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星組『眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)に― 』 1/2 11時

2014-01-02 19:08:18 | Weblog
今年の初観劇に行って参りました。
年末に工事をしていたところはすっかりリニューアルされていました。ロビー内も「100周年」のお祭りムード満載でした。

さて、公演の方は豪華な衣装にセット、記念の年の幕開きらしい大作に仕上がっていました。ほんの短い時間のお目見えの装置などもあって、贅沢の限りでした。お話は登場人物が多すぎて、初見では把握するのに精いっぱいでした。たくさんある歌は主題歌以外、耳に残るものはありませんでした。ロミジュリでも最初はさほど残らなかったのでそんなものかなと思いました。歌い手たちは揃って歌手だったのが印象的でした。(スター除く(笑))歌える人を中心に役が与えられているようで、専科の4人は完全に歌サポートでした。まこっちゃんなどはソロを2曲も歌う活躍振りでした。娘役もわかりやすく、はるこ、わかばが大階段の歌手を外れて、風ちゃん、綺咲がまこっちゃんと3人降りしていました。

星組の痛いところは主要なメンバーに歌手がいないこと…。ちえも昔に比べれば、劇的な進化を遂げていますが、上手いとはとても言えません。迫力のある歌声と声量はナポレオンの力強さを感じますが、せっかくのジェラール・プレスギュルヴィックの曲が活きているかは疑問でした。ねねは自身の音域より高いのかその音を出すのに精いっぱいの様子で歌詞は全く伝わりませんでした。声は出ているので、後半に少し余裕が出来たころに期待します。さゆみの副官の役どころは非常に好感が持てました。お芝居は悪くありませんが、こちらも歌は苦しい…。真風は長いもみあげが意外なほど似合っていてビジュアルは気に入りました。一方、ミュージカルたらしめるメンツ、ほっくんはさすがの一言。歌もお芝居もまわりから際立って見えました。相変わらず、見た目はイケてないんですけどね(^_^;)。星組の組子の威信をかけて(笑)、歌うのはまこっちゃん。原曲の美しいメロディラインを感じさせる数少ない歌い手でした。

ダンサーちえ主演にしては印象的なダンスシーンは皆無。ところどころ、「何?この昭和な振り付けは(ーー;)?」場面があり、ゲンナリしました。あとで調べると振り付けはみつえさんでした…。

お話自体は「おもしろい」訳ではないので、曲の良さが物語の中に馴染んで魅力的にならないとリピートしたい作品にはならないのではと思いました。ま、既に持っているチケットの回数分ぐらいま観ますけど(^_^;)。






大劇場ゲートはすっかりリニューアル


袋も券封筒も100周年仕様