NHKさん、よくやりました?
昨夜の番組で、加湿器と乾燥感について、ためしてガッテンが取り上げました。
一般の聴取者のレベルが低いのを想定した内容で、がっかりしました。
一つ良かったのは、乾燥感をブラインドテストした所です。
大学で空気環境を勉強している?学生を集めて相対湿度80%、50%?20%と生徒には教えないで相対湿度を変えて、その感じを述べてもらう実験でした。
私は、乾燥感は空気が動けば動くほど増すと思っていました。
温度が22度一定で相対湿度を変えても、誰も本当の湿度を当てられなかったのです。
気流感の無い場所で、相対湿度を変えても、臭いと一緒で人間の感覚はいい加減なものであります。
温度が高く相対湿度を上げれば、むしむし感が増すのは誰でも分かります。
我々の北海道のお客様は、この冬場ほとんどの家が相対湿度20%以下であります。
しかし、室内の床と天井の温度差が無い住宅のため空気が換気の力以外に動かない状態であると、ほとんどの人は部屋の相対湿度を当てられません。
本州で、40%以下だと風邪をひきやすいと言う事が数十年言い続けられていますが、そうしたら北海道の住民はこの時期全員が風邪に掛かってしまいます。
北海道の人が風邪をひくのは、東京に出てきて親戚の寒い家に泊まったときだと、皆さんが言います。
その位、湿度40%以下の迷信が流行っている事が恐ろしいと思うのは、私だけでしょうか?
もう一つ笑えたのは、家族の中で、朝起きたらのどが痛い娘、のどが乾いてるおばあちゃん、何でもないおじさんの比較でした。
おばあちゃんはドライマウスという病気で除外。他の二人の違いが笑えました。
おじいちゃんは、石油ファンヒーターを付けっぱなしで寝る。娘はエアコンを付けて寝ると言う事でした。
番組は加湿器の功罪を問うのかと思っていたら、違う展開になってきました。
石油ファンヒーターは燃焼すると水蒸気を発生します、ガスストーブも水蒸気を発生します、なので加湿器を使わなくても乾燥感は防げるのだという展開になりました。
おっとっと!!何!!石油ファンヒーター、ガスファンヒーターを使うと加湿器は必要ない!!なんか飛躍してるな?
なぜなら、その間番組では加湿器を使って家の中に結露を増大させてカビの被害で大変事になったという家族を紹介していたのです。
それなのに、番組的には水蒸気を出す石油ファンヒーターに免罪符を与えて、両方を同時に使う必要は無いと言ってるのです。
ここで番組は、部屋のどの場所が結露しやすいか当ててみましょうなんてことをやりました。
大阪の大学の先生が出てきて、押入れの奥とか、外壁に面した隅だとか箪笥の裏だとかが結露しやすいので気をつけましょうなんていうコメントでお終い。
それは、断熱欠損ですよ!だから結露するんですよ!というコメントは無かった!
もっと驚きは、番組的には加湿器を使わず石油ファンヒーターの方が良いですよという展開には、全く驚きであります。
水蒸気を出す石油ファンヒーターを使えば加湿器はいらない?
でも、ここでNHKが欠落しているのは、CO2濃度が大きく上がるので良い空気環境では無くなるのですよというコメントが無かった。
実験の中でも、湿度は計ったがCO2濃度は全く場外で、コメント無し。
6畳位の寝室で、石油ファンヒーターをつければ、30分位で4,000PPMを超えてしまいます。
ビル管理法でCO2が1,000PPM以上の空気環境は悪い空気環境であると規定されています。
それなのに、乾燥感を避けるためには石油ファンヒーターをつけて寝ましょうなんて、NHKがお墨付きを与えるのは問題があります。
CO2削減が叫ばれている時に、CO2を増大させる石油ファンヒーターを使えなんていう番組を作る気がしれません。
娘の部屋の乾燥感は、エアコンが設定温度に対してエアコンがON,OFFを自動的に繰り返すから、乾燥感あるので加湿器を使いましょうというコメントでした。
これも、寝ながらエアコンをつけっぱなしという状況もおかしい。
エアコンは送風するので、積極的に気流感を造ります、人の顔、皮膚を通過する時に表面の湿度を奪ってゆくため、気流感があると余計に乾燥感が増します。
なにかむなしいですね!
何度も書いていますが、95%の日本の住宅は、断熱、気密欠損、換気無し、冷暖房自前に住んでいる訳ですから、仕方ないと言えば仕方ない。
こんな番組に、おれの家もそうだと言って、今晩から石油ファンヒーターをつけっぱなしで寝る人が増えるのは、恐ろしい。
結露造成器、室内空気環境劣悪造成器、結果カビが家中に生え、壁の中で水蒸気が滞留し木材を腐らせて、寿命の短い家で、家族に健康被害が出る家になってしまっている事を、誰も知らないのでしょうか。
まだ書き足りないが、今日は時間切れです!
昨夜の番組で、加湿器と乾燥感について、ためしてガッテンが取り上げました。
一般の聴取者のレベルが低いのを想定した内容で、がっかりしました。
一つ良かったのは、乾燥感をブラインドテストした所です。
大学で空気環境を勉強している?学生を集めて相対湿度80%、50%?20%と生徒には教えないで相対湿度を変えて、その感じを述べてもらう実験でした。
私は、乾燥感は空気が動けば動くほど増すと思っていました。
温度が22度一定で相対湿度を変えても、誰も本当の湿度を当てられなかったのです。
気流感の無い場所で、相対湿度を変えても、臭いと一緒で人間の感覚はいい加減なものであります。
温度が高く相対湿度を上げれば、むしむし感が増すのは誰でも分かります。
我々の北海道のお客様は、この冬場ほとんどの家が相対湿度20%以下であります。
しかし、室内の床と天井の温度差が無い住宅のため空気が換気の力以外に動かない状態であると、ほとんどの人は部屋の相対湿度を当てられません。
本州で、40%以下だと風邪をひきやすいと言う事が数十年言い続けられていますが、そうしたら北海道の住民はこの時期全員が風邪に掛かってしまいます。
北海道の人が風邪をひくのは、東京に出てきて親戚の寒い家に泊まったときだと、皆さんが言います。
その位、湿度40%以下の迷信が流行っている事が恐ろしいと思うのは、私だけでしょうか?
もう一つ笑えたのは、家族の中で、朝起きたらのどが痛い娘、のどが乾いてるおばあちゃん、何でもないおじさんの比較でした。
おばあちゃんはドライマウスという病気で除外。他の二人の違いが笑えました。
おじいちゃんは、石油ファンヒーターを付けっぱなしで寝る。娘はエアコンを付けて寝ると言う事でした。
番組は加湿器の功罪を問うのかと思っていたら、違う展開になってきました。
石油ファンヒーターは燃焼すると水蒸気を発生します、ガスストーブも水蒸気を発生します、なので加湿器を使わなくても乾燥感は防げるのだという展開になりました。
おっとっと!!何!!石油ファンヒーター、ガスファンヒーターを使うと加湿器は必要ない!!なんか飛躍してるな?
なぜなら、その間番組では加湿器を使って家の中に結露を増大させてカビの被害で大変事になったという家族を紹介していたのです。
それなのに、番組的には水蒸気を出す石油ファンヒーターに免罪符を与えて、両方を同時に使う必要は無いと言ってるのです。
ここで番組は、部屋のどの場所が結露しやすいか当ててみましょうなんてことをやりました。
大阪の大学の先生が出てきて、押入れの奥とか、外壁に面した隅だとか箪笥の裏だとかが結露しやすいので気をつけましょうなんていうコメントでお終い。
それは、断熱欠損ですよ!だから結露するんですよ!というコメントは無かった!
もっと驚きは、番組的には加湿器を使わず石油ファンヒーターの方が良いですよという展開には、全く驚きであります。
水蒸気を出す石油ファンヒーターを使えば加湿器はいらない?
でも、ここでNHKが欠落しているのは、CO2濃度が大きく上がるので良い空気環境では無くなるのですよというコメントが無かった。
実験の中でも、湿度は計ったがCO2濃度は全く場外で、コメント無し。
6畳位の寝室で、石油ファンヒーターをつければ、30分位で4,000PPMを超えてしまいます。
ビル管理法でCO2が1,000PPM以上の空気環境は悪い空気環境であると規定されています。
それなのに、乾燥感を避けるためには石油ファンヒーターをつけて寝ましょうなんて、NHKがお墨付きを与えるのは問題があります。
CO2削減が叫ばれている時に、CO2を増大させる石油ファンヒーターを使えなんていう番組を作る気がしれません。
娘の部屋の乾燥感は、エアコンが設定温度に対してエアコンがON,OFFを自動的に繰り返すから、乾燥感あるので加湿器を使いましょうというコメントでした。
これも、寝ながらエアコンをつけっぱなしという状況もおかしい。
エアコンは送風するので、積極的に気流感を造ります、人の顔、皮膚を通過する時に表面の湿度を奪ってゆくため、気流感があると余計に乾燥感が増します。
なにかむなしいですね!
何度も書いていますが、95%の日本の住宅は、断熱、気密欠損、換気無し、冷暖房自前に住んでいる訳ですから、仕方ないと言えば仕方ない。
こんな番組に、おれの家もそうだと言って、今晩から石油ファンヒーターをつけっぱなしで寝る人が増えるのは、恐ろしい。
結露造成器、室内空気環境劣悪造成器、結果カビが家中に生え、壁の中で水蒸気が滞留し木材を腐らせて、寿命の短い家で、家族に健康被害が出る家になってしまっている事を、誰も知らないのでしょうか。
まだ書き足りないが、今日は時間切れです!