共に生きる

彼女がまだ基本科・中級の生徒さんの頃


「心が喜ぶ香りのブレンドを作る」レッスンで


彼女は私を・・私は彼女を


精油に例えると・・なんの精油？


・・というのをやった


彼女から言われた精油名はすっかり忘れてしまったけど


私は彼女を精油に例えると「ローマンカモミール」とお伝えした


いっけんとっても強そうに見える彼女だけど


ほんとはとっても可愛らしくて、、はかなげで、、


ローマンカモミールはとっても小さな白い花だけど、、癒しの力がとにかく素晴らしい


すっきりとりんごを思わせるような、、可愛らしくて・・甘く優しい香り


今日はパフュームボトルにそのローマンカモミールと


彼女が大好きだったラベンダーブルガリアをブレントしたものと・・


そして、、記憶・・といえばローズマリー


「あなたのこと・・ずっと忘れないよ」


そんな想いを込めてもうひとつのパフュームボトルにはローズマリーを入れて


彼女の旦那さまに、、彼女の眠る棺の中に入れてもらえるようお願いをした


写真を５枚


私：「こんなことばかりさせていたんですよ」


・・と彼女の棺の前で旦那様に手渡すと


旦那さまがとっても優しいお顔で、、くすっと笑ってくださった


私も旦那さまの笑顔につられて、、くすっと笑った


今生、勉強もすごくできて・・頭がとってもよかったＭ


ただ、、ちょっぴりかしこすぎたね・・


『次、生まれてくるときは・・アホ全開で生まれくるんやで』


・・と心の中でつぶやいた


『はぁ～い、、先生・・(*^。^*)』と、、彼女がこたえてくれたような気がした


たくさんの方が弔問にこられていた


座る椅子を追加されるほど、、、


旦那さまも、、予想外の参列者の数に・・


「私の認識不足で、、こんなにもたくさんの方に来てくださるとは思っておらず


窮屈な想いをさせてしまった方々、、申し訳ありません」


・・と最後のご挨拶で謝罪されていた


『Ｍ・・よかったね・・こんなにもたくさんの方に来ていただいて・・


あなたはたくさんの人に愛されていたんだね。』


とっても寂しがり屋だった彼女


斎場のどこかで、、、とってもうれしそうに微笑んでいるような気がした


最後にお大師さまがお話ししてくださった


「人は二度死ぬ」という言葉


一度目は・・本人の肉体の死


そして二度目は、、その人を知っている人が亡くなるとき


「○○さんの肉体は亡くなっても、、みなさんが生きていらっしゃる限り


みなさんの中に○○さんはいらっしゃいます」と・・


本当に・・そのとおり、、、


私の中に、、これからも彼女はずっと生き続ける


今日もたくさんのお話をした


姿は見えなくても、、これからもいつでも彼女を感じようと思えば感じられる


これからも・・共に生きていく


彼女から教えてもらったたくさんの大切なことを胸に


心優しき、アホとして・・


明日、私は浜松でアロマの研修に参加させていただく


きっと彼女のことだから、、


ちゃっかり無料参加してそう(*^。^*)


Ｍ・・ほんとに・・ほんとに・・がんばったね


ありがとう・・ありがとう





↑　今年の１月　京都校・研修会にて





↑　2011年9月　蓼科優里山荘でのディプロマ試験に合格された時