私の好きな時間

大好きなお花達と手仕事と日々の暮らしの記録です

「写経」初体験

2022年10月12日 | 日記

人生初の「写経」体験

 

少し前にこのお話があり、

いつか、機会があったら体験してみたい。

と、思っていたので、

即、是非に!とお願いしておりました。

 

ガイドで何度も訪れているお寺さんです。

 

3年振りになるのかな?

とにかく、

すっごく久し振りで、

懐かしく感じるほどでした。

 

お部屋に通されて、

テーブルの上に用意されていました。

 

筆と硯を見て、

「あれまぁ~?書けるかな?」(笑)

 

お寺さんに行く道々で、

「筆ペンかしら?」とか、

 

「筆ペンだって、まともに字を書くって、

あの時だけよね。」

 

「しかも、名前だけだしね。」

 

そんなリラックスムードだったけど、

この状態を見て、

思わず、

ちゃんとしなきゃ!って思いました。(笑)

 

もう一つ、

心配な事がありました。

 

「正座?」

 

そこは、

大丈夫でした。

画像は無いのですが、

お椅子でした。

 

みんなでほっとしました。

 

この器にお水が入っていて、

お寺さんの方が、

硯に注いでくださいました。

 

「墨をする」ということ、

もうウン十年振りです。

もしかして?

最後に硯で墨をすったのは?

中学生時代?

遥か、遥か昔です。

 

この墨の香りが、

たまらなく懐かしくて。。。

 

墨をすりながら、

何故か?

父と母を思い出していました。

 

私が書き上げた般若心経の写経です。

 

ただなぞるだけなのに、

上手に出来ないんです。

 

こんなふうに画像で見ると上手に書けてるように見えますね。(笑)

 

書いていて、

特に、

「無」という字が多く感じました。

 

次の「無」は、

もっと上手に書こう!

 

と、思って書くのですが、

やっぱり、

書けないのです。

 

「何を思って書いたか?」

 

最後に書くのですが、

例文を見ると、

難しくて、

中でも、

一番簡単そうな、

「家内安全」にしました。(笑)

 

書いた日付の、

「令和」が上手に書けなかったのが、

ちょっと、残念でした。(笑)

 

書き終わると、

お部屋を変えて、

お茶とお菓子をいただきました。

このお茶が、

とぉ~~~っても美味しかったんです!

お饅は、「栗まんじゅう」

もちろん、

美味しかったです!!

 

 

お寺さんからいただいた写経についての説明文から

 

写経とは

673年

天武天皇の時代に奈良の川原寺で一切経の写経が行われたのが

最初だそうです。

 

① 上手に書こうという「我」を抑えて、

  ただ一心に一文字一文字に丁寧に向き合う事で、

② 筆を進めていくうちに段々と心が真っさらになる

③ 日本の伝統文化を感ずる寺院という空間の中で、

  心を集中し、安らぎのひと時を過ごすとともに

  今ここをこうして生きている幸せをじんわり感じる。

  これが、

「お写経の功徳」です。

 

この文章を読んで、

私は、邪心の塊だったようです。(笑)

「上手に書こう」なんてことばかり思っていました。(笑)

 

写経に向かっていた時間は、

約一時間でした。

墨の香りの中で、

真剣に過ごせた時間が、

とっても豊かな時間に感じました。

 

雨が落ちて来そうな曇り空で、

帰るころには、

楼門に明かりが灯っていました。

 

参道には、こんなかわいいお地蔵様も。(にっこり)

 

母が亡くなった時、

母の弟である叔父さんが、

長~~~~い般若心経の写経を

棺に入れてくれました。

 

あの時、

私も、

いつか、

「写経」を書いてみたいと思いました。

 

またいつか、

機会があったら

参加してみたいですし、

 

心が疲れた時は、

あのお寺さんに行って、

「写経」に向き合ってみようかな?

 

などど

思った一日でした。

 

(画像は、全てスマホから)

 

 

コメント (2)
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