朝からどしゃぶり

朝からどしゃぶり。
こんなんで仕事やるのかな。
中止の電話くるかな。
長靴履いて電車の中。

いつまで降るのかな。
明日は会いに行けるかな。
無理することないんだけど。
天気予報とにらめっこ。

空が怒っている。
みんなを苦しめないで。
どうか機嫌直して。
てるてる坊主が泣いている。

太陽の下で

私が広い場所で声を出して歌うのは
歌の練習をしているのではなく
気を失わないようにしているんだよ
私が小刻みに足踏みをしているのは
アプリの歩数を稼いでいるのではなく
アスファルトの熱から逃げようとしているんだよ
私が空に向かって大きく腕を開いているのは
あの鳥のように飛びたいのではなく
脇の下を冷やしているんだよ

こんなに雲があるのに
なんで眩しくて暑い陽射しを遮ってくれないの？

ソーセージ

ウィンナーが食べたくて
目玉焼きソーセージ朝定食を頼んだ
ソーセージをひとかじりしたら冷たかった
冷蔵庫から出して皿に置きました
そんな歯に染みる冷たさで
あと３口はある長さだったのに
食べるのをやめた
今日一日がんばれない

やっぱりウィンナーが食べたくて
おやつにジャンボフランク買った
フランクをひとかじりしたらよだれが垂れた
抱き抱えていましたよ
そんな人肌くらいの温かさで
６口はある長さだったのに
５口で飲み込んだ
今日一日ちょっとがんばる

私が何をした

無視してずかずか入ってきて
ぼけっと立っている私が見えないのですか？
今にも飛びかかりそうに向かってきて
びくびく立っている私が見えるのですか？
親切だと思って声をかければ怒鳴られ
触れないように静かにしてれば吠えられる。
いったい私が何をした。
存在が許されないと言うなら
もう心が折れてしまう。
１００の内１の優しさに頑張ろうなんて思えなくて
予報通り雨が降らなくてよかったなんて思えなくて
全速力を唄ったら涙がにじんだ。

桜の木の下で

桜の木の下で一人立っています。
今日はお花見気分。
なんて思ったのもつかぬ間
雨がざーざー降って来ました。
カッパを着て立ち続けます。
たまに通る人がこちらを見ています。
こんな雨の日になにやってんだか。
そんな目で見られてるかと思ったのもつかぬ間
桜がきれいに咲いているなぁ。
傘ごしにカメラを向けています。
斜め上を見ながら生きている人には
きれいな景色を見ることができるのです。
また楽しませてないよ。
まだ注目浴びたいよ。
そんな声をささやいたかのように
花びらが一枚落ちてきました。
目一杯生きている桜の木のまわりには
明るい世界が広がります。
ただ立っているだけしかできない私には
冷たい雨が落ちてきます。

500円玉があったから

500円玉があったから
話すきっかけにしたかったんだけど
きみはみんなの人気者で
次々に笑顔が溢れてて
僕なんて入る隙がないのかな。
あんなに飲みたがっていたビールが
ぜんぜん減ってなくて
少しでも早く飲ませてあげたい。
そう思って、僕はそっとそこから遠ざかった。
なんだか、自分が情けなくなったけど
きみの歌を頭の中でぐるぐるしながら
駅の構内をずかずか歩き進んだんだ。

この天気に似合う歌はなんだろう

青い空に白い雲
雑草を揺らす風の音
あぁ気持ちいなぁ
何て言ってられないくらいの日差しを浴び
灰色の道を見ていたら
このまま倒れて寝たくなる
ダメだダメだ
車が来たら迷惑だし
黒焦げになっちゃう
意識をしっかり持とう
歌でも歌ってた方がいいよ
そんな声がどこからか聞こえてきて
頭に浮かんだのは情けない言葉ばかりだった

何かのせいにするば気も楽になる

あ～毎日イライラする。
ふ～すぐ疲れる。
は～一日中やる気がでない、
か～しょっちゅう体が暑い寒い。

自分が嫌になるけど
更年期障害だから仕方がない。
勝手に何かのせいにすれば気も楽になる。
また明日が来ちゃう。

映画鑑賞@きのう何食べた？

嫌われたらどうしよう
いなくなったらどうしよう
そんなことがいつも邪魔して
うまく笑えないや
やだって言えないや
隠しきれない本音　気づかれてないかな

ずっとずっと一緒にいたい
本当の気持ち　言い合いたい
わがままついでにもうひとつ
あなたのまわりの人にも愛されたい
笑ってばかりいられないけど
二人きりでおいしいご飯食べようよ
たまに心開けるみんなでわいわいしようよ

きのう何食べた？

なんで？

食べたいおかずを食べられちゃうし
見たいテレビ番組が見れないし
もっと寝たいのに起こされちゃうし
同じ事ばかり言ってうるさいし

一緒にいると鬱陶しいのに
一人でいる夜はさみしくなるの？