アンドレ稽古場日記

AND ENDLESS稽古場日記

語り部/村田雅和

2009-12-23 | 桜の森の満開の下
『桜の森の満開の下』が終わりました。

ひとつの作品が始まって、終わっていくという事を、当たり前のようにずっと考
えていました。
今回出来なかったことは、次の作品で試そう。などと考えてました。

次があることが当たり前で、いつの間にか、それに慣れていたなと思ったんです


でも、あるとき西田さんがみんなに、これから先、死ぬまでにあと何本の芝居が
出来るんだろうな。
ってことを話したんです。


その時に、今までは無限に広がっていたものが、実はどんどん狭まってきてるん
だなって思ったんです。
この道には限りがあって、常に終わりに向かっているんだと。
だからこそ、気を抜かずに、純度の高いものを表現していかないと後悔するなっ
て思いました。

いつか来る「その日」まで、一つ一つ大切に歩んで行こうと思います。


『桜の森の満開の下』にご来場いただきまして、本当にありがとうございました




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