美術コースブログ

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十和田市現代美術館

2008-11-04 21:56:28 | コース行事


■去る10月24日、美術コース2,3年生の希望者が、十和田市現代美術館と寺山修司記念館を見学しました。
十和田市現代美術館は「新しい体験を提供する開かれた施設」として平成20年4月に開館しました。国内外のアーチストが制作した、22作品が展示されている常設展示スペースのほか、ギャラリースペース、カフェ、市民活動サポートスペースなど、多様な機能を持っています。



美術館の特徴は、個々の展示室を独立させ、敷地内に建物を分散して配置し、それらをガラスの廊下でつなげていることです。アート作品が展示されるスペースは大きなガラスの開口を持ち、作品が街に展示されているような開放的な構成です。



現代美術には難解なイメージがありますが、真っ赤なアリやカラフルな花で彩られた馬など、誰にでも楽しめる作品がコレクションされています。開館以来多くのメディアに取り上げられ、来館者は9月に10万人を超える盛況が続いている美術館です。



■寺山修司記念館は、遺族の方から三沢市に寄贈された遺品を保存公開するために建設されました。寺山修司と親しかった粟津潔氏のデザインをもとに、元天井棧敷のメンバーなど数多くの関係者のアドバイスを得て平成9年に開館しました。



寺山修司は昭和20年7月の青森大空襲から昭和24年夏までの4年間を三沢市で過ごしています。自叙伝的作品には、少年時代を過ごした三沢市近郊の風景や同窓生の名前が登場しています。



様々な趣向を凝らした展示の他、寺山修司を紹介するビデオ作品も見ることが出来ます。また野外劇場は各種イベントに使用されています。



生徒達は十和田市現代美術館で斬新なモダンアート作品に触れ、新鮮な感銘を受けていました。
また寺山修司記念館では、美術、文学、演劇などの複合した不思議な空間に浸っていました。