ギャラクシィ日記

SF好きな主婦の・・・ガーデニングな日々。手作りも大好き。

『プラネタリウム』 干刈(ひかり) あがた

2011-01-28 | 本 (日本)
 うちの長男は今受験勉強の追い込み中。
その長男がちょっと前に現国の問題集を持ってきて「これおもしろいから読んでみ」と。
それが干刈あがたの『プラネタリウム』の一節。
たった2ページだけどおもしろい。続きが読みたい。
ほとほと少年(長男)としみじみ少年(次男)が生き生きと描かれてる。

 さっそくamazonで注文♪と思ったら…作品全部が絶版。
なんてこった。
ブックオフで中古で出てる分大人買い。

 文章からこの干刈さんて最近の人と思ったら1943年生まれだって。
その上、49歳の若さで亡くなってる。

 「芥川賞を取らなかった名作たち」って本にも載ってるらしい。(この本も読みたい)
名作だけど賞を取ってない、絶版、既に故人、いかにも入試に出てきそうな人。

 この『プラネタリウム』という作品は『樹下の家族』という単行本に収録されていたんだけど、
文庫では『ウホッホ探検隊』(福武文庫)に収録されていて、
文庫版の『樹下の家族』(朝日文庫)には収録されてない。
出版社もばらばらだし。なんだかぞんざいな扱いだな。
良い文章書くのに。


 私の評価は★★★★☆

『幸福な食卓』 瀬尾まいこ

2011-01-24 | 本 (日本)
 ちっとも幸福そうじゃないのに。

 ちょっと変わった家庭の日常がだらだらと…
なんで、こんなのが映画化?と初めの方で思った。

 瀬尾さん、そんな風に思ってすみません。

 この小説が私の知人の話とも結びつき号泣でした。
今、ぱらぱらっと読んだだけでも涙が出る。
映画は…悲しすぎるから見ません。

私の評価は★★★★☆



『ランドセルは海を越えて』

2011-01-14 | 今日のこと
 本の題名じゃないよ。

 こんな運動があるのを昨年知りました。
使わなくなった思い出の詰まったランドセルをアフガニスタンの子ども達に送ろうというものです。
合成皮革クラリーノのメーカー『クラレ』が2004年から続けているそうで
これまで7万個以上が送られたたそうです。

 『ランドセルは海を越えて』のHPはこちら
 http://www.omoide-randoseru.com/home.html

 ランドセルを送る運動は他の財団法人でもやっているのですが
そちらの運動の方は国内の送料+アフガニスタンまでの送料1800円を自分で負担しなければなりません。
クラレのこの運動ではアフガニスタンまでの送料をクラレが負担してくれるそうです。
クラレさんエライ!!

あ、でも国内の送料は自己負担ですよ。

 1月10日から受け付け開始で募集個数に達した時点で終了だそうです。


 昨年、ぽん太のを送ったときに保護者会で会った人達とこの話をしたんだけど
ほとんどの人が知らなかったみたい。
「うわぁ、、年末に大掃除で捨てちゃった。知ってればなぁ…」なんて人も。

 何で今ごろ昨年の事かって言うと
先日、ラジオでこの運動のこと言ってて、
アフガニスタンの子ども達はこのランドセルをとても喜んでいて
大事に大事に使ってくれているそうです。
アフガニスタンでは机がないところもあって、
このランドセルを机代わりに勉強している子達もいるんだって。
 また、就学率も低くて、「学校にはかよわせない」って家庭もあるそうなんだけど、
周りの子達がこのランドセルを背負って学校へ行く姿を見て、
うちの子も学校に行かせようと思い直してくれる家庭も多いんだって。

 もっともっとこの運動が広がると良いのにな。


 鍵盤ハーモニカとか楽器を海外に送る運動もあるので
使わなくなったらこちらも送ろう。