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アンドレ稽古場日記

AND ENDLESS稽古場日記

12月9日稽古場日記有田逸成

2008-12-10 | CLASSICS vol.2
感動。






この言葉は二つの単語から出来ています。






感性と動じる。






自分は鬼蛾島を通して、毎日感動しています。






いろんな役者さんを見て感動しています。






皆さんの演技を見て感動しています。







皆さんと話して感動しています。







でも今度は自分が皆さんに感動を与えなくてはいけません。





いつまでも最年少の逸成ではいけないのです。







皆さんの感性を動じさせます。









皆さんの笑顔が見たいから。

12月9日芳賀恵子

2008-12-10 | CLASSICS vol.2
小屋入りしました!


小屋入りっていうのは、ワクワクとドキドキと…

そして改めて身を引き締められる日です。



絵で見ていた装置を目の当たりにし、
思い描いていた以上の照明と熱い音と。


興奮しっぱなし。


私の為に作ってくださった衣装に袖を通し、

想像が形になる瞬間。


全てが合わさって
役を自分のものにしていけるのです。


今日は鬼娥島でした。

舞台上で改めて見て、役者同士お互いの見え方を意見しあい、
アドバイスしあい、


必死です。


その必死が大好きです。


目指すものがあるから。

前にどんどん進みます。


いい舞台にしたい。


それだけです。


生きていると実感します。


終わったら雨が降っていて、


「雨降ってるよ~」

ってぼやきながらも


地球がまわってるって感じます。


人生晴れの日ばかりじゃないから

私達は生きてるんです。


このカンパニーを愛しています。


楽しくて仕方ありません。


興奮したみんなの
輝いた顔を見てると

本当に幸せになります。


作品が素晴らしいんです。
戯曲が素晴らしいんです。


時間は足りないんだけど、
何故かみんな幸せそうなんです。

これって作品の持つ力なんじゃないかなあって思います。


難しいんですよ、この作品。

本当に一筋縄ではいかないんです。

目指す所がエベレストですから。

できないなんて悔しくて仕方ない!


みんなにエベレストを見せたいから

富士山じゃいやなんです。


観客の皆様にエベレストを見せるのだ!


私達は生きているから、

生きている限り、

頂上まで登ってやる。

全ての自然を味方につけて

全ての自然を敵にして

私達はエベレストを登ります。


そうじゃないとこの作品は伝わんないってみんな知ってます。


春の穏やかな空気
夏の血がたぎる空気
秋の寂しげな空気
冬の冷徹な空気

喜び楽しみ怒り哀しみ

私達は全てを劇場につくり上げたい。

演劇にはそれができる。


人はそれをつくれる。

知ってるから。


この世に生きている全てのものは


それを知ってるから。


この戯曲に出会い

私は生きとしいけるもの全てを愛しく思いました。


みんながこの作品に惚れ込んだから


伝えたい。


本を読んだ時の高揚を。


精一杯捧げます。