Three frogs which smile.

酒飲みは奴豆腐にさも似たり
初め四角であとは ぐずぐず

おねがい だぁりん!

2004-09-15 | 落語
月に一度。
ものすごーく楽しみな落語会だったりします。
心待ちにしてたりします。
今月もしあわせでした。

雷門獅篭 新宿獅篭の会
おしながき
立川こしらさん  片棒
雷門獅篭さん   通販生活の女
雷門幸福さん   皿屋敷

お仲入り
夏子       漫才
雷門獅篭さん   らくだ

あたしは満足でしたよぅ。
ご一緒していただいた方は落語に映画に知識満載の方。
立川流はあまりお好きでないとはきいていましたが、もしよろしければと来て頂く。

こしらさん、やっぱり不動院寄席の方が出来がよさそう。
っちゅうよりも気持ちが入ってきていないのか上手下手の配り方がほやほやっとしてました。
そもそも片棒って噺を崩してしまっているので全く別のもの。
落語というよりはお芝居的かなぁ。
いつものくすぐりまくりはあまりないのね。
それはそれ、これはこれ。たのしい!おもしろい!って思えればいいよねぇ。

通販生活の女・・・
獅篭さんの作の噺らしい。
通販で失敗ばかりする彼女と突っ込みまくるダンナ。
彼女の「だぁりぃぃん」とねだる姿にちょとヒク。
獅篭さん、顔が怖いからなぁ。
だけど、ずっとみているとこの彼女の甘え具合がかわいくなってきた。
慣れなのか、技なのか。
今まで「だーりん」と聞くと沢田研二か、ラムちゃんかヤイコが頭に浮かんだけど、
これからは獅篭さんのあの上目づかいの彼女の顔が思い浮かびそう。

怖い。

幸福さんの皿屋敷・・・
おや?おやおや?と。
声を張ることに頼ることもなく、仕草はまだ荒いけどさほど汚いわけでもなく。
びつくり。
皿屋敷というよりは「お菊の皿」っぽい。
だけど大きくくすぐりで持っていくのではなくて丁寧にさらっていく。
後援会が出来たそうでよかったですねぇ。
こうやって噺を丁寧にしているときの仕草や表情の変化を見ていると、
勘定板の時の顔が横に並んで見えたりする。
どっちも幸福さんらしさが出ればいいなぁ。

お仲入りは幸福さんがやしきたかじんのナンバーから「東京」を熱唱。
本日のお菓子とStar大須in 高円寺の案内。
さすがに高座降りてすぐにこの紹介はつらそう。
そういえば昨日は「なぁかぁいぃりぃぃぃぃぃ」の声なし。
どの寄席、落語会に言っても聴くあの声があたしは好き。
あぁ、もう半分終わっちゃったけど、後半分あるもんねぇ!ってなるから。
昨日はなくって残念。

なつこちゃん!
あずまくん好きのあたし。
顔が邪悪なアヒルって感じ。
昭和チック漫才、突っ込みのタイミングがゆっくり。
お客様のノリもあって静かにうける。
あたしは嫌いぢゃないなぁ。毒だけどじわじわ効く感じ。
直球の毒のようであたりがやわらかい。
浅草とかで最近はやってるらしい。見に行こうかなぁ。

らくだ。
最初の感じだとあんまり「らくだ」が嫌われてた様には感じないんだけど、
ぢょぢょに定着してたのね、この嫌われ方ってって思う。
くず屋はいい人、丁の目の半次は嫌な人。
このくくり方、くず屋のいい人さ加減をもっと出すなら半次はもう少し抑え目のほうが半次を捉えるときにあたしはココロモチとして楽。
顔の怖さが獅篭さんの顔の怖さに上乗せされてる。
大家さんや漬物やとの掛け合いのときに見せる表情はくず屋の性格が見えていいなぁ。
メリハリのくすぐりどころは少し薄めに感じる。

くず屋は酒を呑まされる。
この呑み方はあたし好きかも。
呑み方ももちろん、湯飲みの大きさと呑み続けたときの身体の傾き、酔ったときの眼の引き方。
けたけたと笑いつつも、自分の気持ちを酒の力で吐き出す。
そんな感じの人だったのね、くず屋!

獅篭さんが噺の中で見せる笑った顔はよいなぁ。
噺を素直にさせる顔だと思うな。

ご一緒していただいた席亭の意見、感想なるほどなぁと思いました。
うまい人やたくさんの方の噺を聴いてる人の感想、記憶力。
すげぇなぁ、こんな風に噺を分析できたらいいだろうなぁ。
あたしには感覚だけしかないからなぁ。

羽織の襟元、服装の乱れは気になるとは思います。
ただ若い人が素直に入っていける落語もまだいいとも思いまする。
やっぱり聴く人が見て聴いてすると新たに気がつくところがあり勉強になりました。
日々これ精進、勉強したいと思います。

あ・・・座布団の縫い目。
ずっと手前に向いていてそれはあたしも気になりましたが、んなこと気にせず楽しみたいのもまた1つ。そういう点ではむずかしいなぁ。
今月の会はあたしにとっては満足でございました。

かんかんのぉぉぅう きゅうのれすぅ~
きゅうはきゅうできゅう さんしょなぁらえぇ
※死んだらくだを背負って踊るかんかんのう。
元唄が有るらしいが詳しくは知らないっす。
女性が恋人をほめる唄らしいけど、意味を説くといやらしくなるってきいたことがある。
元唄は「もし、このパズルを解くことが出来る人がいるならあたしのこともきっと解いてくれるはず。
そんな人にもらってほしいな、あ・た・し。」
って感じの唄だったと思う。
らくだが踊るのはその替え歌のほう。そんなん踊るのかー。それはそれで見てみたい。
あたしの記憶は曖昧で模糊。ちがうかも。ぢしん無し。

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2 コメント

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ギャーーーース!! (なすぺん)
2004-09-16 04:34:41
 ギャーーーース!!!

 来月も行けないギャーーーース!!

 ギャーーーース!! 行きたい!!!

 レポ楽しく拝見いたしました。
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そっか・・・ (aquaqua)
2004-09-16 10:35:36
来月も稽古かぁ・・・・

うーん、あたしのつたないレポでは伝わらないよねぇ、ごめんねぇ。

もうちょっと良く説明できる文才が有ればいいのですが。



むぅ・・・再来月もあるし!!



公演までひたすら稽古になっちゃうだろうけど、応援してるよぅ
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