チョキで殴るぞ!

自分のことは棚に上げ、他人には一言つっこまずにはいられない、 わがまま“びっきい”によるツッコミ短歌ブログです。

ラブレター速記で書いてみたけれどあなたに思い伝わるかしら?

2006-06-22 05:51:20 | インポート
タイ文字やビルマ文字なんかと同じで、
解読不能の暗号か
テーブルクロスの模様にしか見えませんね。
速記の文字って。

昨今はボイスレコーダーが普及し、
速記者も減少の兆しを見せているようです。
最高裁では98年度から速記官の採用を停止。
衆議院と参議院の速記者養成所も、
新規募集を中止して、
パソコンによるシステムに切り替えるとのこと。

私はこう感じています。
速記の衰退と同時に、
ジャーナリズムに携わる人々の
頑とした“記者魂”みたいなものが、
失われかけているのではないかと。

一取材者という立場でありながら、
過失を犯した企業の責任者を
英雄気取りで叱責する姿をテレビで見るのは、
あんまり気分のいいものではありません。

社会の悪を告発するのもマスコミの使命ですが、
あくまで公平な視点に立って正確な報道に努め、
世論に判断を仰ぐというのが、
まっとうなジャーナリズムの
あり方なのではないのでしょうか?

ちなみに、ボイスレコーダーは
雑音が混じって聞き取りにくいことや、
要点がその場でまとめられるという利点があるため、
現在も速記にこだわっている記者は
たくさんいらっしゃいます。
決して機械化することのできない
“職人”の手仕事に声援を送りたいですね。