ギャラクシィ日記

SF好きな主婦の・・・ガーデニングな日々。手作りも大好き。

EM廃油石けん3(1ヶ月熟成汚れ落ち編)

2006-03-28 | EM

 EM廃油石けん制作編泡立ち編に続く第3弾、汚れ落ち比較実験。
 
 泡立ち実験で思いっきり泡立てた石けんの泡を
汚れに乗せて放置、汚れの落ち方を比べてみた。

 台所の洗い物で、こびり付くと大変なのがカレー。
 
丁度カレーが残っていたので、
皿とタッパーにカレールーを満遍なく擦り付けて半日放置、
お湯で流した後のこびり付いた汚れ。
 

 カレーのこびり付いた汚れに
泡立てた石けんを乗せて20分放置し、
流水で石けんを流した。(擦らない)

 一見違いがないように見えるけどよく見ると、
EM(ALL)、EM(1/2)は石けんの泡が乗っていたところはピカピカしていて、
泡を乗せたところの境目がくっきりしている。(矢印が境目)
でも、EM無しは汚れは落ちているけれど、
境目がぼんやりしていて分からない。

 油汚れが落ちにくいプラスチックのタッパーの方が
もっと分かりやすい結果に。
EM(ALL)、EM(1/2)は大分汚れが落ちている。

 一応の結論。
 1ヶ月熟成後の石けんに関しては、
制作、泡立ち、汚れ落ち全ての点で
EM入りの石けんの方が良い結果となった。

 ただし、この結果はEMが入った事によって石けんがグレードアップしたのか、
EMが入ることによって鹸化が早く進んだのかは分からないので、
3ヶ月熟成後に再び泡立ち、汚れ落ち実験を行ってみたい。
 また、EMを入れたことにより、
石けんの酸化し易さに違いが出るかも観察していきたい。


 ま、悪い結果は今のところ出ていないので、
普通の手作り石けんにもEMを入れていってみようかな。


EM廃油石けん2(1ヶ月熟成泡立ち編)

2006-03-24 | EM

 昨日消えてしまった下書き保存の記事。
気を取り直して   □_ヾ(・_・ ) カタカタ

 先日のEM廃油石けん1(制作編)の続きの
泡立ちの比較実験報告。

1,溶けやすさ

 石けん各5gを40℃のお湯30ccに入れ、
蓄熱式暖房機上で5時間放置。


 乾燥が遅れていたEM無しが一番溶けにくかった。

2,泡立ち

 1で溶かした石けん液は濃いのでそれぞれ30cc水を足してよく混ぜ、
10ccずつ別容器に取り分けた。
取り分けた石けん液に1×2cmのスポンジを入れ
30回スポンジを押して泡立ちを比較。

 画像ではよく解らないかも知れないけど、
EM(ALL)が一番泡立ちが良かった。
次いでEM(1/2)、EM無しの順。
泡のきめもEM(ALL)が一番細かい泡で、EM(1/2)、EM無しの順。

3,泡保ち

 2の実験後15分放置し、泡の残り具合を比較。
EM(ALL)、EM(1/2)、EM無しの順で泡が残ったけど、
もともと2の実験でEM(ALL)がたくさん泡立っていたので、当然の結果。
 もしきちんと泡保ちの実験をするなら、
同じ量の泡を立ててから放置するべきだった。
なので、この実験は比較実験としては× 
(それなら記事にするなよ・・・・・・すみません一応実験してみたと言うことで)

4,泡立ち2
 2の石けん液を回数無制限で、
「これ以上泡が立たないだろう」と言うところまで泡立ててみた。

 これはかなり違いが分かるかな。
断然EM(ALL)の優勝です。

 1ヶ月熟成後はEM入りはEM無しより泡立ちも良い石けんになるようだ。
「1ヶ月熟成後」と断ったのは・・・・
 手作り石けんは熟成期間が長くなれば鹸化もすすみ、
マイルドで泡立ちの良い石けんになり、
3ヶ月後ぐらいが一番良いとする記述も何かで読んだ。
 実際に我が家でお風呂で使っている石けんも
1ヶ月後の泡立ちがすごく悪かった石けんでも、
2ヶ月後、3ヶ月後にはふわふわの泡立ちの石けんになる。

 このことから、もしかしたらEM入り石けんはEM無しの石けんよりも
泡立ちが良い石けんと言うよりも、
鹸化が進んだだけの石けんかも知れない

・・・・・この違いを見るためには、もう一度あと2ヶ月後に比較実験してみなくては。。。
ちゃんと比較実験したつもりだったけどなぁ。
鹸化がどの程度進んでいるか、やっぱりph試験紙が必要かな。

 まだ、途中経過のような実験になっちゃったけど、
一応、汚れ落ち実験もしたので、次回。


EM廃油石けん1(制作編)

2006-03-22 | EM

 大分前に紹介したEM
廃油石けんに入れると廃油の臭いが無くなるそうだ。

 「臭いが無くなるなんて!!・・・でも、ほんと?
シャボン玉石けんでもEM入りがあるけど、
EMって石けんに入れるとどうなのよ?」
と、疑問がむくむくと。。。

 と言うことで実験しました。
ちゃんと比較できるように、同じ廃油で
1,EMを入れない石けん
2,水分量の半分をEM活性液に置き換えた石けん(以後EM(1/2)と呼ぶ)
3,水分量の全量をEM活性液に置き換えた石けん(以後EM(ALL)と呼ぶ)
の3種類の石けんを作った。
油量、水分量、苛性ソーダ量は全て同じとし、
コールドプロセスでトレースが出るまで攪拌し型入れ、
24時間保温後、型だし、切り分け、
1ヶ月熟成。

 レシピ  鹸化率107% 水分35%
  サラダ油  185g
   (大豆油+キャノーラ油だったので鹸化価0.131として計算)
  ミリスチン酸 3g
  苛性ソーダ 27g
  水分 1,EM無し:精製水 66g
      2,EM(1/2):精製水 36g + EM活性液 30g
      3,EM(ALL):EM活性液 66g 
 

 
 家の子達は唐揚げが大好きなので、
この廃油、結構臭う。

 EM廃油石けんを作ってみて、まずトレースが違う。
廃油石けん自体トレースが出るのが早いんだけど、
EMを入れるともっと早くトレースがでる。
トレースが出るまでの時間は
  1、EM無し  20分
  2,EM(1/2)  10分
  3,EM(ALL) 10分

 臭いはどれも同じで廃油の臭いがぷんぷん。
色はEM(ALL)がEMの色が出て一番濃い色。
3つともきれいにジェル化。


 EM入りはどちらもトレースが早かったので
保温中に分離しないか不安だったが、
固さも硬いし、とてもすべすべしたきれいな石けんになった。
それに比べてEM無しは
トレースに一番時間がかかった割にムラがあってきたない。

 EM入りは、牛乳パックの跡もきれいに付いている。
これを輪切りにして・・・・びっくり。
EM無しは年輪みたいにムラになっている。
 型出し直後はどれもやっぱり廃油臭い。
 
 EM入りは色が濃かったけど、
1ヶ月後、EM無しと同じ色になった。
臭いは、、、、、やっぱり廃油臭いのは同じ。

 さらに切ってみた。
EM入りは乾燥しているけどポロポロしていない。
とってもしっかりしている感じ。
EM無しは水分が少し多くちょっとベタついた感じ。

 EMで廃油の臭いは無くならなかったけど、
ムラのない中々良さそうな石けんが出来た。



 泡立ち比較実験、汚れ落ち比較実験もしたけど、
それはまた次回。


EM その3

2006-03-13 | EM

 昨夜テレビ朝日系列の番組『ステキな宇宙船地球号』で、
ヘドロがたまった旧芝川の再生プロジェクトが取り上げられていた。
そこで使われていたのがヨーグルトや納豆等で作った「えひめAI」という環境浄化微生物。
家庭で簡単に作れるそうだ。
詳しくは愛媛県工業技術センターHPえひめAI-2の製造方法についてが公開されている。
 これもEMの仲間なのかな。
お金をかけずに自分で菌を作れるところはEMより良いな。
EMは高い。。。
 
 それで思い出した先月紹介したEM実験の途中報告。

 1,台所の排水溝のヌルヌル(三週間経過)
    これは前回報告したけど、
   EM活性液の原液を流した一日目の翌朝には
   ヌルヌルは干からびたような感じになっていて、
   二日目の朝にははがれて流れていった。
    もっと奥の方のヌルヌルはまだ配水管にしがみついているけど、
   大分小さくなった。

 2,洗面所の排水溝のヌルヌル(18日経過)
    洗面所の排水溝は流れが悪くなってきたら
   パイプクリーナー(薬品)を使っていたが、
   今回はパイプクリーナーを使わないでEM活性液を夜に流してみた。
    台所と違って劇的にヌルヌルが無くなることはなかったが、
   これ以上流れが悪くなることはなく、
   だんだん流れが良くなってきたかも。(気のせいか?)
    あ、、、洗面台の水があふれないようについている水抜きの穴、
   これも奥の方が黒くなっていたので100倍液をスプレーしていたら
   少ーしずつ無くなってきたような。。。

 3,お風呂場の目地のカビ(18日経過)
    100倍液スプレー、これは全然変化無しでした。
   でも、擦ったら少しは取れたけど、、、EMのおかげかどうかは不明。
   活性液原液をかけていたバスタブと棚の繋ぎ目の黒いヌルヌルは
   かなり干からびて一部分は剥がれ落ちてきた
    台所とお風呂場ではヌルヌルの質が違うのかもしれない。
   台所は油でお風呂場はタンパク質かな。

 4,洗濯
    洗濯時に活性液原液を100cc位混ぜてみた。
   あるHPにはEMを入れると洗剤が2/3~半分で済むって書いてあったけど。。
   結果から言えばそんなことはない
   その理由は、、、ちょっと長いよ。

    我が家では洗濯はア○エールやア○ックのような合成洗剤ではなく、
   粉石けんを使っている。(忙しいときは液体複合石けんも使うけど)
    石けんは合成洗剤と違い、石けんの量が足りないと、
   せっかく石けんが捕まえた汚れを離してしまう性質がある。
   このため、石けんを使う時は一定の濃度が必要で、
   量が十分かどうかは洗濯中の泡で分かる。
   つまり泡が消えてしまうと言うことは石けんの量が足りないと言うこと。
   ここまでは分かってもらえたかしら?
    石けん洗濯について、詳しくは石けん百科 や 
   漫画家赤星たみこさんの赤星コムアワアワ洗濯を見てね。
    それで、洗濯時にEM活性液原液を入れて、
   粉石けんをほんのちょっとだけ減らしてみた。
   はい!見事に泡が無くなりました。粉石けんの量が足りませ~ん。
   EMを入れても粉石けんは減らせませんでした
    でも、合成洗剤に関しては分かりません。
   このことをHPに書いた人は合成洗剤使っていたのかな。
   EM使っているのに合成洗剤ってのもね。。。 
    臭いも取れるっと書いてあったけど、
   ダンナの肌着はやっぱりオヤジ臭い。(ダンナ、ゴメンよバラしちゃった。)

    EMが洗濯液に入っているので、
   排水溝はきれいになるかもしれないけどね。

 以上、我が家の実験。
もしかしたら条件によっては違う結果になるかもしれないけど。

 先日、EMのHPですごい事書いているのを見つけた。。。
「こわれたファックス(だったかなぁ)やテレビに希釈液をスプレーしたら直った。」
しばら~く掲載されていたのに、今日見たらこの一文だけ無くなっていた。
そりゃそうだろ。こんな事いくら何でもねぇ。。
でも、乾電池や電球に希釈液をスプレーすると長持ちするって。。。
おいおい。    

 うさんくさいEM、でも、排水溝に効果はあるEM、
色々実験してみるのもおもしろい。


EM その2

2006-02-23 | EM

 先日紹介したEM
分かり易いサイトを見つけた。(通販のだけどね)
  
 EMは有用微生物群の英語名の略で、
琉球大学農学部の比嘉照夫教授によって開発された。
 このEMには複数の微生物が共生していて、
使用されている微生物は、酵母菌や乳酸菌など、
食品加工に使われる安全で有用な種類ばかりだそうだ。
(なるほど、それでこの発酵液を飲んでいる人も居るんだ)

 EMも何種類かあるみたいだけど、
私が買ってきたのは「EMR」という物で、1本500mlで1500円也。
ちっとばかし高かったけど、物は試しと言うことで。

 売っている「EM」は休眠状態なので、
活性液や発酵液を作って
菌を活動状態にした方が効き目があるそうだ。
 活性液は、原液1~3%と、原液と同量の黒砂糖、それに湯冷ましを混ぜ、
1週間ぐらい暖かいところに置いておくと原液と同じように使える。
と言うことは、原液1~3mlが100mlになるという事!
それを100~1000倍に薄めて使うんだから・・・・・
500ml1本で、5000リットル以上・・・
ま、これくらいあれば惜しげ無く掃除や洗濯に使えるな。

 左が混ぜたばかりの活性液、右が1週間後。
1週間経つと液の中になんだかモヤモヤした物が見えてくる。

 それで、肝心なのが効き目。
使う前はちょっとばかり?でした。
 毎晩、寝る前に排水溝に活性液を流していたら、
奥の方の届かなくて掃除できないでいたヌルヌルが
5日ぐらいで無くなっていた。
まだ、ちょっと汚れが付いているけど、
ツルツルぴかぴか状態までもう一息。
液体のパイプクリーナーを使っても、ここまではきれいにならなかったな。
 使用前、使用後の写真を紹介したいところだけれど、
かなりグロイので載せられないや。

 今、お風呂の目地のカビにスプレーして観察中。
スプレーしただけでブラシでは擦らない。
と言うよりブラシで擦っても落ちなかったし。。。
(カビキラーは気持ち悪くなるので使いたくないのよ)

 ガンに効いたりアトピーに効くかどうかは知らないけど、
排水溝は掃除しなくても、とにかくぴかぴかになる。

-*-*-*-*2月26日追記-*-*-*--*-*-*

 ホームセンターでもなかなか置いていないEM。
EMを扱っているお店のショップ案内があるサイトはこちら
お近くのお店を探してみてね。


EM

2006-02-19 | EM

 前にも書いたけど、家の台所用洗剤は私の手作り廃油石けん。
でも、塩析した物以外は結構廃油臭い。
塩析しないでもこの臭いがどうにかならないか、
検索してみたら、・・・・「!」って言う物があった。
 それは「EM」
これを入れて廃油石けんを作ると、
全然臭いが無くなり色も白くなると言う。

 多くの会社が中和法で石けんを作っている中、
昔ながらの鹸化法で石けんを作っている「シャボン玉石けん」でも
昨年10月にEM石けんシリーズを発売している。
 これはEMで石けんを作ってみなければ!

 それで、まずEMの事を調べてみた。
EMとは、有用微生物群(=Effective Micro-organisms)の略。
家庭の生ゴミ処理や、排水溝の悪臭対策、汚染された河川などの浄化などに使われている。
 色々なサイトを覗いてみると・・・
「飲んでガンが治った。」とか、「お風呂に入れればアトピーが治る。」とか・・・
「何とか家族にも飲ませたいので、こっそりお料理に入れている。」・・・・・
ここまで行くとちょっと。
 飲むEMは1本5000円弱、アガリク酢と並んで売っていた。

 私は、石けんの方からEMを知ったけど、
もし、「飲むとガンに効く」なんて方から入ったら使う気になったかどうか?


 まぁ、シャボン玉石けんでも使っているし、
ガーデニングやっている友人は「EM、良いよ~」って言っていたので、
とにかく使ってみることにし、
ホームセンターのガーデニングコーナーで購入。
 EM原液と、黒砂糖と、煮沸して冷ました水をペットボトルに入れ、
1週間ほどおいてEM活性液を作ってみた。
私がお風呂に入るとき、ペットボトルを浮かべて暖めていたので、
なんだか可愛くなってくる。
 活性化してくるとガスが出るので、
ときどきふたを開けてプシュッとガス抜きをする。


 200倍に薄めてトイレ掃除に使ってみたけど、
汚れ落ちがよい気がする。(気のせいかも)
 今、台所の排水溝の奥の方のヌルヌルがEMでどうなるか実験中。
ホントに効くのか?

 長くなったので、廃油石けんについてはまた。