無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

空気を語る?

2010-08-31 10:08:50 | 換気、住宅
空気を語るのは構わないが?

見えない空気を、自分達がコントロールできると思うのは、欺瞞に満ちている。

見えない空気の動きを、あれやこれやで、こう動いて、こういう流れが出来ると言うのは、システムが単純な方が簡単であります。

システムが複雑になると、給気ダクト、排気ダクトの長さ、曲がりの数、ダクトの径、ファン本体の能力、ファンの形状、住宅内部の空気の温度、湿度、住宅内部の天井と床面の温度差などが絡み合う中で、特定の工務店だけが自由に動かせられるというのは欺瞞であります。

それらを勝手に素人が素晴らしいと評価するのは、自分が換気に関して何の知識もないということをであります。

何の知識もない人が素晴らしいと言って、空気が違う、素晴らしいと言うのは、人間が持っている臭感疲労で、本人以外誰にも通用しません。

鈍感な人が隣にいたら、隣の人がこの空気綺麗で清々しいと言った時点で洗脳されます。

その位、人間の臭覚はいい加減であります。

前に住んでいた所がよっぽど汚い、カビだらけのところであれば、綺麗なモデルルームに来たら誰でも清々しいと感じます。

そこが落とし穴で、モデルはが清々しくなかったら、誰も注文したいと思わないでしょう、そんな単純なことも推理できないならば、騙されるのが落ちであります。

それくらい、現在住んでいる家の臭い、空気環境が酷いということにもなります。

素晴らしいと思った家も、住んだ経験と、空気に対する敏感さを忘れて、臭感疲労になれば、素晴らしい家も直ぐに前住んでいた家と変わりません。

空気をもてあそぶ換気を使うと、それ以上の繊細な感覚を持ち合わせて生活して行かないと、その良さが牙をむく事となります。

我々が危ないと思うのに、素人の人が素晴らしいといい、工務店も素晴らしいと言う、我々メーカーが危険といっても誰も聞かない。

全く不思議な現象であります。

最近タバコを吸わないのに肺がんになった有名人がいます。

医者も原因を特定できない、我々も不安であります。

せめて出来るのは、人生の三分の一生活する、住宅の室内空気環境を大事にする事くらいかもしれません。

自己防衛は出来ればやる事が良いですが、その前に誰が真実を語っているか見極められる知識も必要であります。

所詮そこまで真剣に考えている人は、3%しかいませんし。

その3%の中でも、多数の人が騙されている、全く不思議な世の中であります。