーレットがリードしている。
(チューリップ賞:ウオッカ1着・ダイワスカーレット2着、GI桜花賞:ダイワスカーレット1着・ウオッカ2着、GI秋華賞:ダイワスカーレット1着・ウオッカ3着、GI有馬記念:ダイワスカーレット2着・ウオッカ11着)

 スタートしてすぐスッと先手が取れる抜群のスピード、それでいてラスト3Fを33秒台でまとめられる持続性。ダイワスカーレットは現代の競馬で勝つ要素を高いレベルで持っている。ここまで10戦7勝2着3回のパーフェクト連対。昨年はGI桜花賞、GI秋華賞、GIエリザベス女王杯と3つのビッグタイトルを勝ち取り、今年も初戦のGII大阪杯で後のGI宝塚記念馬エイシンデピュティを難なく完封してみせた。

 レースそのものには死角らしい死角は見当たらず、当然、天皇賞・秋でも主役の1頭なのだが、今回は4月の大阪杯以来約7カ月ぶりの競馬。左前脚管骨の骨瘤で春シーズンを休養したため、ぶっつけで本番に臨むことになった。
 仕上がり状態が大きなポイントになるが、少しでも不安があれば2週後のGIエリザベス女王杯まで復帰を延ばすと管理する松田国英調教師が明言していただけに、ここでの復帰を決断したということは仕上がりは万全である証拠。放牧先や9月5日に帰厩後の栗東トレセンで入念に乗り込み、1週前追い切りでは坂路4F52秒0の好タイムをマーク。そして、29日の最終追い切りでも坂路で主戦の安藤勝己を背に馬なりで53秒1。好仕上がりをアピールしている。

 また、ダイワスカーレットは過去に4カ月ぶりのGIIローズS、4カ月半ぶりの大阪杯をいずれも1着に来ており、鉄砲が利くタイプ。今回も初戦から持てる能力を発揮してくるに違いない。
 復帰戦いきなりからその絶対的なスピードを見せつけ、ダイワスカーレットこそが現役最強であることを改めて示してみせるか。

■ウオッカ、今度こそのライバル撃破だ

いつまでもライバルに遅れを取れないウオッカは、6月のアジアマイル王決定戦・GI安田記念を3馬身半差で圧勝。昨年のダービー以来となる勝利を挙げ、完全復活をアピールした。

 昨年は、2歳女王として臨んだ3歳牝馬クラシック第一冠・桜花賞で2着に敗れたものの、果敢に3歳最強決定戦・日本ダービーに挑戦。17頭の牡馬を完ぺきに打ち負かし、64年ぶり史上3頭目の牝馬によるダービー制覇という歴史的偉業を達成した。
 その後、ディープインパクトも勝てなかった世界一決定戦、フランスの凱旋門賞挑戦プランも浮上したが、右後肢の蹄球炎のため断念。復帰戦の秋華賞3着、エリザベス女王杯は右寛跛(は)行で当日回避、ジャパンカップではメンバー最速の上がり3F33秒6の脚を繰り出し見せ場十分の4着だったが、最終戦の有馬記念、年明け初戦のGII京都記念で惨敗し、完全にスランプに陥っていた。

 しかし、今年3月の国際GIドバイデューティーフリーで4着と、改めて世界規格の能力を示すと、国内復帰戦のGIヴィクトリアマイルはドバイ帰りで体調不十分だったか2着と不覚を取ったが、香港最強マイラーも参戦した安田記念を前述のとおり圧勝。グレード制導入(1984年)以降、牝馬による安田記念勝利は1994年ノースフライト以来、14年ぶり3頭目の快挙だった。

 直接対決こそリードを許しているが、勝ったGIのインパクトはダイワスカーレットを上回るウオッカ。最大の魅力は末脚の爆発力であり、これを生かすのに東京競馬場はピッタリの舞台。事実、5戦[2201]うちGI2勝と、抜群の好成績を残している。
 秋初戦となったGII毎日王冠は2着に敗れたが、これは押し出されるように逃げる形の競馬になってしまったからであり、展開のアヤ。むしろ、逃げても課題の折り合いがついたことで、どこからでも競馬ができる見通しが立ち、収穫は大。レース後には武豊も「引っかからなかったし、いい感じで進められた。今回は残念だったけど、本番では」と、意を新たに巻き返しを誓っている。
 今度こそ本来の爆発力を生かす競馬で、打倒ダイワスカーレットへ一直線。秋の盾とともに、真の最強の座を射止めてみせるか。

■ディープスカイ、世代最強から現役最強へ

歴史的女傑2頭の対決が注目が集まる一方、これらを破って一気に新時代を到来させる可能性を大きく秘めた若き3歳馬が勇躍参戦してきた。それが、今年の日本ダービー馬ディープスカイ。1600メートルのマイルGI・NHKマイルカップも勝利し、史上2頭目の“変則二冠”を達成している。

 通常この時期の3歳馬、ましてクラシックホースは3歳クラシック最後の一冠・GI菊花賞を目指すものであり、天皇賞・秋への参戦自体が少ない。1938年~86年までは3歳馬が出走できない規定だったこもあるが、その年のダービー馬が天皇賞・秋に出走してくるのは1937年ヒサトモ以来71年ぶり、戦後初のこと。もちろん、勝てば史上初のその年のダービー馬による天皇賞・秋制覇だ。
 古馬の壁は厚いが、3歳馬では歯が立たないかというと、そうではない。再び3歳馬が出走可能となった1987年以降、1996年バブルガムフェロー、2002年シンボリクリスエスが勝利。また、1988年オグリキャップ、2004年ダンスインザムードが2着に来ており、確かな実力があれば年上相手のGIでも十分好勝負可能ということだ。

 もちろん、ディープスカイはその“確かな実力”を持つ1頭。NHKマイルカップ、ダービーはともにレベルが違うとばかりの快勝劇を見せ、秋初戦のGII神戸新聞杯では8分程度の仕上がりながら、後の菊花賞馬オウケンブルースリをあっさり撃破。改めて恐るべき素質を確認する結果となった。
 ウオッカ同様、ディープスカイ最大の武器といえば、直線の長い東京コースで抜群の威力を発揮できる末脚の破壊力。同世代を難なく斬り捨てた自慢の末脚で、今度は女傑2頭を一刀のもとに斬り伏せるか。

■アサクサキングス、ドリームジャーニーら一発

今年の天皇賞・秋が近年最高峰メンバーと言われる理由は、そのほかの出走馬の豪華さにもある。主役3頭が目立ちすぎているために今年に限っては脇役の1頭となってしまっているが、従来ならば主役級の扱いを受けていい馬がズラリ勢ぞろい。

 昨年の菊花賞馬アサクサキングスは、6月の宝塚記念以来約4カ月ぶりの競馬。春の連戦の疲れを完全に抜き取るためにステップレースを使えなかったが、その分、完全にリフレッシュしての出走となる。
 春GI戦線は天皇賞・春3着、宝塚記念5着とあと一歩で2つ目のビッグタイトル奪取はならず。大阪杯でも3着とダイワスカーレットの後塵を拝しているが、ダイワスカーレット56キロに対してアサクサキングス59キロと、3キロの斤量差がありながらタイム差は0秒2の惜敗。両者の実力は接近しており、天皇賞・秋では斤量差が2キロと縮まることから、アサクサキングスにも逆転の目は十分にある。
 また、休み明け初戦から走れるタイプで、東京コースもダービー2着&NHKマイルカップ2着を含む4戦[2200]と相性は抜群だ。

 2006年の2歳王者ドリームジャーニーは、目下2000メートルの重賞を連勝中と、中距離路線で完全復活を遂げた。
 父ステイゴールドと同じ小柄な馬体から繰り出す差し脚は切れ味抜群。2歳王者決定戦・GI朝日杯FSを最後方からのごぼう抜きで優勝した際には、騎乗した蛯名正義が「軽く飛んだ」と形容したほどだ。
 キレを取り戻した走りで連勝した2戦は、“GIIIでは格が違う”と言わんばかり。父ステイゴールドが2年連続2着に泣いた因縁の府中2000メートルで、親父超えを果たしてみせる。そして、2006年以来、2度目の王者となる時が来たか。

 他にも1997年エアグルーヴ、2005年ヘヴンリーロマンスがステップレースとしたGII札幌記念の勝ち馬タスカータソルテ、昨年の天皇賞・秋3着で今年GII2勝のカンパニー、また、ポップロック、アドマイヤフジらGIで好走を続けてきた実力派の存在も侮れない。

 女傑2頭の一騎打ちか、3歳ニューヒーローが新たな王となるか、それとも伏兵の一撃による下克上か――。現役最強を決める府中2000メートル頂上決戦は、11月2日・15時40分ゲートオープン!(スポーツナビ)




「ほっとした」と田沢 希望通りの「指名なし」

2008年10月31日 06時47分03秒 | 野球
 米大リーグ挑戦を目指し、国内球団とは交渉しない意向を表明していた新日本石油ENEOS田沢純一投手(22)は30日、プロ野球ドラフト会議で「指名なし」の希望通りの結果に「ほっとしています。最後までドキドキしていた」と安堵(あんど)の笑みを漏らした。
 川崎市のチームのグラウンドで練習後、クラブハウスのテレビでドラフト会議の様子を見守った。自分の名前が読み上げられなかったことを見届けると、記者会見で「意見が通って感謝している」と指名を見送った各球団の判断に頭を下げた。
 希望の進路へ道が開けた右腕は「険しい道になると思うが、一歩一歩進んでいきたい」と決意を表明。今後の米球団との交渉については、大久保秀昭監督が「日本選手権(11月13-23日・京セラドーム大阪)が終わってから絞っていく形になる」と見通しを語った。(スポーツナビ)


田澤選手のメジャー挑戦宣言には賛否両論がありましたが、
昨日のドラフト会議での指名がありませんでした。
これで、正式にメジャー挑戦となるわけですね。
素材としては最高の物を持っています。ただ、即メジャーで活躍出来るか?
というと、疑問。そんな甘い物ではないのは本人も分かっているとは
思いますが・・・あとは本人の努力でしょうね

元日本代表のC大阪・森島引退…涙の挨拶

2008年10月31日 06時21分36秒 | サッカー
サッカーの元日本代表MF森島寛晃(36)=C大阪=が30日、現役引退を正式表明した。この日のミーティングでチームメートに涙の挨拶。31日には大阪市内で引退会見を行う。C大阪一筋18年-。98年、02年W杯にも出場した“ミスターセレッソ”が、ついにユニホームを脱ぐ。

 「まだ何を言っていいか分からない…」。C大阪一筋18年-。自らの、現役最後の決断を必死に受け止めた。

 この日の昼過ぎにクラブ事務所であいさつ。スーツ姿のまま練習場へ向かうと、練習前のミーティングでチームメートに引退を報告した。「本人が一番辛いと思う」と藤田社長。さまざまな思いが駆け巡る。両眼からは、大量の涙があふれ出た。

 豊富な運動量と鋭い飛び出しを武器に、何度もゴールネットを揺らした。日本代表としても2度のW杯出場。そしてサポーターから愛された。昨年3月に原因不明の首痛を発症。以降はリハビリの日々が続き、今季中の復帰も不可能と判断し、引退を決意した。

 「きれいな形で次の階段を踏み出させたい」と藤田社長。31日には、C大阪史上初、ヤンマー時代も含めると釜本邦茂氏以来の引退会見を実施。来季以降もクラブに残り、新設ポストに就く予定で、将来はC大阪の監督就任が現実となりそうだ。(サンスポ)


最近、スポーツ選手の引退の寂しい話題が続きますね
森嶋選手は日韓協賛のW杯でのゴールが印象に残っている選手でした。
今後は指導者としての道を歩むみたいですね