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雀庵の「諜報活動/インテリジェンスと日本(13」

2021-04-18 09:34:30 | 日記
雀庵の「諜報活動/インテリジェンスと日本(13」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/286(2021/4/17/土】前回、美しい文章表現について触れたが、ここ20~30年ほど、日本語は随分、汚くなってきた感じがする。2、3年前に税理士から確定申告で必要だからと言われて「個人番号カード」を作ったが、世間では去年あたりから「マイナンバーカード」と言うようになり、「えっ、それってもしかしたら個人番号カードのこと?」とちょっと面食らった。


英語ではShow me your "my number card"って言うのかなあ。Show me your ID card(personal number card、 individual number card)とかの方がいいと思うけれど。国内でなぜ「個人番号カード」をあえて「マイナンバーカード」と言うのか、全然分からない。


日本語が汚染されたのは外来語(モドキ)の爆発的な拡大によると言ってもよいだろう。国立国語研究所が数年前にまとめたところでは「ア」だけでも、


アーカイブ/archive、アイデンティティー/identity、アイドリングストップ/和製語、アウトソーシング/out sourcing、アカウンタビリティー/accountability、アクションプログラム/action program、アクセシビリティー/accessibility、アクセス/access、アジェンダ/agenda、アセスメント/assessment、アナリスト/analyst、アミューズメント/amusement、アメニティー/amenity


日本語にできないわけではなく、「アーカイブ」なら保存記録、記録、資料、史料、記録保存館、公文書館、文書館、資料館、史料館・・・で十分だ。


今朝の産経のインタビュー記事を見て、「ナンカナー、あと10年20年で美しい日本語は消滅するのじゃないか」とげんなり、こんな風にカタカナのオンパレードだった。


<マーケティング、SNSネーティブ、スマートフォン、コミュニケーション、キーワード、アンケート、オンラインインタビュー、カテゴリー、コスパ、リスクヘッジ、スキル、キャラ、SDGs、ボランティア、アカウント、コミュニティ、コロナ、イノベーション、リフレッシュ、バージョンアップ・・・>


ハーイ、歓迎来到地球! ユーは何人よ、ジャパニーズみたいだけど。ミルキーウェイの遠くからタイムスリップしてきたの? ユーのジャパニーズ・ランゲージ、日本語、too old! 1980年頃みたい。大体ね、ネイティブの日本語、100年前の2030年頃に消えたよ、ミーは冷凍保存で寝ていたからちょっとだけ覚えているけど・・・今ね、地球語ばっかりで日本語話せる人、とってもレアね。地球語ソフトとIDカードはあそこのカウンターでもらえるよ、習近平主席語録付きだけど。持ってないとソイレントグリーンに送られるからね、グッドラック、旅途愉快・・・


夏彦翁曰く「言語とは国家なり、国家とは言語なり」。言語は文化、文明、歴史だ。それを棄損していけば「無機的な、からっぽな国になる」(三島由紀夫)。It's too late, baby, now it's too late とならないために、我らは何をなすべきか、 that is the question。


「インテリジェンス 1941 ― 日米開戦への道 知られざる国際情報戦」の続き。


<1941年12月になった。ハワイ真珠湾米海軍基地の総責任者・キンメル提督は、ある異変に困惑していた。日本の連合艦隊がコールサイン(艦船の識別信号)を急遽変えたという。「バカな、コールサインは先月変えたばかりではないか」。それまで半年以上の間隔で変更されるのが常だったから、わずか1か月での変更は異例だった。


もう一つ気がかりなことがあった。11月16日以降、2週間にわたって日本の空母機動部隊の所在地がつかめないのだ。艦船が洋上を動いていれば、通常は必ず無線でのやり取りが生じる。そこでコールサインの方向と位置を探知すれば所在地を割り出すことができる。しかし、日本の空母機動部隊には無線を発した痕跡がない。異常なことだった。


艦船の修理などで港湾基地のドックに入っていて通信をしないということもあり得るが・・・事実、情報部は「連合艦隊は呉もしくは佐世保にいる」という判断を下していた。しかし、キンメルはどうしても楽観的になれなかった。あまりにも静かすぎる、どこに空母は消えたのか・・・


異変はワシントンで日本の暗号「パープル」の解読に当たる米諜報部門スタッフも察知していた。11月28日、ハル・ノートが手交された2日後の暗号電には次のような記述があった。


「緊急の場合、および国際関係断絶の場合、海外向けラジオ放送に次の警報を加える。日米関係切迫=東の風、雨。日ソ関係切迫=北の風、曇。日英関係切迫=西の風、晴。この警報は天気予報の形で挿入し、2回繰り返される。メッセージを聞いたら、暗合関連資料等をすべて破棄されたい。これは完全な極秘事項である」


12月初め、ワシントン大使館内の海軍武官室に東京の軍令部から暗号電報が届いた。「米国戦艦の所在、改めて報告すべし」。危険を冒して調べると、世界最大の軍港ノーフォークには戦艦はなく、フィラデルフィアの海軍工廠には建造中の新鋭戦艦があるだけだった。主力艦隊のほとんどは真珠湾にあると推測された。


やがて、ある日の午後、あの天気予報が聞こえてきた。「東の風、雨」。その日のうちに暗号機が破壊され、暗合書が大使館の中庭で燃やされた。


12月7日午前7時55分、ハワイ・オアフ島の空に無数の機影が横切り、真珠湾に吸い込まれるように滑り落ちていった。米国との戦争が始まった。真珠湾攻撃のニュースは瞬く間に世界を駆け巡った>(つづく)
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日露戦争(1904~05)で勝利した日本はアジア人国家として唯一の列強となり、世界中の植民地で宗主国の収奪横暴に苦しめられてきた人々に勇気を与え、白人支配に対する反発に火をつけた。日本はアジアの民の“希望の星”となったが、白人宗主国にとっては憎悪の対象になっていった。


敗戦国ロシア国内は混乱し、ロシア革命へとつながっていく。アジアでは1930年代に独立運動が盛んになっていく。日本が火をつけたのだから、英米仏蘭など白人宗主国にとって日本は絶対許せない、根絶すべき「日本コロナウィルス」として恐れられ、憎まれたのは当たり前だ。


真珠湾攻撃の頃、日本は欧米列強から「体力、思考力が劣るサル、裏でドイツが操っている人種」と見られていた。日の丸印のゼロ戦の攻撃機を操縦しているのはドイツ人ではなく日本人だと知って、ハワイの人々、米国民、白人世界は大ショックを受け、呆然とした。有難いことに以来、日本人はサルから進化して「毒蛇」として認識されるようになったのだ。


同志諸君、ミャンマー(旧ビルマ)の情勢、大いに気になるよなあ、この真珠湾攻撃を偶然目撃したのが、英植民地下のビルマの政治家ウー・ソオ(ミスター・ソオ)だった。以下、WIKIによる。


<1920年代末に英領インドビルマ州の立法参事会(植民地議会)の議員となり、1938年に愛国党を結成し、トゥーリヤ紙の編集主幹としても政治的影響力を拡大させた。1935年に日本を訪問し、政財界や軍と接触を図り、訪問記『日本案内』を出版している。


1939年、インドから分離した英領領ビルマ植民地自治政府のバー・モウ政権を攻撃、それに代ったウー・プ政権に入閣したが、1940年、ウー・プの不信任案を通過させ、自らが植民地政府首相となった。


ビルマをカナダ、オーストラリアなどと同等の英連邦王国(ドミニオン、英連邦所属の英国王を元首とする独立国)とすべく、欧州での大戦勃発を交渉の好機として1941年9月にロンドンへ渡るが、チャーチル首相以下の反応は鈍いものだった。


そこで米国に渡ってFDRローズヴェルト大統領に協力を要請するも、対英関係の悪化を懸念してすげなく断られ、カナダ政府も同様であった。太平洋を横断してオーストラリア、ニュージーランド両政府に働きかけようと、飛行艇便でシンガポールに向かったが、給油のためハワイに到着したのが1941年12月7日であった。


真珠湾攻撃直後の日本の威力を垣間見て、サンフランシスコ経由でニューヨークから中立国であったポルトガルのリスボンへ12月29日に到着する。ここで、リスボン日本公使館へ、対日協力とビルマ独立政府の樹立支援を申し出た。


日本公使館は東京の外務省へ暗号電文を送ったが、米国海軍により全てが解読され、ウー・ソオの行動は英国政府(チャーチル)へ通達された。


ビルマへの帰国便の飛行機から、パレスティナで1942年1月12日に拘束された。利敵行為で裁判を行う場合、証拠として日本の暗号電文の解読能力を開示せねばならず、戦争の遂行に影響を与えかねないとの判断から、極秘にウガンダへ抑留された(植民地首相職は1月19日解任)>


こんな史実、小生は齢70にして初めて知った。ビルマについては中学の時に「ビルマの竪琴」を読んだだけで「オーイ、ミズシマ、イッショニ、ニッポンヘカエロウ」という言葉だけが印象に残っている。同志諸君、「イッショニ、ニッポンヘカエロウ」!
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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