昨年作ったシャンプー用のリキッドベースが無くなったので、
久しぶりにリキッドソープを作った。
固形石けんは苛性ソーダ(水酸化ナトリウムNaOH)で作るけど、
リキッドソープは苛性カリ(水酸化カリウムKOH)。
この苛性カリが手軽には入手できない。
薬局に取り寄せをお願いして約1ヶ月かかった。(その薬局が遅かっただけかしら?)
今回はシャンプー専用としてレシピを考えてみた。
レシピ 椿油 100g (やはりシャンプーと言えば椿油)
ひまし油 50g (洗い上がりがツヤツヤ)
ひまわり油 240g (軽い洗い上がりらしい)
ホホバ油 10g (リキッドに入れると濁るけど気にしない)
ココナツ油 100g (泡立ちのため)
精製水 376g (リキッド制作時の水分量がイマイチ?)
苛性カリ 124g (純度85%
油脂が残ると困るので鹸化率105%)
オプション ローズマリーのエタノール抽出液 20g
カモミールのエタノール抽出液 10g
ちょっと今日は丁寧に作り方を説明してみよう。(興味ない人はパスしてね)
リキッドの作り方には、アルコールを入れる方法と入れない方法があるけど、
今回は入れない方法で作った。
1,鍋にオイル類全てとローズマリー・カモミールのアルコール抽出液を入れ、
湯煎にかける。
アルコールを飛ばすために(エタノールの沸点78℃)
80℃くらいまで加熱。(サイダーのようにアルコールがシュワシュワーと蒸発)
2,1で、アルコールを飛ばしている間に、
精製水に少しずつ苛性カリを溶かし水溶液を作る。(溶かすと発熱する)
今回は、油脂類の温度を80度まで上げているので、
苛性カリの水溶液の温度は下げないでそのまま使用。
3,湯煎しながらゆっくり2の水溶液をまぜまぜ。
何だか前回と様子が違って、油にモロモロとした物が・・・
参考にさせていただいたHPの写真とも違う。
始めに抽出液を入れちゃったせいかな。
ま、、、なるようにしかならないので気にせずまぜまぜ・・・
・・・・・していると急に泡立て器がめり込んで動かなくなる。
↓これのおかげで家の泡立て器は歪んでぼろぼろ。
4,3時間湯煎して出来上がり。
家の調理器具はIHなので、深夜電力を利用して3時間の湯煎。
最後の1時間はさすがに眠かったので、
お湯を一杯にして火力弱でタイマーにして寝ちゃった。
5,4で出来上がったのはリキッドソープのベース(素)。
これを2~3倍の水で希釈してリキッドソープになる。
この薄めるときに、エッセンシャルオイル、グリセリンなどを入れられる。
ベースがまた中々溶けないのよ。
どうせ混ぜても溶けるようなもんじゃないので、水に入れて放置。
ほっとけばいつの間にか溶けている。
出来上がったばかりのリキッドベースは溶かすと濁る。
(まだ反応が終わってなかったのかな?)
次の日に溶かした物は濁らなかった。(一番上の画像)
ホホバ油を入れたので、完璧透明とは行かないが、
中々良い感じで、ローズマリーとカモミールの香りが、
「癒される~」って感じでよいわ。
シャンプーしてみた感じも verry good でした。
ラベルを貼って、石けんシャンプーを使っているお友達にプレゼント。
市販の石けんシャンプーは、
髪の毛がバサバサになる物が多いけど、
これは、
「しっとりというかすべすべになるし、
かといって重い訳じゃないし、すごく良いよ~♪」と言う感想をいただいた。
今回参考にさせていただいたのは、
趣味と実益の石けん作り
Tao's Handmade Soap
neroliの散歩道