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過ぎゆく時の中で・・・

自分を見つめ、一歩前に進みたくて始めたブログです。

安住の地・・・

2010年03月25日 | ワンコのこと
昨日のテレビで ホームレスの男性が飼っていたワンちゃんの事をやっていました。


以前一酸化炭素で 死ぬ所だったのを助けてくれたのが 柴犬の姫ちゃん、15歳。

ずっと二人で寄り添うように河川敷で暮らしていましたが

市から撤去されるように言われ、施設に入る事になったそうです。

男性は施設に入り、癌と分かり治療する事になったので

姫ちゃんを 動物保護団体にお願いする事になりました。


お別れの日、姫ちゃんは ふと足を止め、振り返り男性を見上げていました。

男性は涙を堪え、姫ちゃんも悲しそうな顔をして 別れて行きました。


もう15歳のお婆ちゃんで、しかも姫ちゃんも 乳癌になっていました。

保護された若いワンコは 貰い手がすぐに見つかりますが

高齢な姫ちゃんには 中々貰い手がありませんでした。


何人も 姫ちゃんを引き取りたいと 来てくれましたが 

癌の事を知ると そこまでは面倒を見る覚悟はないと 帰ってしまいました。

それに 会いに来てくれた人に、姫ちゃんは 見向きもしないで寝てばかり・・・


ワンちゃんて 自分の最後を看取ってくれる人が分かるんだそうです。


11人目の人が部屋に入ってすぐに 姫ちゃんが近寄り 離れようとしませんでした。

保護団体の人が察知して 散歩に連れて行って貰う事になりました。

姫ちゃんは 今まで見た事がないくらい 力強く走りだしたのです。

とても とても15歳には見えない・・・嬉しそうに はしゃいで散歩してました。


癌と知っても その方は 姫ちゃんを引き取る事に・・・


その方と姫ちゃんの写真を ホームレスの人に渡したら 嬉しそうに涙していました。

これで姫ちゃんの事も安心できると・・・


姫ちゃんは 安住の地を見つけて、今はきっと穏やかな日々を過ごしている筈です。



ベルの事とダブってしまい、久々に主人も涙ぐんでいました。

こういう場面は だめだわぁ~と言って・・・



ベルと最後の日、最後の時間を 私と見つめながら過ごしました。

息が小さくなる 最後の最後まで 見つめ合っていました。

優しい目で私を見つめ 眠るように 静かに 静かに逝きました。


ベルは ここが 安住の地だったのかな ?

そして・・・ 今も ここが ベルの住処なのかな ?


ベルが逝ってから昨日で6カ月・・・まるで昨日の事のようです。

幸せな 15年と36日、2時間45分の日々でした。



あぁ~~ また泣いてしまった~~~~反省 !!


私が泣くと ベルも悲しくなるから もう泣かないって言ったのに・・・反省です。



庭に作ったベルのお墓・・・幼稚でしょうけど私達のベルへの想いです。

春になったら お墓の周りを草花でいっぱいにしてみようかな。




おやすみ~私のベル(^^)









ヨガ教室で・・・

2010年03月04日 | ワンコのこと
昨年の9月からヨガ教室に通っています。

丁度ベルが亡くなる少し前からでした。

何かしていないと辛くなりそうで・・・


ベルが旅立った頃には 遠い手の届かない所に行ってしまったみたいで

ベルの話をしただけでも 急に胸に込み上げて来て

子供のように しゃくりあげるほど泣いてしまいました。


主人には心配させたくなくて トイレやお風呂で思い切り泣く事もありました。



今は・・・

何となくですが ベルが私の近くにいるような感覚がします。

ベルがお気に入りだったマットを形見としてヨガ教室に連れて行きます。

ヨガマットに置いて触るとベルに触っているような・・・

身体の丸みや毛並みの感触がベルそのものです。

             

旅立つ3ヶ月前のベルです。

私の毎日に いつもベルが寄り添っていてくれいます。



今日もストレス解消・・・ベルと一緒に


愛犬の涙・・・

2010年02月19日 | ワンコのこと
犬には人間と同様に喜怒哀楽があります。

むしろ人間以上に豊かな表現力かもしれません。

そんな喜怒哀楽を15年の間にベルに教えてもらいました。


誰もがご存じの通り、犬は あくび をします。

眠くて眠くて こっくり こっくり する事もあります。

もちろん ガクっとして慌てて目を覚ます事だって・・・



オナラだってするし 夢を見て寝言も言います。

楽しい夢を見ている時は 嬉しそうな声を出し 尻尾を振ります。

悲しい夢を見る時は 涙が出て泣きそうな声をもらします。



以前 遠出をする事になり、早い時間に帰宅するつもりでしたが

出先で信号待ちの時に追突をされて 帰宅したのが夜の9時を回っていました。

真っ暗な部屋の中でどんな気持ちで待っていたのでしょう。

家に入ると主人には駆け寄りましたが私を無視していました。

ご飯を作り食べさせようと思いましたが食べようともしませんでした。

涙ぐんだ目で怒ったような顔をしていました。

よく、人間が気に入らない時に フンっ !!・・・と横を向くような仕草をしました。

結局その夜は、ご飯も食べずに ふて寝 してしまいました。

淋しさを一日堪え、ベルが見せた精一杯の反抗の姿でした。


次の日の朝には 淋しかった事なんて すっかり忘れてくれて

いつもの可愛らしい甘えん坊のベルに戻っていました。






多分・・・ベルが自分自身で逝くと決めた二日前の事です。

その日は用事があり友人と出かけていました。

2、3日前から寝返りが打てないような状態でしたが

主人が知らない内に 必死で立って庭先まで歩いて行ったそうです。

私の帰りを待ち望んでいたようでした。


夜になり ベルに添い寝していたら 涙を流しました。

最初は泣いているのではなく

例えば人間のドライアイの様に涙目になったんだと思いました。

でも、拭いても拭いても涙が出て来たのです。

ベルと向き合い二人で泣きました。

その目は とても優しく とても穏やかでした。

15年間の楽しかった事を 思い出しているかのようでした。

抱きしめて「ベル、今までありがとうね、15年間楽しかったよ」と・・・

ベルは私の目を見つめたまま嬉しそうな顔をしていました。



関係の無い人は きっと私の思い込みだとか 

そんな気がするだけだとか言われそうですが

ベルとの深い愛は私達家族にしか分からないかもしれませんね。




今はどんな世界でどんな暮らしをしているんだろうか・・・

ベルが逝ってしまった時 友人が教えてくれた「虹の橋」にいるんだろうか。

水も食べ物も豊富にあり 緑豊かな草原で

老いて、そして病んだ身体も すっかり癒え

皆と楽しく暮らしているんだろうか・・・

淋しい想いはしていないんだろうか・・・



先だけ白い あの尻尾を思い切りを振って

きっと きっと 毎日楽しく駆け回っているんだよね。


もう一度逢いたいなぁ・・・

そして抱きしめてみたいなぁ・・・


また楽しい夢を見てオヤスミ・・・ベル。


 
 1ヶ月半・・・ 我が家の家族になった頃のベル
 
    






愛犬との別れ・・・

2010年02月14日 | ワンコのこと
昨年9月に愛犬を亡くしました。

名前はベル・・・ビーグルで、とても優しく我慢強い可愛い女の子でした。


15年前に家に来た時には両手を合わせた手のひらの中にやっと乗る程度・・・

他の兄弟は3倍も4倍も大きかったのは、きっと遠慮してご飯も食べられなかったんだね。

すぐに死んでしまうと思うからお金はいらないよ・・・と言われて15年。



一昨年に体調が悪くなり病院に行ったら「腎不全です」と・・・

「毎日点滴をしないと、すぐに死んでしまいますが点滴をしますか ?」 との先生の問いかけに

何の迷いもなく「はい、お願いします」と私。

その日、先生に点滴をして頂いて家に帰ってから主人と相談しました。

主人は「延命治療は可哀そうだから止めよう」と言いました。

でも泣きそうな私を見て、次の日に「お前が頑張れる所までやってみろ」と・・・

1週間点滴の練習に通い・・・でも毎日失敗の連続。

針が外れて看護婦さんの服や先生の顔にも輪液が飛んでしまい・・・


家で初めて点滴する時には手が震えてどうしようもない私でした・・・情けない。

それでも私しか助けてあげる人はいないんだから・・・


それから11ヶ月経った頃、足腰も弱くなり下痢もするようになりました。

主人に、「もう可哀そうだから点滴は止めようよ」と何度も言われました。


点滴を止める事は私達がベルの命を決めるみたいで苦しい毎日でした。


この3年間、夜中に何度も起こされる日々で私の体調も崩れていて

針を刺す手が震え、深く刺して血が出たりする日が多くなり

止める決心をしました・・・ベルもホッとしたように感じました。


ごめんね、ベル・・・助けてあげる事、出来なかったね。

あんなに守ってあげるなんて約束したのに・・・本当にごめんね。

4ヶ月も経つのに未だに思い出すと涙がでます。



動物も人間も命には限りがあるけど・・・

精一杯頑張って生きてくれた事に感謝してるよ。

ママは今でもベルのママ・・・おやすみ、ベル。