ゆっくりと世界が沈む水辺で

きしの字間漫遊記。読んでも読んでも、まだ読みたい。

『ダーク・シャドウ DARK SHADOWS』を観てきました。

2012-07-03 | 観るものにまつわる日々のあれこれ
 
監督がティム・バートン、主演はジョニー・デップ。
作品の出来如何によらず、ある程度の入りを確保できそうな作品です。
白塗りのジョニーっていったらば、やっぱりちょっと観たくなりますもの。
期待を裏切りも上回りもしない、とても気楽に観られる作品でした。

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 ダーク・シャドウ DARK SHADOWS
 監督:ティム・バートン
 出演:ジョニー・デップ/エヴァ・グリーン
    ミッシェル・ファイファー
    ヘレナ・ボナム=カーター


時は18世紀。
魔女の呪いによってヴァンパイアにされた挙句、200年も生き埋めにされたバーナバス・コリンズ。
運よく工事のパワーショベルに掘り出されたはいいけれど、時代は移ってすでに20世紀。
家に帰ってみれば、隆盛を誇っていたはずの一族は衰退の一途をたどっている真っ最中でした。
「家族こそ財産」と言った父の教えに従い、バーナバスはコリンズ家の立て直しに着手します。

一方、それを見過ごすはずもないのが、彼とその一族を呪った魔女。
バーナバスを埋めた後の200年、憎し恋しの一念で一族を弄り続けてきた彼女は、今では町一番の名士であり、富と権力を独り占めしています。
人心を操ることなんて朝飯前の彼女の名はアンジェリク。
天使という名の魔女というわけです。

だからというわけではありませんが、もし、バーナバスがもうちょっと彼女とうまく別れることができていたら、呪いの言葉ではなく祝いの言葉を一族にくれたのではなかろうかと思ってしまいます。
ほら、要さんが言っていたように、呪と祝は字も似てるし。
そういうことができないバーナバスのある意味潔癖でバカ正直なところが面白いのですし、たとえ、彼がどんなに上手に嘘をつけたとしても、祝福したりしないのが魔女。結局アンジェリクは彼を恨んだに違いない…と思っておかないと、コリンズ家一丸となって彼女に立ち向かうときに、気分が乗せられませんものねー。
顔も怖い感じの美人さんですし。

顔といえば、最近映画を見ていなかったせいか、女優さんたちの顔の見分けがつかなくて、困りました。
えーと、さっきの人と今の人は同じだよね?とか。
かっこいいわーと思っていたコリンズ家現当主のエリザベスを演じていたのはミッシェル・ファイファーだったことも、その娘役の女の子が『モールス』のクロエ・グレース・モリッツだということにも、るいちゃんに教えてもらうまで気づかなかったし。
でも、どちらも記憶にあるイメージからは、時間的経過による、結構な程度の変化がありましてですね。
そういうのって、間が抜けてると、ちょっとわからなくなってしまいますよねー。
と、なんの言い訳をしているのか、自分でよくわかりませんが。





参加しています。地味に…。
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