いぬのかかと

ホワイトシェパードのアンディの成長と日々の生活の記録

心の葛藤

2008年03月10日 | ホワイトシェパード
昨日のしつけ相談の予約の電話のときの話。
電話をしたのは旦那で、私はその相槌を聞いていて
後から内容を教えてもらっただけなので、言葉尻は全く違うかもしれませんが

現在のアンディの状況として
他の犬に噛み付いた経験がある。
散歩中に他の犬に吠える。
を聞いて、訓練士さん曰く
「すでに最悪の状況で、社会化と称して他の犬に会わせるどころか
毎日の散歩すらマイナスの要因にしかなりません。」だそうでした。

毎日の散歩で会う犬に吠える経験をすると
飼い主的にはすれ違っただけの状態でも
犬にしてみれば、吠えることによって不安の元が去って行った、と学習するのだとか。

そこで私は、アンディが他の犬に気づいた瞬間(又は気づくより先に)
吠えるかどうかを確認する前に言葉で制止し、吠えさせずに通り過ぎています。
最初は言葉の制止は聞かずに吠えてました。
が、最近は吠えずに通りすぎることができるようになっています。

ただ、屋外で私とアイコンタクトを取ることがほとんどありません。


ボールがあれば別。
(ぃや、ボールを見てるだけか)

マイナスになると言われても、散歩をしないわけにはいきませんからね。

でも、こうして問題点をひとつクリアできつつあるじゃん。
アンディはできる子だと確信してます。(親ばかですか?)
問題があるのは、飼い主のほうだってわかってます。



私のウィークポイントは
犬に人間のルールを押し付けて申し訳ない と思っていることです。
アンディではなく、犬のしつけというもの全般において思っています。

犬は人が保護しなければ生きていけない動物であると言う人もいますが
そういう状況を作り上げたのは人間です。

犬は、集団になれば熊さえ倒すことができる
日本においては食物連鎖の頂点に立ち得る動物です。
そして人間は、自分の脅威となる存在に対していつも残酷です。
脅威を感じるからこそ、怖い想像が現実になるまえに実力行使に出ます。
良くないと誰もがわかっているのに、世界から戦争がなくならないのがまさにそれです。

犬に対してもそうで、
賢く強い存在の犬は人間にとって脅威だからこそ
野犬は捕らえて殺すのが得策とされているわけです。
犬が人間の保護なしに生きていけないのは
そうしなければ、人間に捕獲され、殺されてしまうからです。

犬自体は強く、賢く、順応性もあるので野生でも十分生きていける種だと思います。(日本には人間以上の天敵がいないしね)
人間に保護されなければ・・・というのは人間のおごりと思っています。

すべては人間が快適に暮らすために作られたシステムの中で
人に飼われるために交配され、生まれてきたアンディを
我が家の家族として迎えてしまったのだから
人間が快適に暮らすためのルールに従ってもらうことも
近隣の方の迷惑にならないために
また、アンディが安全に暮らすためにも
犬を飼う覚悟として当然納得していなければいけないのですが
人間のためのルールを押し付けて本当にごめん。といつも思ってます。

私のしつけに対する迷いは、溺愛ではなく犬という種族に対する尊敬の念です。


あぁ、ついさっき私、良いこと言いましたね。
そうだ。アンディの安全のために。
旦那の仕事の都合もあるので、それも考えながら
しつけトレーニングについて前向きに考え中です。




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