無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

真実を伝える難しさ その続き

2010-01-13 12:13:24 | 換気、住宅
ためしてガッテンでも分かったように、人間が湿度の体感を的確に捉える事は難しいのです。

さように、臭いも同じでありました。臭感疲労により、同じ臭いを嗅ぎ続けると、その臭いのストレスを除去しようとする脳内指令が出てきて、その臭いを忘れさせてくれる(本人だけ、もしくは当事者だけ)。

それでなければ、様々なストレスの中を生き抜いている人類の種の保存が出来なくなる訳です。

空気が動いている状況では、湿度体感ははっきりと分かります。

唇が乾く、肌がかさかさする、喉が痛くなる、乾いてくる等の症状が直ぐに出てくるので簡単です。

家の中に居て乾燥感のある人は、ほとんどが家の断熱、気密不足であります。

家の中の温度差による、床と天井の温度差による空気の対流(床の冷たい空気が暖められ軽くなり膨張して上に動き出すため、同時に冷たい空気を床面から引っ張り込む現象)窓面からの冷輻射とダウンドラフト等であります。

このような住宅は床暖房に最適で、世の中の皆さんが床暖房が快適だと思うのです。つまり上下温度差がある家では床暖房は快適であります。それに伴い乾燥感も増しますので、NHK的に言えば石油ストーブと床暖房の併用が宜しいのではないかと。

上下温度差ない家では、対流速度が極端に落ちるので不快になってきます。
そのような家では、冬の寒い時、朝の温度が立ち上がるまでの暖房くらいにしか使えません。

断熱、気密不足による空気の対流により、特に冬場、室内に自然対流が起きることにより余計に乾燥感がまします。

それを、石油ストーブを加湿器代わりに使うという、素晴らしい発想が頭の宜しい人の集まりであるNHKでも、不思議に思わない位に、日本の住宅の性能の貧困さが現れているのです。

ウサギ小屋よりも酷い住宅に住んでると海外から揶揄されても反論は出来ないのです。

GNPが世界2位から3位に落ちたとしても、世界有数の先進国で冬の暖房に使用する石油ストーブを加湿器代わりに使おうなんて発想が低レベル過ぎます。

一時、アメリカの東海岸で石油ショックの時に石油ストーブが売れたことがありました。しかしアメリカ人にとって、室内で灯油を給油する事が恐ろしいと感じたかどうか分かりませんが、一時的でそれ以降話を聞かなくなりました。

私も、40年前くらいに実家で石油ストーブをつかっていました。その頃は、火鉢、練炭のコタツなんていうのが残っていた時代ですから、家の中も外も同じ温度でありました。

冬の朝なんて顔が凍りそうなくらい、東京でも寒かった時代でありました。

その当時の石油ストーブは文明の利器で、その暖かさは素晴らしかったのです。英国製の丸型の石油ストーブがデパートの高級品売り場で売ってた時代でもあります。

それ以来石油ストーブ、ファンヒーターのお世話になっておりません。今は、そのような暖房機の家に行くと、直ぐに頭が痛くなりますし、臭いが鼻から抜けないくらい気持ち悪く感じられます。

臭いと、湿感と同じように、石油ファンヒーターを使っている家では、全員がそのストレスを感じないようになってしまったので、NHKと一緒でCO2濃度が異常に増えた室内でも快適だと思える体になっているのが素晴らしい事であります。

そのような家が、現在の日本の快適な住宅として存在しているのである現実が素晴らしいのでしょう。

私は、そんな家には住みたくはありません。

性能の良い住宅とはを実践している希少価値の工務店を見つけられない人は不幸であります。

良い住宅とは?素材が素晴らしい??デザイン??価格??安近??名前が売れてるハウスメーカー??

家族の健康が保てる家、夏涼しく、冬暖かい、外的な影響を受けない、冷暖房込みが良い家の基本です。

内装建材、システムキッチン、床柱、立地、価格、有名なデザイナー、有名なハウスメーカーが建てたとしても、家族が不健康になり、夏暑く、冬寒い、冷暖房は自前で、外的な影響を受ける住宅の方が良いと思われるのでしょうか?

家を買いたい、建てたい人が、食べ物や車を買うと同じレベルの情報で、買ったり建てたりする不幸が、現在でも続いているのは情けないし、この産業に関わるものとして危機感を持っています。

本当の真実を伝える難しさがあります。