ミラレパ 茶房

★ミラレパとは、チベットの偉大なるヨガ行者の事である。
Milarepa a great saint of Tibet

VOL. 242 長い春。 2011・GW 山菜採り

2011-05-16 | Food & cooking
 
GWというお休みの間、里帰りをし、めいっぱいな時間をすごせて嬉し。

 戻って早々に風邪をひいてしまうパターンは、いつものことのよう。。

  またいつもの友人たちと会い語らい、楽しい連休だったと今、振り返る。

 GWに故郷の山形へ着くと、桜がまだ咲き始めた頃で、今年は例年より遅く、

 寒い冬が長かったことがよく分かる。 残雪もちらほらあった。
 
 実家にある木たちは、雪の多さに耐えかねてほとんどが折れて無残な姿になっていた。

 いつもなら、水仙やふきのとうでわんさかなところも、まだまだ咲きが遅い。

 
  なぜか、うちの土手には野蒜(のびる)が生えているもんで、

 積んで納豆や味噌汁の薬味にして食べる。小ネギの味です。
   

  そして、昨年は時季が遅かった山菜採りにチャレンジすべく、

 山菜マスタースガイ氏(職業:キコリ)に山奥へ連れてってもらう。

  マスター曰く、まだ生えてないかもしれず、ダメかもしれない。と言われ、

 それでも、残雪のある山道を歩き、雪解けが流れる川を渡り、長靴に水が入って

 冷たい思いをして、藪だらけの山に入る。

 急斜面の山肌に、山菜らしきものはまだ見えず・・・。

  やっと現れたのは、わずかなコゴミだけ。。(見出し画)ふきのとうとコゴミ

  
     ↑幻想的な木が多い。

  
      ↑これ、木耳の種類らしい。

   
   それから、下山しながら低地のタラの芽をさがす。
   やはり、まだ芽が小さく、採るには気の毒なくらいだけど・・・ 
  

  ・・・あと10日後だったらな。。と残念がる山菜マスターだったが、

 コゴミとタラの芽ちょっとだけでも私には充分。今晩のおかずにできるし。

  天気に恵まれ、気分はいいし、満足だ。 
  (この山菜採りのスタイルはどうよ。
 

 帰路、また川渡りの箇所があり、長靴で水が入るよりは裸足で渡ろうと思い、

 山菜マスターが親切に浅瀬を探し歩いているのを無視し、(遠いから)

 雪解けの冷たい川を歩く。。冷たいを越えてひどく痛かった。
 
 頭の中で、河口慧海のチベット旅行記にある話を思い出し、独りほくそ笑むのでした。

 
 今季は、「とったどー!!」という大物はそうなかったけど、

 夕飯におかんが料理してくれたコゴミの胡麻和えがとても美味しかった。


 こっちへ帰る際に、道の駅「むらやま」へ寄って「こしあぶら」を購入。

 採ったコゴミも持って帰ってきてから美味しく召し上がった。

  
 上)こしあぶらとフキノトウの天ぷら、 左)コゴミの胡麻和え、 右)こしあぶらまぜご飯
  

 あ、山菜マスターは採った山菜全部わたしにくれたので、たくさんこごみが食べられた。
 この場を借りて深くお礼といたします。(見てないだろうけど。)



  


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3 コメント

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Unknown (ratnaruni)
2011-05-17 08:21:15
前略
美味そう、そして、苦そう。
ぼくはテンプラがいいな。
この辺じゃ、飲み屋いかないとね。
ではまた。
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Unknown (wa)
2011-05-17 11:44:57
山菜は年とるほど美味くなる。酒飲みながら「なぜ山菜は美味いのか?」の議題に「長い冬を乗り越えた植物の春の第一歩だから」の意見にさらに美味さを増す。
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Re: (khao-chang)
2011-05-18 00:11:47
>ratnaruni さま
 コゴミはあくが少ないので全く苦くないですヨ。ふきのとうはやっぱり臭いけど・・・。


>wa さま
 旬のものを旬なうちに召し上がるのが美味しね! 
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