カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

二十七冊目・『大いなる寒村の正義』

2018-04-17 21:49:01 | サスペンスはお好きですか?
たかあきは『大いなる寒村の正義』事件を解説してください。

 その村は世界を守っていた、少なくとも、村の人間はそう信じていた。
 故に村人は様々な悲劇を生み出す儀式を毎年欠かさず行い、例え誰かが儀式の無意味さを説いたとしても、儀式の供物に使われて無駄死にさせられた。そして村人は訪れた真の終末の際にようやく儀式の無意味さと己の愚かさを悟ったが、その時はもう遅かった。
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