勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

B'z LIVE-GYM 2010 "AIN'T NO MAGIC" -9-

2010-03-09 | B'zのお喋り
やっと椅子に座れた。
まずペットボトルの中身で、喉を潤す。
野球の時は持ち込み禁止だが、今日は手荷物検査をあっさり通過した。

時々やってくるウエーブを待ちながら、ぼんやり考え事をしていた。
KOSHIの歌詞間違えはかなり有名だ。
GDでも、とんでもない間違いをしでかした。
だけど今日は完ぺきだ。
このままいくのかと思ってたら、long time no seeの時にそれがきた。

一緒に(自分に聞こえる程度に)歌っていたら、スクリーンのKOSHIの顔が変わった。
明らかに、頭の中が真っ白になっている顔だ。
ヤバいと思ってたら、私の意識も飛んだ。

気がついたら、KOSHIは普通に歌っていた。
あの瞬間、どうなったんだろう。
飛んだのか?
無事思い出したのか?
無事であったことを祈ろう。

ウエーブで時々立ちがりながら、私は妄想モードに入った。

ある秘密の研究所。
そこは、体の一部分だけ若返らせてくれるという噂の研究所だ。
死んでしまった毛根とか、機能していない内臓とかは戻らない。
老化したり、磨滅したり、弱ったりしている部分だけだ。
お金ならいくらかかったもかまいません、という二人。
TAKは左手の指を、KOSHIは声帯を新品同様にしてもらった。

と思ってしまうほど、この日の二人はすごかった。

拍手の音が大きくなってきた。
手を見ると、赤くなっていて、かなりざらざらしていて、痛かった。
痛くても構わない。
拍手してもしなくてもアンコールはあるだろう。
それでも礼儀ってもんだよね?それ。
全力を尽くしてくれてる彼らに対しての。

やがてステージが明るくなった。
TAKのギターがカナリーイエローに変わっている。
KOSHIは白黒のボーダーに赤のスカル、黒のボーンがプリントされたTシャツ。
あのTシャツ欲しい!

encore#01 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
 SG曲 1993年リリース。
 今日のセトリではTIMEの次に古い曲だ。
 別に思い入れはない。
 これだったらよかったのにと思う曲が何曲もあったが、不満は言わない。
 この列車を降りたくないからね。

 つないだ手なら離さない ふりしきる雨の中で ほこりまみれの絆も 輝き始める

ここは歌わせられると思って、予習は欠かさなかった。
大合唱が終わった後のKOSHIの笑顔を見てたら、この歌でもいいかと思った。

MC-
 今日はみなさんからたくさんのパワーと笑顔を頂きました…

いつも通りだけど、その幸せそうな顔は格別だ。
私も感動と喜びと、夢のような時間をもらった。
与え、与えられ、たがいにそれを受け取る。
その儀式は神聖で、ライブと言う特別な空間にしか存在しえない。

妄想の研究所はないってわかってる。
努力でしか、彼らはそれを手に入れられない。
衰えていく肉体。
だけど決して衰えることのないライブへの愛。

己の血と肉を与えあう。
痛みと疲労も分け合う。
それがB'zのLIVE-GYMだ。
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