TATOROの足跡

興味のあるもの,日々の感情など自分なりに綴っています。

読まなくていいのです。腹を立ててしまうかもしれないから。

2011年04月02日 15時41分22秒 | ポエム
がれきの山になった。家がなくなった。あちこちに車が転がった。
きっとここには街があったんだろう。
体育館の中にはたくさんの人人人。冷たい床に毛布だけ?
嘆く大人。悲しみの知らせ。感動の再会。校庭を走り回る子供。
これがあの地震の残した姿か。

涙する私。私に何がわかる?

毎日毎日、テレビを通して嫌でも知らされる情報。
何回も何回も、同じCMを通して嫌でも聞かされる言葉。
今は、ニュースよりバラエティー。
CMが始まれば、リモコンをボタンを押しまくる。

少ない食事をみんなで分けるしかないあなたたちを見ながら
おなかいっぱいに好きなものを食べている。
2週間ぶりに入れたお風呂に喜んでいるあなたたちを見ながら
毎日お風呂に入っている。
毎日テレビを見て、暇さえあれば携帯電話をいじる。
何かできないかと何かしているあなたたちを見ながら
何もしないで文句ばかり言っている。
なんてひどい人間なんだ、私は・・・

節電節電と言いながらコンセントを2つ抜いたからって
ちょっとのお金を募金箱に入れたからって
のみこまれる街を見て、流される車を見て、
「おもちゃみたい」と笑っていたじゃないか。
なんてひどい人間なんだ、私は・・・
でも、きっと私は変わらない・・・
きっと私は何もしない・・・


今からでも遅くない?






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