明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

アルバム 風立ちぬ 松田聖子

2019-05-02 20:48:06 | 僕の音楽日記
1981年10月発売4枚目のアルバム。
「風立ちぬ」
70年後半の山口百恵という巨星が消えて
それと入れ替わるように
現れた80年代前半、そして
20世紀最後のピンの
アイドルスターとしての
松田聖子さん

この後80年代後半は
グループのアイドルが花盛りとなり
群雄割拠していくことになる

80年代前半のピークを作る松田聖子さん

圧倒的に流行の中心となったその勢いのもと

女性像の流行はつくられる。
それは
歌であり
ファッション、髪型に至るまで
その時代の中心に位置する
存在でなければならない。

意図的であっても
恣意的であっても
結果的に
受け入れられる要素が
そこにあれば
作品作りでもすでに半分は成功を
手中に収めてると言えるのでは
ないだろうか?

必ず時代を獲る
として
仕掛けた戦略が功を奏していれば
ひとつひとつ
見事に花を開いて結果が出てくる。

松田聖子というスターは半分
作られた
そして時代の運勢の乗って、勢いを得た
スターだろう。

4枚目にして
はっぴいえんど
の中心ボーカリスト
大瀧詠一さんの登場だ
なんとアルバムA面の作曲は大瀧詠一さん
作詞 は松本隆さん

A1 冬の妖精
A2 ガラスの入江
A3 一千一秒物語
A4 いちご畑でつかまえて
A5 風立ちぬ



A3の一千一秒物語は

もう大瀧詠一サウンド
ウォールサウンドの定番曲。
溶け込むようなストリングスの響きに
聖子さんのミルキーボイスがマッチして
アメリカンポップスさながら
心地よい。

A4のいちご畑でつかまえて
はアコースティックギターのイントロのリフが印象的。


全体的にこのアルバムの収録時に
松田聖子さんの声の調子が良くない時に作ったアルバムだと聞く。

むしろその方が功を奏し、ベストコンディションでなかったことが
より切なさを含んだボーカルになり
ミルキーボイスでもハイトーンが過ぎる場合
紙一重で聞きづらいくなるし、
トーンの高いのが裏目にでる場合もある
むしろ少しハスキーな声になったいた
アルバム収録時のこの時の
かすれた声質が良かったように
思えるのだ。

B面 の全作詞は松本隆さん

B1 流星ナイト
作曲 財津和夫 編曲 鈴木茂

B2 黄昏はオレンジライム
作曲編曲 鈴木茂

B3 白いパラソル
作曲財津和夫 編曲 大村雅朗

B4 雨のリゾート
作曲 杉真理 編曲 鈴木茂

B5 December moaning
作曲財津和夫 編曲 鈴木茂


B面は財津和夫さんが三曲参加。

圧巻なのはB4 の
雨のリゾートだ!

杉真理サウンドとすぐわかるメロディライン。
明るくポップなかんじがすごくいい!
それをうまく引き出したアレンジ
鈴木茂氏もさすがです。

詩の内容が雨に降られたカップルがリゾートデートが台無しになった心境をサラリと歌った歌。
鈴木茂氏のアレンジがまた、本当にハマってる。
このアルバムのキモになってる。

松田聖子さんのスターダムへの
ジャンプアップした足がかり的な
アルバム
『風立ちぬ』
ここから加速度をあげて
スターダムへ駆け上がっていった。



1975年の吉田拓郎 その9

2019-05-02 16:54:00 | #1975年の吉田拓郎
ラジオオールナイトニッポン 3
 
 
 
4月に入り
1日分の放送は拓郎はヨーロッパ旅行のため
代打で泉谷しげる氏が担当。
ゲストに
遠藤賢司 イエロー
 
8日
アコースティック系の拓郎ナンバー特集
 
たくろうちゃん
花嫁になる君に
自殺の詩
ハイライト
ガラスの言葉
まにあうかもしれない
せんこう花火
祭りのあと
風邪
蒼い夏
制服
野の仏
ひらひら
シンシア
ペニーレーンでバーボン
 
ドラマ 「おはよう」出演時のテープを流す。
拓郎扮する吉野役
「ああー真里かぁぁ?おまえ、大人になったなぁ」
というセリフ。
 
先週のヨーロッパ旅行の話
同行者 田村仁 氏マネージャー 渋谷氏
出版社の担当者
 
15日
有線放送ベスト10特集
この日
フォーライフレコードの記者会見の模様がNHK
ニュースセンター9時で放映された話。
 
22日
29日
拓郎が人に作った曲特集
いつか街であったなら
歌ってよ夕陽の歌を
たべちゃうぞ(ガチャピン)
あゝ青春
襟裳岬(アメリカのカーボーイが歌ってる音源)
 
 
5月
6日 ゲスト
杉田二郎
 
13日
自宅録音の「風の街」をかける
ドラマ 「あこがれ共同隊」の話
 
20日
ビートルズ特集
 
27日
萩原健一に提供する曲がボツになった
「君麗しの顔を」の自宅録音を聞かせる。
遠藤賢司から電話が入る
 
だらだらした番組進行となったきた。
 
 
6月 3日
この日ちょっとだけ
小室等が遊びに来る
というより様子を見にきたかんじ…
泉谷しげるが電話してきた。
 
この頃鬱状態。
 
10日
加山雄三特集
二週間ほど続いた鬱状態が若干晴れたと
本人談。
 
17日
24日
 
5月
6月と
つま恋コンサートのことやら
私生活での離婚のことなど
でラジオで普通の感覚で喋ったりできなかった
のだろう。
かなり気分にムラがあり、
辛そうな放送があった。

1975年の吉田拓郎 その8

2019-05-02 16:31:00 | #1975年の吉田拓郎
ラジオ オールナイトニッポン 2
 
 
1975年に入って
17 が年明け1回目の放送。
「あけましておめでとうさん!今年で29になってしまう。 つらい!!!」で始まる。
尚 この放送で
つま恋コンサートの告知が始まった。
 
14日 ゲスト
ガロ
 
21日
拓郎が心に残っている曲特集
(1963年までのオールディーズ)
 
28日
山本コータローの結婚式の話。拓郎夫妻が仲人
 
山本コータローとウィークエンドの
「1972年 6月26日晴れ」という歌がある
それには
拓郎の結婚式の模様がそのまま肉声で録音されている。
そのレコードをかけた。
 
2月 4日 ゲスト
黒鉄ヒロシ
 
11日 ゲスト
小室等 浅田美代子
特集 拓郎が心に残っている曲(1964年からのオールディーズ)
本来小室等だけのゲスト予定だったが
浅田美代子も差し入れをもって最後までいた。
 
18日
デモテープをかける
「歌ってよ夕陽の歌を」「さすらい時代」
ギターをもってきて「彩ちゃんに捧げる子守唄」を歌う。
 
25日
デモテープ特集
「蛍の河」は小柳ルミ子と拓郎本人の音源を聴き比べる。
 
1974年新宿コマでの「喜劇人大会」の音楽を担当し、その中から紹介。
「テーマ曲」「おばけの歌 由利徹」
 
3月 4日 ゲスト
キャンディーズ 南こうせつ
ミキちゃんは風邪で休み。
 
番組冒頭はひな祭りの拓郎の自宅録音の音源を流す。
 
南こうせつは終始また、番組を横でかき回す。
 
 
11日
18日ゲスト
かまやつひろし
昔懐かしのポップス特集
 
25日
日本のロック特集
 
 
一月二月はだんだんペースも乗ってきて
提供曲のデモテープを流したり、
拓郎のルーツであるオールディーズやらを聞いたりと、
積極的に赤裸々に番組を進めていた。
来るべき頂上を目指すそんな上昇気流に
乗ってるかのような
ハイテンションな番組が、進んでいった。
 
特に積極的にゲストを迎えての
番組作りは
裏を返すと
一人では持たないところも見え隠れする。
なにやら
気持ちを高揚させてないと
持たない
内在するの何かを隠しているかの如く。