Three frogs which smile.

酒飲みは奴豆腐にさも似たり
初め四角であとは ぐずぐず

恋しい

2004-08-23 | 中毒
あなたに会わないとわかっているから
化粧をする気もおこりません
あなたに触れることはないと知っているから
爪を染める気にもなりません
あなたを見かけることなんて無理だと言い聞かせているから
コンタクトもしていません

あなたと言葉を交わすことはないと気づいているから
楽しかったことを思い出そうとはしません
あなたからメールが入るなんてないと思っているから
携帯を見ることはありません

恋しい


そーんな艶っぽいことも切ないことも全くなく、掃除に明け暮れやっと布団がしまえるような生活に嬉々としている次第です。
そして、あたしが化粧をしなかったり、爪を塗っていなかったり、メールも確認しないのは単なる怠惰の表れです。

やっと居候生活から抜け出してきた気がします。
まだまだですが。

肌寒くなってきましたね。
まだ学生の夏休みは残っているのでしょうが、もう秋の色が深くなってきているように思います。
温泉で一杯。なんて出来たら幸せです。

最近巷では混ぜもんだ、偽もんだとにぎわっているようでねぇ。
あたしはあまり温泉詳しくないし、入ったと思えば幸せだし、上げ膳据え膳結構結構です。
なぁんも気にせずにのんびり出来るだけでも幸せです。
広いお風呂に檜やおもての風の馨りを堪能して、ぼけーっと月を眺めてみたら、自分を磨ぎ清まして頂けそうでありがたい。

ただ、だまそうって言う了見はいけません。
人を騙して金儲けなんてそんな腹を持って生きるのはあまりにも悲しいぢゃないですか。
温泉宿の経営って大変なんでしょうねぇ。
以前泊まった宿(そんなに安宿ではなかったような)で、冷凍且つ色の変わった鮪の刺身が出てきたことがありました。
それは単価に換算したらいくらくらいになるんでしょうかねぇ。
そんなん出すくらいなら、ちょっとした蒲鉾にわさび漬けでもいいんですが。
なんで刺身を出したがるのか。
あとはくたっとしなびたてんぷら。
油食ってんだか、ゴム食ってんだかなんだかわからない。
つべたいものはつべたいうちに。
熱い物は熱いうちに。
それが出来ないってわかってんなら出さんでよろしいん。
冷めても旨いものを、質素だといわれているものでも工夫して出せばいいんです。

形式でなく喜ばせるココロがないと又来たいとは思いませんもんね。
去年、お正月をスキー場で迎えようと大晦日の日に泊まった安い民宿。
温泉ではありませんが広くて心地のいい温度と清潔感のある風呂。
おこたにみかんに石油ストーブ。
部屋は狭くて6畳有ったかなぁ。
雪の匂いとたたみの馨りがして落ち着くんです。

食事も宿で拵えたというお米に同じく自家栽培の野菜をふんだんに使ったメニュー。
食前酒はおばあちゃまと奥様のお手製のものの中からチョイスして。
山菜のおひたしに、山芋を蕎麦状にしたものに梅肉を和えさっぱり。
青菜とえのきの和え物や蕗の煮物に芋のころがしたの。
鯵と鳥のフライも熱々でおいしいん。
お米はふっくらで味が濃く、お澄ましも山菜に茸に具沢山。
最後に茄子のシロップ漬け(ほのかな甘さに茄子の歯ごたえがあって上品でした)

宿泊客全員そろってにぎやかに頂くのもまた味の一つかなぁ。

で夜、隣のテレビ観戦の音を聞きながらおこたで暖まってるとノックの音。
「季節物ですので、年越し蕎麦をお持ちいたしました」
つべたくて鰹と昆布の馨りが鼻から喉に抜けるような出汁に負けない馨り豊かな蕎麦。
腰がしっかりしていて、山菜の風味が効いている贅沢な一品でした。
おこたで温まった身体がすっきりです。

ホテルも捨てたもんぢゃなかったりします。
アメニティやすっきりとしたサービスもさることながら、テーブルで差し向かいでする食事もいいものです。
鯛の御造りをお願いした後、その鯛の粗を使ったお澄ましを頂いたことがありました。
皮は焼いて香ばしく、粗から出たお出汁と昆布の風味に柚子をあしらって。
中には地元の特産だと言うそうめんが添えてありました。
このそうめん、喉越しもよいのですが油や粉の余計な匂いがなくっておいしいんです。
鯛と昆布の優しいお出汁によくあっておりました。

昔から民宿びいきなのですがそのときの求めている気分に合わせて宿は選びたいものですねぇ。
って言うか、食ったものでの判断なのか?あたい。

風邪を少しひきました。
喉に痛みがあってぼーっとしてます。
こんなときに私が恋しくなるのは一緒に布団に入ってくれる暖かい人肌や介抱してくれる愛しい人ではなく、
「鍋焼きうどん」。
「味噌煮込みうどん」でも可です。

楽しみなのはうどんを頂いた後中に落としたたまごの黄身を、白いご飯の上に。
残った野菜とおつゆを少しかけて黄身を割りほぐしながらお箸でかっ込む。
葱と味噌、もしくは醤油の馨りと黄身のこってり感。
汗をかいていただきます。
恥ずかしながら好きなんです。野暮飯。汁かけ飯。
食欲があるうちに治さないとなぁ、いかんなぁ。
だけど、風邪を引いて弱っていることを伝えたかったのになんで食い物の話になってしまったのでしょう。
いぢきたないというか、食い意地のはっているというか。
すみません・・・

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