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美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

作品紹介②

2015-01-19 15:02:35 | お知らせ

<作品紹介2>

引き続き、卒業制作作品を紹介します。

 

「空に沈む」 川口 瑠利弥  <油彩/F100号/キャンバス>

三沢に建設中の橋を描きました。

建設途中の橋に自身の未来を重ねて表現しているようです。

 

 

「鹿のいる風景」 飯田 諒人  <油彩/F50号/キャンバス>

実際の風景をイラスト風に表現した作品です。作者の個性が光ります。

 

 

「フンボルトペンギン」 島田 渉平  <油彩/F50号/キャンバス>

ペンギンの表情が豊かです。伸びやかなタッチで生き生きと描かれています。

 

 

「静寂」 土橋 真衣  <油彩/F100号/キャンバス>

スーパームーンと工場、構成に作者のこだわりを感じます。

 

「命の宿り」 中村 菜摘  <油彩/F50号/キャンバス>

何度も取材を行い良い構図を探りながら制作しました。樹肌表現にこだわりました。

 

 

「I dyed red,」藤原 出穂  <日本画/F50号/パネル>

猫3部作の集大成となる作品です。猫の特徴を抑えて、猫の存在感がシンプルに表現されています。

 

「廃線と自転車」 橋 宗一郎  <油彩/50号/キャンバス>

三沢にある廃線をモチーフに、叙情的に描きました。

「Square girl黒」 安達 香那  <アクリル/S40号/キャンバス>

 

「Square girl白」 安達 香那  <アクリル/S40号/キャンバス>

イラストを絵画として表現することに挑戦した作品です。

 


作品紹介①

2014-12-19 15:03:32 | お知らせ

美術コース第29回作品展が、2014年12月12日から14日の3日間、八戸ショッピングセンターラピアの2階と1階の催事場で行われました。美術コース生全学年96名が制作した、190点の作品が展示されました。

今年のポスターは3年生の安達香那さんがデザインしました。

1階には1,2年生の課題作品をはじめ、3年生の卒業制作や総合文化祭で最優秀賞を受賞した作品など、各種のコンクール受賞した作品も展示されました。3年生の卒業制作では、100号サイズの油彩、日本画、アニメーション、照明器具の工芸デザイン等、各自の専攻分野で作られた作品が、来場者の目を楽しませていました。

来場者は約1000名となり、盛況のうちに終了しました。ありがとうございました。

卒業制作作品を2回に分けて紹介します。

「出発点」佐藤晴香  油彩/F100号/キャンバス

 作者の家から1分の所にある、湊の朝の風景を素直な眼差しで丹念に描き込んだ作品です。

 

「ヨアソビ」袖村朱音 映像/2分30秒

真夜中に目が覚めてしまった女の子が、鏡の中へ吸い込まれて、不思議な住人達と出会うアニメーションです。

 

「モノノケ女子高生」 袖村朱音 映像/3分

ドラキュラ、化け猫、口裂け女。「モノノケ系女子」の、おもしろおかしな1日を描いたアニメーションです。

 

「私はずっと覚えてる」 新山智子 日本画/F50号/パネル

友人をモデルに描いた日本画。風にゆれる藤の花と髪は、思春期の心の動きを表現しています。

 

「Princess」 源波拓巳

スケートボードを趣味にしている作者がボードのデザインをしました。女子ボーダー用のデザインです。

 

「鹿の引き出し」 澤口潤

鹿をモチーフにデザインした家具です。段ボールを組み合わせて作りました。大きさは180×120×70cmです。

 

「父とバイク」 吉田翔  油彩/F100号/キャンバス

オートバイ関係の仕事をしている父親と、子供の頃から親しんできたバイクを描いた作品です。

次回もお楽しみに。


青森県高校総合文化祭最優秀賞

2014-11-05 12:00:06 | お知らせ

去る10月24日(金)~26日(日)まで、八戸市公民館で開催された第35回青森県高校総合文化祭美術部門で、2年8組志田真菜実さんが最優秀賞、太田佑佳が優秀賞を受賞しました。また全国大会出品作品に選ばれました。


24日は県内から約500名の美術部員が参加し、部門開会式、表彰式、講評会を行いました。

審査員は秋田美術工芸大学教授、岩井成昭先生でした。公民館ホールで行われた講評会の様子です。

展示会場でも生徒の要望に応じて、丁寧に講評していただきました。

今年の出品作品は186点。入場者数は1300名でした。

作品を紹介します
最優秀賞 2年8組 志田真菜実  「放課後練習」  F50油彩

優秀賞 2年8組 太田佑佳  「風景」F50油彩

 


岩手県立美術館展覧会見学

2014-10-09 10:05:56 | お知らせ

 

9月30日(火)、美術コース全学年で岩手県立美術館で開催している企画展「三沢厚彦ANIMALSin岩手」展を見学しました。


学芸員による概要解説の様子です。
岩手美術館の歩みや、企画展・常設展についての解説を受けて企画展の見所などを教えていただきました。
  

展示室の外にある作品は撮影可能。生徒達は思い思いに撮影をしていました。
 

 

 

 <展覧会の感想>                                                       

・動物の種類や大きさによって「きっとすごく重いだろうな」とか「この動物は軽そうだ」と感じることができました。特に入り口付近の象は、サイズがそれほど大きくはありませんでしたが、とても重そうで、そこに「存在している」という感じがしました。色が暗かったことも関係しているとは思いますが、触らなくても質量が感じ取れることはとてもすごいと思います。

・展示の仕方が等身大の動物の姿がいきいきと表されていて良かったと思います。彫刻の人なのに設計図的な絵を見ると彫るところがわかるような塗り方であったり微妙に角度がついていたりしてすごかったです。美術館見学は学べるものが多いので学校の行事以外でも行ってみたいと思いました。

・一つひとつの作品のインパクトが強いせいか上にもある作品に気づかず通り過ぎてしまいそうになりました。あえて気づきにくい場所に置いているのだと思いました。作品だけではなく美術館全体も、ある一つの作品だと思えるような作りになっていました。

・展示の配置が工夫されていて、ジャガーが見ている先には、豚がいて、今に襲いそうな勢いでした。他にも壁にイモリがいたり遊び心がたくさんあって、とても見応えがありました。大きい動物から、小さい動物まで、全部が生きてるまんまに作品化されていて、美術館が動物園みたいで楽しかったです。

・私が特に好きなのは入り口近くのたくさんの素材でつくられたゾウやクマだ。よく見てみると、靴の底やライターやクルミや野球ボールまであった。いつもは全然接点のないモノ達が一堂に集合して一つの作品となっていた。

・一番関心を持ったのはペガサスだ。二匹が対に向かい合って立っていた。見上げる程の背丈だった。羽が堂々と広がっていた。本物のペガサスは実在しない。しかし三沢厚彦さんの手によって私は手を伸ばせば届く距離で見ることができた。

・動物がまるで生きているかのように感じるのは、動物が本物よりもリアルであるからだと思う。本物よりも「らしい」。熊の手は5本ある。独特ではあるが情報は正しい。骨の位置、指の本数、模様のつき方、全て正しい。

・普段はある程度距離を取っての見学が多いので、ここまで作品の近くに寄ることができたのは新鮮でした。


美術コース秀作展・中学生美術セミナー

2014-10-06 22:13:38 | お知らせ

10月5日(日)八戸市三日町の「はっち」を会場に、「中学生美術セミナー」を実施しました。
参加者中学生は54名でした。工大二高生2名も一緒に制作しました。
アクリル絵具で静物画を描く課題と、パステルを使った自画像デッサンを実習しました。



アクリル画のモチーフは新鮮な野菜です。


約3時間で完成させ、講評会を行いました。

 

迫力ある作品が並びました。

 

同じく「はっち」のギャラリーで、「美術コース秀作展」を開催しました。
10月3日(金)~5日(日)の間、美術コース生の作品約30点を展示しました。

 


油彩作品やデッサンの他、アニメーションやゲームデザインなどが、
来場者の目を楽しませていました。


美大連携授業

2014-09-18 14:04:42 | お知らせ

9月9・10日、東北芸術工科大学から講師を招いて特別授業を行いました。

講師は映像学科教授の林海象先生です。短編映画の実習授業となりました。
林海象先生は、1986年『夢みるように眠りたい』で監督デビュー後、多くの作品を手掛けている
映画監督です。映像科志望の生徒にとってはまたとない機会となりました。

 

 5~6人で班を作り、どんな映画にするか話し合います。
林先生からシナリオの書き方を学び、2分の短編映画を各班で組み立てていきます。

シナリオができた班から撮影開始です。
各班からは「ラブコメ」「ミステリー」「ホラー」など様々なテーマが生まれていました。
どんな作品になるか、楽しみですね。

 林先生からは、屋内と屋外両方で撮影するようアドバイスを受けました。
 撮影日和な好天に恵まれ、生徒たちは撮影場所を探しながら楽しそうに撮影していました。

上映会の様子です。どの作品も大いに盛り上がりました。

林海象先生、二日間ありがとうございました!

<生徒感想>

・芸工大の8月に行ったオープンキャンパスで映像科を見てから、カメラを回す楽しさとかアニメを作ったりとか映画はもともと大好きだったので今回の授業を受けてとても参考になりました。また、改めて身近に映像を感じることができました。それぞれの個性があって実際やってみると大変だったところの方が多かったですが、完成した時はとても嬉しかったです。講師の先生方に感謝しています。

・ シナリオから難しく、どの流れで撮影するか、計画が足りないことが多かった。改めて映画を作る難しさを自分達で経験することで知ることができた。これから映画鑑賞をする際、また違った見方をできると思った。何より映画を作る楽しさを知ることができて良かった。海象教授の映画をもっと見てみたいと感じた。

・短編映画を自分たちで制作していく中で、いつも見ている映画は1シーンでもすごく考えられて手が込んでいることが分かりました。自分達で考えて作ることがとても楽しかったです。

・映画はいつも見ることしかなかったので「つくる」という体験は私にとってすごく良い刺激となりました。初めてのことだったので緊張していたのですが、いざ作り始めると1人ひとりの意見を組み合わせ完成へと近づいていくのがすごく楽しかったです。もう一度みんなでつくりたいです。


中学生美術セミナーのお知らせ

2014-09-17 13:10:01 | お知らせ

「中学生美術セミナー」を実施します。
10月5日(日)10:00~16:00に、
八戸ポータルミュージアム「はっち」で行います。

以下の2つの課題から選択して描きます。費用は無料です。



①パステルを使った自画像デッサン
白と黒のパステルで自画像を描きます。下地に色がついた用紙を使います。
紙の色を中間の明度にして描き起こすので、重厚な仕上がりになります。
人物デッサンの基礎を学びましょう。



②アクリル絵具を使った静物画
アクリル絵具を使用して、静物画を制作します。
F3サイズ(27×22cm)のキャンバスボードに静物を描きます。
アクリルメディウムなども使用して、本格的な技法を体験してみましょう。


期 日:平成26年10月5日(日)
時 間:10:00~16:00
場 所:八戸ポータルミュージアム「はっち」
    (八戸市三日町「さくら野百貨店」隣)
対象者:中学1~3年生
内 容:パステル画「自画像」/アクリル画「静物」
持参物:昼食(画材は全て工大二高で準備)
申し込み:9月26日(金)まで

各中学校でとりまとめてFAXで申し込みます。
各中学校(県南地域と岩手県北)へ要項と申込用紙を送付しましたので、
興味がある人は美術の先生か、3学年主任の先生に問い合わせて下さい。
または下記までご連絡下さい。


質問、問い合わせ先
八戸工業大学第二高等学校  美術コース
「中学生美術セミナー」担当 藤沢
TEL:0178-25-4311/FAX:0178-25-0568

併せて10月3日(金)~5日(日)まで、「はっち」3階ギャラリーで、生徒の作品を展示する、「美術コース秀作展」を実施します。

 


美術コース展覧会見学

2014-09-02 13:11:41 | お知らせ

8月26日(火)、美術コース全学年で青森県立美術館で開催している企画展「美少女の美術史『少女』について考えるための16の事柄」展と常設展を見学しました。
 本展の展示説明を受けた後、地下の展示室へ。企画展入り口には巨大な美少女が!

  
 本展覧会は、「美人図」が盛んに制作された江戸時代から、「少女」が誕生した近代を経て、「美少女」が日々メディアをにぎわす現代にいたるまでの様々な少女のイメージを探索し、日本人が少女という存在に何を求めてきたかを振り返るものです。漫画やアニメという身近なテーマは、美術コースの生徒達にとっては興味深い内容であったようです。

 


<展覧会の感想>                                                       

・今回の「美少女の美術史」展で驚いたのは、どの作品も、確かに「美少女」だと感じたことです。古い作品でも新しい作品でも、どんな絵柄の少女でも美しいと思いました。時代や人によって「美」というものはこんなにも傾いているのに、全ての作品が、全ての人に通ずる「美少女」のイメージを捉えていることがとてもすごいと思いました。(1年)

・時代によって顔立ちの違う少女達に感心しました。下膨れの顔に細長いつり目の顔から、目が大きくなり、輪郭がシャープになり、今のアニメの画風になっていく様を間近で観た気がしました。
 女性が社会に積極的に進出する時代になりました。美少女たちは、そんな女性の強さや弱さを持ち合わせ、活躍しています。その姿に、男性だけではなく女性も夢中になるのだと感じました。美少女展を観ることができて本当に良かったです。(1年)

・古風な作品から現代的なデジタルを駆使した作品まで豊富で、とても楽しむことができました。
 作品を比べながら観ると、作者が異なり、個性が出ている作品に共通するのが色の美しさ、形の美しさだと感じました。画風は違えど、どれも美しいと感じることが、今回の展示の魅力でした。それぞれが強調している美しさは何か、と考える事が楽しみにもなり、自分の感性を豊かにできる機会だとも思いました。(2年)

・美少女というイメージは時代とともに変化し続けていると感じました。そして、時代が少女のイメージに反映されているのだと思いました。戦前、戦後の時には家で遊んでいる少女などが多く描かれていましたが、スポーツが流行した時代は、リボンの騎士や最終兵器彼女などの、立ち向かうヒーローの様な美少女が生まれたりと、流行や時代背景によって美少女というものが生まれ変わり、また新しい美少女という概念が生まれるのだと思いました。次はどんな「美少女」が生まれてくるのかが楽しみです。(2年)

・展示場に入るとすぐに、テーマである美少女の立体がありました。そこでは写真を撮っても良かったので色んな角度から写真を撮りました。たくさんの展示の中でも特に印象に残ったのは、「少女の憂い」という作品でした。数人の少女がベッドの上で本を読んだり、ポーズを取ったり好きなことをしている絵です。その中の美少女たちはとても大きな目をしていて、どこか悲しそうな目をしていました。どの絵の少女達も、ただ美しいだけではなく、何かを伝えたそうな表情がとても可愛いと思いました。(2年)


陸前高田ボランティア

2014-08-19 14:23:06 | お知らせ


7月26日(土)、陸前高田市の仮設住宅へ、イラストを提供するボランティア活動を行いました。


これは毎年夏に実施している取り組みで、今年で3年目になります。
参加者は美術コース2年生12名、カレッジコース3年生9名、写真部の1年生4名、合計25名。


持参した作品は、美術コース生全員が春から描いてきたイラスト188点。
目的地は米崎小学校のグラウンドに設置された仮設住宅でした。


この日は、手作りパンをふるまうボランティアも行われていました。


仮設住宅前の空き地に、パンやかき氷、バーベキューを楽しむ人々があふれ、イラストも盛況のうちに提供されました。


生徒達は住民の方々に積極的に話しかけ、子供達と一緒に遊んで、交流を深めました。

生徒の感想文から

・陸前高田に着くとすぐに、子ども達の元気な声が聞こえてきました。作品を展示している時、おじいちゃんやおばあちゃんが優しい言葉をかけて下さいました。あっという間に絵はなくなっていって、子ども達が両手にたくさん絵を持ってくれていて、とても嬉しい気持ちになりました。他にもかき氷や飲み物、パンなどたくさんおもてなしをして下さって、子ども達の笑顔にたくさん元気をもらいました。私ができることはとても小さなことかもしれないけれど、子ども達の笑顔を思い出して、小さなことからコツコツとやって行ければと思いました。

・気に入った作品をもらっていく子ども達の姿や真面目な様子で作品を観る人を見ていると、美術を学んでいて良かったな、もっと美術について詳しく知りたいな、と思いました。また、帰りのバスの中で、人を自然と笑顔にさせる世界の人々にも伝わるような絵を描きたい、被災地をデザインの力で豊かで暮らしやすく心もハッピーになるような街をつくりたい、と思いました。被災地に行って沢山の経験をして考えて学んで感じてきました。
この経験を今後の活動に生かしたいと思います。  


全国高総文茨城大会

2014-08-04 08:58:38 | お知らせ

7月27日(日)~28(月)、茨城県水戸市で行われた
第38回全国高等学校総合文化祭に参加しました。

 

昨年度の青森県高校総合文化祭で最優秀賞を受賞した新山智子さんと、
優秀賞を受賞した佐藤晴香さんの2名が、青森県代表として選抜されました。

 

27日は茨城県近代美術館で全国展を鑑賞しました。

 

午後から県民文化センターで開会行事に参加しました。
東京藝大教授で、人気アーティストの日比野克彦氏が講演し、
自身の作品制作について解説しました。また生徒の作品に丁寧な講評を行い、
生徒達からは多くの質問が出て、充実した内容となりました。

 

28日は交流会に参加しました。初めに制作実習を行いました。
その後お互いの作品を鑑賞して、意見を述べ合いました。
制作に対する思考を深める機会となりました。

 

来年度の全国大会は滋賀県で開催の予定。最優秀賞を目指して制作します。