のんびりでいいじゃない。

日常の雑事やら、宝塚やら、色々と…。

花組全ツ『長い春の果てに』『カノン』-Our Melody- 梅芸 5/27 12時

2012-05-27 19:13:53 | Weblog
観てきました。

再演モノのお芝居は初演をもちろん観ています。当時、月組は路線男役がたくさんいたので主要な娘役2つを男役が演じるなど、かなり記憶に残っています。初演はえみくら、再演は蘭ちゃんありきの作品だとは思いますが、どちらも似合っていてよかったと思います。

主役の悩める医師役はらんとむ。りかちゃん同様明るい金髪が若々しい(^ ^)。全ツ仕様でひんぱんに客席に降りてくるので、ハクハクしました。ショーならキャーキャー思っていればいいですけれど、しっとり歌いながら舞台から客席に降りてくるとそういうわけにもいきません(^_^;)。観ているうちにこの作品はシリアスな場面もありながら、お笑いも多かったことを思い出しました。その辺りはらんとむはお得意で楽しかったです。歌がかなり上達しているように思いました。

蘭ちゃんはエヴァ。子役の格好はまだまだお似合いでしたが、意外と背が高いことに気が付きました。“恋のライバル”たちと並ぶと一花もきらりも大きい方ではないので子役っぽく見えないのが難でした。歌はう~ん、今日の出来はイマイチでした…。

貧しい生い立ちでひねくれものの医師、クロードは壮ちゃん。何せ初演が本当の男と見まごう(^_^;)わたるだったので、雰囲気はかなり違います。それでも壮ちゃんも屈折した役はお得意(笑)。最後、病に侵され、らんとむと語り合うと、同期ならではつながりがいい感じに見えてよかったです。その後のらんとむのマジ泣きには涙を誘われました…。

タニが演じたブリスはだいもん。とても良かったです。きらりとの並びも素敵。アルノーはまぁくん。出番は多くはありませんが、もう少しインパクトがあっても良かったなと思います。他の男役ではききがいきなりセリフのある役で驚きました。花組では番手が上がるのでしょうかね。

幸ちゃん、ゆうひが演った役は一花ときらり。やはり、男役が演じるのとは全く違いますね。どちらもちゃんと良さがあって、今回はこの2人でちゃんとハマっていて良かったです。

出てきた時、誰だか全くわからなかったステファン母。あの赤毛は誰(@_@)???と思っていたらじゅりあでした!そうだ、初演は怪演ゆらさんだった(笑)。その勢いに負けるとも劣らない凄いインパクトとご当地吉本ネタで場面をかっさらっていきました(爆)。

ショーはついこないだ見たのに役替わりがよくわかりませんでした(^_^;)。ここでも驚きはきき。どれだけ出てくるの(笑)?今までにない立ち位置に歌も多いこと多いこと。楽間近だというのに、未だにテンパっているのが見て取れました(^_^;)。組替えすぐにこの扱いは本人もとまどうでしょう。少しも早く慣れて、銀橋でのキザりが様になるのを楽しみにしています(^ ^)。

次の大劇場は花組自体は組替え完了。どんな並びになるのか興味津々です。