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雀庵の「諜報活動/インテリジェンスと日本(5」

2021-04-03 20:30:22 | 日記
雀庵の「諜報活動/インテリジェンスと日本(5」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/279(2021/4/3/土】冬の間貧相だった庭は、1か月ほどかけて整理整頓したこともあり、春の到来で緑が増え、そこにピンクや赤、黄色、白、紫の花が咲いてきたので、なかなか楽しい感じになってきた。雀たちも繁殖期を迎えて元気いっぱい、5月には黄色いくちばしの若鳥が増えるだろう。


花屋には可愛い花がいっぱい並んでいるが、小生はいつクタバルか分からないので、花卉は増やさないようにしている。花卉だけでなく「モノは増やさない、むしろ整理縮小する」ようにした。リサイクルに回す、使い切る、買うのは消耗品だけ、という具合。これを3か月も続けていればずいぶんスッキリするだろう。


ま、あの世行きに備えた「身辺整理」。体がそこそこ動くうちにやっておかないと迷惑をかけたり、悪事がばれて恨みを買ったりするからね。同志諸君、人格を疑われるような写真や手紙は早めに処分しましょう。キャッシュなどは小生の「テンカコッカ教 心の道標教団」へご寄付を。浄財でなくても構いません、大きな土地から小さな宝石まで、何でも回収いたします・・・


流しの粗大ゴミの回収車、我が街ではすっかり消えてしまったが、自殺した従兄は春・夏は網戸屋、秋・冬は焼き芋屋、引っ越しシーズンの3月は粗大ゴミの回収屋をしていた。軽トラックは1日ナンボで元締めから借りるとか。


元締めは粗大ゴミの回収では古物商許可、産業・一般廃棄物収集運搬業の免許を得ているかどうかはさておき、軽トラックを貸し出すという仕組みで、一種のレンタカー。末端で「毎度おなじみの粗大ゴミの回収車です」と流していく単純な仕事では家族を養えるはずもなく、従兄は結局、自分自身が粗大ゴミになってしまった。


従兄は人間関係を作れないタイプだった。職場を得ても嫌なことがあると辞めてしまう。一つ所で3年続いたことが一度もなかったのではないか。とても履歴書に書けるようなキャリアではない。結局、職場を転々とする人生だった。


飲む打つ買うはしなかったが、スキューバダイビングとオートバイ、アーチェリー、釣りといった趣味には熱心だった。武家の家系で、代々、趣味に夢中になるDNAなのか、彼の父は釣りに行って溺死、祖父(小生の祖父でもある)は鹿狩りに行って崖から落ちて寝たっきり。「俺は士族だ」とプライドだけは高く、汗水流して歯を食いしばって一人前の職能人になるんだなどとは全く思わない人種なのだ。


我が母もそのDNAを受け継ぎ、小生が小5の頃、母は通勤で駅へ向かう人波を指さしながら「寝るほど楽なことなきに、浮世のバカが起きて働く、って言うのよ」と小生に薫陶を賜った。小生はまじまじと母を見ながら、「かあちゃん、頭おかしい、何なんだ?」と思ったものである。「汗水流す仕事=下郎下司の仕事」という価値観なのだ。恐るべし。


その手の価値観、思想、生き方、好悪というのは、固まるまでに何代もかかっているから、除染するにも何代もかかるのだろう。産経2021.4.1「阿比留瑠比の極言御免 英作家が語るリベラルの責任」から要約する。


<1月14日の当欄で、自民党ベテラン議員と交わした米国の社会分断に関する会話を紹介した。議員はリベラル派の傲慢さが根幹にあると指摘していた。


「トランプ氏が分断を生んだのではなく、米社会の分断がトランプ大統領を生んだ。そして、その分断をつくったのはリベラル派であり、オバマ前大統領の任期の8年間だ。リベラル派は上から目線で保守派の意見を劣ったものとみなし、抑圧する。リベラル派は自分の考えには疑問を持たず、反省しない」


先月、東洋経済オンライン掲載の英国のノーベル文学賞作家、カズオ・イシグロ氏のインタビュー記事を読み少し安堵した。イシグロ氏は、二極化が進む世界を招いたリベラル派の責任を表明していたのだった。狭い世界で自分たちの価値観だけを信奉し、それ以外の考え方を知ろうとしなかったリベラル派に対する次のような反省は、議員の認識とも通じる。


「私たちにはリベラル以外の人たちがどんな感情や考え、世界観を持っているのかを反映する芸術も必要です。つまり多様性ということです。例えばトランプ支持者やブレグジット(英国の欧州連合離脱)を選んだ人の世界を誠実に、そして正確に語るといった多様性です。


リベラル側の人が理解しないといけないのは、ストーリーを語ることはリベラル側の専売特許ではなく、誰もが語る権利があり、私たちはお互いに耳を傾けなければいけないということです」


リベラル派による言葉狩りが横行し、寛容と多様性の美名のもとに、非寛容と画一的な価値観の押し付けが進む日本社会こそが受け止めるべき言葉だろう。日本や米国のリベラル派には、自由を重んじる本来のリベラルではなく、むしろ特定イデオロギーに偏った全体主義的な傾向を持つ者が多いことを指している。和式リベラルが、イシグロ氏に見習うのを願うのは、高望みがすぎるだろうか>


瑠比ボナパルトもリベラルや正義を装った下司に堪忍袋の緒が切れた。つける薬なし。彼らは何者か。


和式だろうが欧米式だろうが、戦後リベラル=アカ=ズブズブの共産主義独裁信奉者、という理解が一番正しいのではないか。アカは人口の5~10%の上流階級が利権をむさぼり、人民は生きるだけで精一杯という、かつてのソ連、今の中共のような恐ろしい専制独裁国家を目指すのだ。


アカがもたらす赤色ウイルスは感染力、増殖力が非常に強く、かつ変異株が生まれやすいのでワクチン開発が難しい。現在確認されている赤色ウイルスには、マルクス・レーニン系、スターリン系、トロツキー系、毛沢東系、金王朝系、カストロ系、米国リベラル系、ドイツ環境ナチ系、日本では宮顕サナダムシ革マル南無妙などごった煮雑炊闇鍋系がある。


彼らは感染して脳を破壊されてもまったく病識がないから菌を拡散しやすく、むしろパンデミックに快感を覚える傾向さえある。


一度感染すると除染・快癒まで最低10年はかかるが、多くの患者は病識がないために治療を受けるどころか、感染拡大こそが使命だとして治療を拒否する。感染者は人口の5~10%と推計されるから、多くの先進国では強制入院で隔離する、あるいは処刑することもできずに困惑するばかりだ。


中共などのアカの外敵と、それとコラボする内なるアカの敵。5年10年で一掃できるといいのだが・・・ピンポイントで習近平を排除するとタガが外れた桶になり、ずいぶん手間が省けそうだ。毛沢東曰く「軍隊の唯一の目的は、人民の側に立って誠心誠意、奉仕することである」、暴君を守るのか、人民を守るのか、北部戦区の決起を期待したい。


「インテリジェンス 1941 ― 日米開戦への道 知られざる国際情報戦」から。


<暗号機「エニグマ」vs 解読機「ボンブ」。1940年7月、パリを陥落させたヒトラーは、欧州で唯一残った英国に照準を定めた。ドーバー海峡があるために、戦車と急降下爆撃機の連携による「電撃戦」はそのままでは使えない。しかし、世界屈指の重武装と空戦性能を誇っている最新型戦闘機メッサーシュミットにドイツ空軍は自信を持っていた。


英軍の主力戦闘機は旧式のスピットファイアであり、1対1の格闘戦なら勝敗は自明だった。しかし、ドイツは想定外の事態に見舞われた。隠密の飛行ルートをとる奇襲部隊が次々と待ち伏せに遭い、撃墜されていったのだ。


大方の予想を覆してドイツ空軍の優位を崩した原因の一つは英軍によるレーダーの実用化だった。ドーバー海峡に向けられた英国のレーダー網によってドイツ軍の襲来に備えることができたのだ。


しかし、飛行機の性能で劣る以上、レーダーで敵の接近を知り、空に飛び立ったとしても1対1の戦いになったら必ず負ける。負けないためには、事前に敵の攻撃目標を知り、それを凌駕する自軍を侵攻ルートの死角に忍ばせる必要がある。そのためにドイツ空軍司令官ゲーリングの下す指令の詳細をつかむ必要がある。


ゲーリングの指令は「エニグマ」で暗号化され、無線で伝えられた。英国のブレッチリーの電波傍受施設でキャッチされた暗号通信は、解読機「ボンブ」に送られ、3時間以下で暗号キーが判明し、解読された。


驚愕したのはドイツ空軍のパイロットたちである。奇襲作戦で襲撃するはずが、逆に奇襲されている。メッサーシュミットは急降下爆撃機の援護が役目であり、奇襲作戦なのだから何度も格闘戦(ドッグファイト)を行うことは想定していない。


急旋回や急上昇を繰り返す格闘戦は大量の燃料を消費するが、電撃戦を前提としているために燃料タンクが大きくない。攻撃力を極める代わりに、航続距離に重きを置かない設計なのだ。


ただでさえドーバー海峡を越える長距離侵攻作戦で無理がかかっていた。待ち伏せに遭って燃料を消費したらたまらない。爆撃機の援護の任務を放棄してフランスの基地に帰らざるを得ない戦闘機が続出した。


あとに残されたのは、爆弾を満載した足の遅い急降下爆撃機である。旧式とは言え身軽で運動性能に勝る英軍のスピットファイアの餌食になっていった。ヒトラーは英国本土上陸作戦を諦めざるを得なかった。・・・


イタリア、ドイツの暗号を破ったブレッチリーの天才奇才が最後に狙いを定めたのが日本の暗号だった。暗号機「パープル」、正式名称は「暗号機B型」、通称「97式欧文印字機」。「パープル」と「エニグマ」は世界の暗号史上、最強の座を競った双璧ともいえるマシンだった>(つづく)
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情報を隠す、情報を盗む、情報を壊す、というのはコンピュータ通信(ICT)時代の今は日常茶飯事だが、暗証番号など秘密機密情報は増える一方であり、同時に情報窃取や破壊・突破も急増している。情報を制するものは世界を征す、見えない戦争、世界大戦みたいだ。


現代の暗号やハッキングはどうなっているのかと調べたら・・・もう電気も電波もどういう仕組みなのか全然知らない小生にはチンプンカンプン。『コンピュータのための暗号組立法入門』『現代暗号理論』『基礎 暗号学I - 情報セキュリティのために』『暗号・ゼロ知識証明・数論』『暗号のすべて - ユビキタス社会の暗号技術』・・・タイトルだけを見ても脳みそがフリーズ。理系恐るべし。


ただ、人間にとって最大の問題が「ヒトはなぜ生きるのか、どう生きるべきか」であるのなら文系は必要だ。永遠のテーマだから絶対的な「解」はないだろう。考えることに意味がある、としかいいようがない。


一方で理系は「生物、事物のメカニズムを知る」というのが基本のようで、これがなければ文明の発展はあり得ない。


手足のように文系と理系のふたつ、例えば男と女、鍋と蓋、雌ネジと雄ネジのように、ふたつがあるから発展、成長があるという解釈もできる。もっとも発展、成長がいいのかどうかは文系のテーマではあるが。


駐日イラク大使を務めた理系のルクマン・フェーリ氏(英国で数学、コンピューターの学士号取得)によれば、


<日本の文化に唯一注文をつけるとすれば、政治家に法学部出身者が多すぎます。もっとビジネスマンや科学者などがどんどん政治に参入し、失敗から正しいことを学ぶようになれば、日本の政治は大きく変わるのではないでしょうか。


若い人に一番言いたいのは、既成概念に囚われるなということ。アウト・オブ・ボックス(out of box)の精神です。良い方向に自分を変えることは、恐ろしいことではありません。どんどん新しいアイデアを試して、さらに日本にこもることなく世界の異文化にも触れて欲しいですね>(元谷外志雄APA代表との対談)


文系と理系のコラボ・・・同級生の理系の東大教授はクソ真面目で面白い話はできなかったが、青学の文系教授とはスケベ話で盛り上がったものだ。理系で面白い人っているのかなあ。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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