過ぎゆく時の中で・・・

自分を見つめ、一歩前に進みたくて始めたブログです。

歌声よ 天まで届け・・・

2010年07月03日 | 思うままに
7月1日木曜日・・・仕事を終わり 6時前には家を飛び出しました。

有賀峠を車で飛ばし 下る頃には雲行きが怪しくなり・・・

稲光と共に 近くで雷の落ちたような音に 「わぁっ! 怖い!! 」・・・思わず独り言。

家から1時間弱で無事に到着 雨も降らずに何とかセーフ。

箕輪町という所にある喫茶店の扉を開けると

始まる15分前なのに 店内はもう熱気ムンムン・・・

年々増えて参加者は 今では70人くらいだろうか・・・

座る椅子も無い程の混みようです。

そこには団塊の世代前後の 昔の若者だった オジ様、オバ様達の笑顔がいっぱい !!

毎月第一週の木曜日 喫茶店がお休みの時に貸し切って 歌声の日です。



 あのね、私3年前に 知人と二人で歌声を立ち上げたの

 もし都合が付いたら一度来て歌ってみない ?

 私がスタッフとして頑張っている姿を見てもらいんだ・・・



幼馴染の由美ちゃんが 少し離れた所に新居を構えた事と

お互いに結婚して それぞれに忙しく ご無沙汰をしていました。

彼女の娘さんが 茅野で看護婦さんとして暮らしているので

私も茅野に行くから時々逢おうねと・・・


そんな時期に 歌声のお誘いがあり 時々行くようになりました。




歌声を立ち上げてから 今年で10年になるそうです。

そして・・・今月は由美ちゃんの二度目の追悼の歌声でした。



一緒に立ちあげた 司会進行とアコーデオンの山口さんからメッセージ・・・

「歌声も参加者が大勢になり 由美子さんを知らない人もいます

 それでも この歌声の原点にある由美子さんの為に
 
 天まで届くように 元気な声で歌って下さい」と・・・


昨年は亡くなって一年目で 彼女と歌った時の事を思い出したり

ご主人の寂しそうな顔が 切なかったりで 何曲も声が詰まり

涙がボロボロで 歌えませんでした。



日は薬といいますね。

ご主人は彼女の意志を継いで 毎月歌声に参加しているそうです。

オバ様達に構われながらも 楽しそうな笑顔を見て 少し安心しました。

今年は大きな声で 由美ちゃんに届くように歌いました。


彼女が好きだった いずみたく 作詞作曲の「友よ」を 歌い始めたら

急に涙が溢れ出して・・・隣で歌うご主人に気付かれないようにと思いながらも

とうとう最後まで歌う事が出来ませんでした。


「友よ」

友よ 淋しい時 お前に逢いたい

友よ 楽しい時 お前に逢いたい

若いよく似た 夢を心に

歩きつづける僕達さ

もしも 日がかくれて 道に迷ったなら

友よ その時こそ 光になろう


友よ 悲しい時 お前を呼びたい

友よ 嬉しい時 お前を呼びたい

広い 一つの空に 希望を 支え続ける 僕達さ

いつか星が流れ 遠く離れても

友よ みんなで愛の こだまになろう




歌声を立ち上げた頃は アコーデオンが一人でしたが

今はアコーデオン 二人 ギター 二人 電子ピアノ一人 コントラバス 一人・・・

多分この辺では一番盛り上がっている歌声かと思います。

七夕さま

森の水車

夏の思い出

月桃

千の風になって

星に祈りを

下町の太陽

サン・トワ・マミー

太陽がくれた季節・・・・・

などなど・・・2時間余りで 26曲をみんなで心を合わせて歌いました。





全員が立ち上がり 柱に飾った由美ちゃんの遺影写真に向かい

最後の歌は・・・「遥かな友へ」


しずなか夜更けに いつもいつも

思い出すのは お前の事

お休み安らかに たどれ夢路

お休み楽しく 今宵もまた




始めた頃 由美ちゃんが 病魔と闘いながら 一生懸命に作っていた プログラム



毎回 心が温かくなるような 彼女なりの優しさを感じます。




由美ちゃん・・・ みんなの歌が天まで届いていますか ?

みんなの「ありがとう」の心が届いていますか ?



あ・・・それからもう一つ 由美ちゃんへ

喫茶店に着くまで雨が降らず 歌声の時に土砂降りで

私が帰る時には すっかり止んだ雨・・・

もしかして由美ちゃんが ?


いつもいつも「遠くまでありりがとう 帰りの運転気を付けてね」って言ってくれたね。

ありがとう・・・

また来年の7月に歌声で逢おうね。




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6 コメント

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じ~んとするお話です。 (長崎沙織)
2010-07-04 07:59:59
歌声喫茶・・・
懐かしいですね。
店内の熱気が写真から伝わってきます。
お友達の由美さんもきっと
歌が大好きだったんでしょうね。
たくさんの人が集まって
喜んでいることでしょう。
思いは受け継がれていく・・・
そんなステキなお話でした。
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沙織さんへ (ベルママ)
2010-07-04 08:28:03
おはよー、沙織さん。
いつもコメントありがとう。

昨夜投稿して、書き足りなくてまた修正しました。

彼女も歌う事が大好きで「童謡を歌う会」で知り合った人と歌声を立ち上げました。
いつでも人を思う心を持った素敵な女性でした。
そんな彼女だから、今でも皆さんに愛されているような気がします。
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こんばんは (オステリアmama)
2010-07-04 22:27:06
茅野へ越してきて、イベントの告知に
歌声喫茶のものが多いのに驚いていたところでした。

それぞれいろんな思いが詰まっているのですね・・・・。
もし私がその場にいたら
絶対にもらい泣きしてしまいます。

箕輪町、アルパを弾きにお邪魔させていただいたことがあります。
こぢんまりとしたかわいい町ですよね^^
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またまた涙で… (kam☆kam)
2010-07-04 23:07:59
これで何度目でょう、ベルママさんのブログに泣かされたのは

由美さんという方を、私も知っているのじゃないか…と
錯覚しそうです。
心にジ~ンと読み終わってからも残る余韻、
温かな方達の集まりは、由美さんのお人柄
を感じさせてくれます。

ご主人の切なさを思うと何とも言葉がありません。
でも、歌声の中に由美さんは確実に生きていらっしゃいますね。
そして皆さんの中に一緒に居て歌ってらした!
と思います。
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オステリアmamaさんへ (ベルママ)
2010-07-04 23:20:46
こんばんは~
コメント、ありがとうございます。

そうなんですよね、茅野にも2ヶ所 富士見に1ヶ所あるそうです。
茅野ではウッドペッカーが賑わっています。
演奏する人も凄い人が揃っていますよ。

歌声喫茶の元は新宿の「灯」という所のようです。
数ヶ月前に新宿の「灯」から箕輪に出前コンサートに来てくれたそうです。
次の機会には箕輪の人が「灯」に出前するそうですよ。

この数年全国的に歌声喫茶が広がっているそうです。
歌声喫茶からパワー全開の中高年が
好きな歌で元気を出してくれるっていいですよね。

彼女の事も含め 歌う仲間の人達も色々な事情を抱えています。
そんな悲しみや苦しみを 仲間と音楽を通じて
分かち合える事にも感動しました。

彼女が残してくれた縁が繋がっている事にも感謝です。

箕輪町って好きな町です。
アルパコンサートがあったんですね。
その縁ある箕輪町の友達もアルパコンサートに行きたいと言っています。
伊那の時には一緒に行く予定ですので連絡よろしくね~。

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kam☆kamさんへ (ベルママ)
2010-07-04 23:35:56
コメント読ませて頂いて ちょっとドキッとしました。
実は・・・
彼女が亡くなってから知り合った方とkam☆kamさんの雰囲気が同じなんです。
まだお会いした事がないkam☆kamさんに
その友達と前から時々ダブってしまう事があって・・・

こんな事を言うと変な人だって思われそうですが
例えば前世で由美ちゃんと知り合いだったりして・・・なんてね。
何か不思議な感覚でした・・・びっくり
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